こんにちは南仙台の父です。
九州の西側はすでに新幹線網が完成しています。
まだ、長崎新幹線は一部ルートで繋がっていませんが、九州の西側は高速
鉄道網がネットワーク化されています。
東側にある大分県や宮崎県では新幹線はまだなく、地元では早期の着工と
開通を求めて運動を行っています。
国の財政も厳しいといわれる中、北海道新幹線の開業も遅れており、北陸
新幹線の全通もかなり先の状況、さらにリニア新幹線も着工見通しが立た
ない区間もある中で、東九州新幹線がどうなるのかは注目されます。
果たして地元の悲願は実現するのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、女帝のカードの逆位置が出ています。
女帝のカードの逆位置は挫折や軽率、感情的や浪費、未知の障害といった
意味があります。
やはり上述した通り、多くの新幹線プロジェクトを抱え、各々に問題を抱
える実態を見ると実現はかなり難しいことがわかります。
女帝のカードはそもそもが繁栄や豊穣や生産といった意味を持ちます。
仮に計画がスタートしたとしても、経済性や地形的な問題などもあって、
困難なプロジェクトになります。
また、多くの未達成プロジェクトを抱える現状もあり、本州のJR三社より
も経営的な基盤の弱いJR九州の負担も重く乗ってきます。
今後もインバウンドの勢いが継続できるかも含めて課題も多く、計画その
ものが承認される見通しも難しいというのが実情かもしれません。
かなり厳しいということは間違いなさそうです。
次に環境条件ですが、教皇のカードの正位置が出ています。
教皇のカードの正位置は連帯や協調、社会性や信頼といった意味がありま
す。
沿線の自治体が強く連帯して国やJR九州に実現を求めて行動を続けられる
かもカギとなります。
また、採算面や技術的な課題についても真摯に検討を行って、緩めの見積
もりとさせず、精度の高い工費と採算見通しも必要になります。
さらに利用促進を図るための施策であったり、並行して走る日豊本線の取
り扱いや空路との調整、包括的な検討を要する課題もあります。
最近は南海トラフ地震のリスクも上がったこともあり、耐震性などの強化
といった面も重要視されます。
こうした様々な要因を一つ一つ真摯に整理し、納得いく形で訴求できるか
が課題でしょう。
西九州側との差をなくすであったり、感情的な行動はむしろマイナスに働
くということもカードは示しています。
今後の少子高齢化社会が進む中で、東九州新幹線のメリットが訴求できれ
ば実現の可能性は高まることになります。
一喜一憂せず、一過性でない検討が大事になるでしょう。
