こんにちは南仙台の父（hrperficio）です。
今回は農業政策について取り上げてみました。
日本の農業は戦後長らく農協や全農といった大きな組織によって支配されて
おり、農水省の管理の下で米を中心とした農業政策によって運営されてきま
した。
最近は米離れであったり、少子高齢化の影響で跡継ぎが居ないといった問題
や農家がインターネットを使って直販する動きも強まっています。
ただ、一方で農協・全農・農水省という厚い壁は今でも存在しており、その
動きはまだまだ一部の動きでしかありません。
しかし、今後は今の状況で農業経営が成り立つ保証もなく、今の状況では意
欲のある農家や企業にも悪い影響が出ていきます。
さて、日本は今の農業の体制から抜け出して、自由化へのシフトを行ってい
くことになるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、太陽のカードの逆位置が出ています。
太陽のカードの逆位置は過信や失敗、不運や不調、衰退といった意味があり
ます。
結果としては今の農業の状況は更なる農業の衰退を招くことになり、戦後ず
っと続いてきた今の体制自体が今後は事実上機能できなくなることを意味し
ます。
今までは農業も含めて右肩上がりを前提とした経営前提にありました。
しかし、今後はそういった保証もなく、財源にも制限が起こることによって
体制の変革を必要とする状況を迎えていきます。
これは農水省を中心とする体制が崩れるだけではなく、農家側も大規模化や
工場化といった形での動きを取ることで、今までの零細農家を束ねて護送船
団方式で運営する農業の形が維持できなくなることを意味します。
意欲のある農業家と従来の延長線で考える農家との差が大きく開き、貧富の
差がここでも生じることになります。
こうした流れはこれから数年で顕著になっていくことになり、政治や経済面
でも大きな影響を与えることになりそうです。
次に環境条件ですが、節制のカードの正位置が出ています。
節制のカードの正位置は調和や自制、節度や調整、管理やバランスといった
意味があります。
この流れは中期的な流れとなっていきます。
そうでなければ多くの農家が経営を放棄せざるを得なくなるだけでなく、地
域にとっても大きなダメージとなっていきます。
営林も含めて人里での農業活動が微妙なバランスを自然と創り上げてきたこ
ともあって、これらを考慮した今後の体制が重要となるからです。
そのためにも零細農家の対応や指導といったものをどうするか、更に深刻化
する省力化対応などの問題も今までのスキームで議論してもあまり意味は持
っていません。
やはり、時代に合わせながらもバランスを取って、自然との調和や食糧確保
の節度や管理といったことも大事になります。
もちろん、意欲のある農業経営者への支援や世界市場への展開なども重要な
課題となっていきます。
こうした流れを両立させる形の対応を本来は農水省が先導すべきですが、ま
だまだ利権構造が大きく残った現状では少しずつの変革が現実的です。
こうした両方の流れをどうバランスを取って対応し、農業を継続的に運営し
ていけるかが農水省にとっての最重要課題となっていくでしょう。
