こんにちは南仙台の父（hrperficio）です。
国際運転免許という制度がありますが、二つの国際条約に基づいて条件が
決められています。
日本はそのうちのジュネーブ条約というものを締結・適用しています。
基本的にジュネーブ条約締結国と地域のみ有効となりますが、ウィーン条
約締結国と地域でもドイツやフランスなどのように、国同士の取り決めに
よって適用が可能となる場合もあります。（日本の場合）
最近はインバウンドによる経済的な影響もありますが、その一方で様々な
弊害も生じており、その一つが国際運転免許の確認不足や認識不足による
トラブルです。
例えば中国は本土がジュネーブ条約非締結、香港・マカオは締結、台湾は
特例により対応可という形で違いが生じています。
そうした背景から様々な問題が指摘されており、その上で国内での免許取
得要件を利用した取得なども増加しています。
こうした中で規制を強化し、確認を更に強い拘束で強化すべきという意見
も出ています。
果たして国際運転免許に対する確認が強化されて、その効果が得られるの
でしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、正義のカードの正位置が出ています。
正義のカードの正位置は公正や正当性、理性や両立といった意味がありま
す。
行き過ぎたものについては見直しが必要となり、そういう意味ではこれが
きっかけとなって規制に対する考え方が整理されることになることを意味
します。
制度自体を悪用したり、利益優先で確認を怠るといったものに対する規制
は強まっていくことになります。
また、国内の道路交通規制についても様々な観点から見直しも入っていく
ことになります。
海外からの観光客にとって、自動車での移動は観光の自由度確保や利便性
向上に大きな意味を持ちます。
高齢者対策などとともに、一定の安全規制が強まるのは時代の要請でもあ
り、様々な規制強化とルール設定が進むことになるでしょう。
次に環境条件ですが、戦車のカードの逆位置が出ています。
戦車のカードの逆位置は暴走や失敗、身勝手や狭い視野といった意味があ
ります。
やはり国内事情を基本とした法規制はやむを得ない事情があり、その上で
の国際的なルールの適用ということが前提になります。
日本の道路事情や環境などを考慮した国際運転検挙での運転は必要なもの
ですが、国際ルールと国内ルールが合っていないところもあります。
また、国と地域によっては日本と法令義務が大きく異なる点もあります。
国内でのレンタカーを含む道路走行ではこうした点も考慮して規制を強化
する必要があります。
また、国内での運転にあたっての注意喚起なども大事になります。
簡単に交付するだけでなく、講習や法令・規制の説明もしっかりと行うこ
とも大事になります。
当然のことながらこれは事故発生時の救護措置、自身が歩行者や自転車な
どで交通事故の被害に遭った場合の対応なども含まれてきます。
まだまだ改善の余地がある中で、かなり異質な交通行政体系を持つ日本の
環境もメスを入れる必要があります。
今後は更に問題も大きくなっていくことが予想され、早く対応を打って改
善しなければならないと思います。
