こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
日中関係の悪化だけでなく、中国の景気減退や異常な投資資金の動きなど、
色々な現象が起こる中で日本の投資や貿易の実態が変化しています。
人件費の上昇などもあって、単純に中国から拠点を移す実態もあって、動き
自体も単純なものだけでなく、政治的な問題から安全面の配慮で撤退を決め
るケースも出てきました。
中国も秋波を送りながらも政策面では厳しい対日政策は保持しており、環境
が緩む気配も感じられません。
果たして日本の対中投資・貿易は今後も減少していくことになるのでしょう
か。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、死のカードの逆位置が出ています。
死のカードの逆位置はリスタートや新展開、上昇や立ち直り、再構築といっ
た意味があります。
今後は貿易面での改善は出てきますが、一気に改善したり無条件で改善する
といったことにはならないようです。
戦略物資であったり、先端技術に関しては従来通りの流れになっていきます
が、それ以外の民生分野や食品・農水産物に関しては新たな展開が発生して
いくことになります。
ただ、中国の市場性価値もかなり変化してきたので、中国をあてにした経済
効果を求めるような貿易は難しいと考えた方がよいでしょう。
投資に関しても従来と異なり、大きく変化した関係性となります。
利益を上げる投資に対するリスクが大きいので、中期的な投資分野に限定さ
れるような形に変わっていきそうです。
製造に関する投資はあまり増えていかないでしょう。
いずれにしても過去に立ち戻ることはなく、新たな関係性での経済関係が始
まるといった意味になります。
次に環境条件ですが、運命の輪のカードの正位置が出ています。
運命の輪のカードの正位置は転換やチャンス、変化や向上といった意味があ
ります。
政治的な対立や国際関係は今後も厳しくなっていきため、投資や貿易も業種
によっては差が開くことになります。
半導体や工作機械などに関するものは制限が厳しくなり、先端技術となる技
術投資も難しいでしょう。
また、希少金属などの輸入なども更に条件が厳しくなるため、日本としては
対中依存度の低下を意識した経済構造は避けられません。
そんな中で伸びるのは消費財や食材関係といったものが主体になります。
日本との価格差があって、輸出に適したものは伸びが期待できますが、中国
生産で日本への輸入にとってはメリットは更に減っていきます。
力関係が大きく変わったことで日中間の経済関係も大きく変化します。
投資も貿易も金額は小さくなっていきますが、中国側も日本から得たいもの
は少なくなっていくので、そうした日本経済の実態も踏まえた関係性にこれ
から動いていくことになります。
その一方で今まではクローズアップされなかったモノが注目されて投資や貿
易の対象となる変化も出てきます。
いずれにしても中国との関係性は更に難しさを増す中で、従来と同じ考え方
では成立しないことは間違いありません。
チャンスのある分野と期待できない分野が明確に分かれていく感じになって
いくでしょう。