こんにちは南仙台の父です。
メガ企業が様々な理由から資本を減資して法的な中小企業に移行する事例
が増加しています。
今の法制度では問題がありませんが、経済上の影響が大きく発生するとい
う中でも、こうした問題は放置すべきではないという意見もあります。
日本経済がシュリンクしていく中でこうした事例が益々増加し、経済の停
滞や株式市場への影響を懸念する声もあります。
果たしてこうした大胆な手段が経済原則の中で禁止される方向になるので
しょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、力のカードの逆位置が出ています。
力のカードの逆位置は甘えや無気力、人任せや優柔不断、牽制をふるうや
身勝手といった意味があります。
日本の企業数の数%しかない大手企業が日本経済の大きな地位を占めてい
るとはいえ、こうした形でネガティブに生き永らえる実態には多くの問題
があります。
また、トレンドとして安易にこの手法が使われている問題もあって、一部
には再上場を果たしたものはありますが、この手法はむしろ企業の体力を
奪うような劇薬のような媒体となっている一面があります。
世論もこうしたことに対する不満は強く、中小企業から吸い上げた利益が
本来の成長にも繋がっていない現実に厳しい視線が向けられています。
今後は一定のルールの範囲内で適用が可能となるなど、規制がかかってく
ることにはなるでしょう。
しかし、この手段を使わざるを得ない企業があるのも実態としてあり、禁
止ということにはなりません。
ただ、事実上この手段を得ることは経営が行き詰まっていることを世間に
認めていることでもあり、資金調達の面でも信用低下に繋がる一面を考慮
すれば規制せざるを得ないところは事実です。
適用自体は政府の干渉など様々な要因が絡むことになって、難しくなって
行く方向になるでしょう。
次に環境条件ですが、吊るされた男のカードの逆位置が出ています。
吊るされた男のカードの逆位置は徒労や痩せ我慢、投げやりや自暴自棄、
限界や自業自得といった意味があります。
安易にこの方法を適用するにあたっては甘言で経営責任を回避して、企業
を継続させるという誤った考え方も背景にあります。
また、企業を根底から脅かす敵対的な買収などからの保護といった形で選
択した事例もありました。
ただ、これらは環境要因はあったとしても経営の責任であることは明白で
、今後の適用にあたっては経営責任の明確化と辞任、更には出資者などか
らの民事訴訟のリスク(逆にいえば企業提訴のハードルを下げること)な
どが適用条件として認められるという形になります。
今までは経営責任を逆に受け取って、問題解消までが経営の責任といった
考え方もありましたが、この状況ではもっとドライな形でその場で経営と
して失格、辞任に伴うインセンティブの禁止など、経営に対する甘えの排
除や責任追及の強化といったことがトレードオフとなる可能性があります。
いずれにしても逃げ得的に使われた一面もあり、見方を変えれば企業犯罪
に近い要素も見られるだけに、厳しい条件での適用は仕方ないかもしれま
せん。
ここまでのリスクとなると雇われ役員などは簡単に手を出せない一面も出
てきます。
いずれにしても経営評価が企業評価である一面が強い方向になって、安易
な企業運営が難しくなる方向に進むことは間違いなさそうです。