こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回はホンダと日産の関係について取り上げてみました。
EV開発戦略で共同体制を構築することになったホンダと日産ですが、まだ
具体的な形までは見えていません。
また、中国での販売でも苦戦する中で今後更に大きくなる開発・販売費の
体制にも課題が残ります。
関係性を深めて経営統合の形まで進めて、開発・販売力の強化をすべきと
の意見もあるようです。
さて、どちらかというと積極的な関係構築ともいえない両者が更に経営統
合にまで進めていくことはあるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、世界のカードの逆位置が出ています。
世界のカードの逆位置は衰退や堕落、低迷や調和の崩壊、不調や不明確と
いった意味があります。
結果としては更なる統合強化という話は進むこともありません。
むしろ、中途半端な関係性によって特長が失われることになったり、戦略
の不明確さによって軸が取れなくなったり、場合によっては特に日産が危
険に感じられますが、経営的な危機的状況に陥ることで捨てざるを得ない
状況に至る可能性があります。
ホンダにとってもこの中途半端な状況はよくありません。
戦略なき連携ということだけでなく、世界観を見誤った形での衰退という
運命が両者の将来に待っています。
両者が共同で物事を進めることでうまくいくことはなく、逆の目が出てか
えって行き詰まりを早める結果になりそうです。
次に環境条件ですが、太陽のカードの正位置が出ています。
太陽のカードの正位置は成功や誕生、祝福や幸運、結婚や満足、達成とい
った意味があります。
両者にとっては何が目的なのかが不明確な分だけ、やりにくい相手となる
だけでなく、両者の主導権争いであったり、地域的な販売戦略であったり
、何を目指すかの世界観はまったく見えていません。
まだ両者は中国市場を念頭に置いたところもあって、すでに意味のない市
場への戦略構築が今後の邪魔をすることも考えられます。
また、日産は今後更に財務的な厳しさを抱えることになって、ホンダにと
ってはそこも頭の痛い悩みにもなります。
結果として無理やり縁談の席につけられて見合いをした形となり、結果が
得られるような状況にないことを意味します。
簡単にいえば策がなく、見通しがない連携であるといっても差し支えあり
ません。
ホンダにはまだ再生のチャンスもあるので、どこで見切りをつけて誰と組
み直すのかを考える余裕はあります。
政府もこうした長期視点をどう考えていくのか、しっかり見極めを行うこ
とも重要な政策判断になっていくでしょう。