練習前の掃除のときには換気扇を回す。
もちろん換気扇だから外と通じているわけだが、掃除が終わり
さぁ、いよいよ部活だ
と、部室から出て畳の上をうろうろしていると黒い点々があるではないか。
な、なんじゃこりゃ
掃除をしたはずの畳の上にこれでもかとある黒い点々。
自分の足の裏を見ると、そこにも黒い点々がある。
いつの間に僕はこんなにホクロが増えたのだろう・・・
よく見ると小さな虫のようだ。
しかも、その虫には白い綿のようなものが付いているものがいる。
そうか、もうそういう季節なのか。
その虫の存在を北海道に来て初めて知った。
『雪虫』と言われる奴だ。
こいつが飛ぶと、2,3週間後に雪が降るらしい。
この時期
チャリをこいでいるときに、白い綿の様なものが向かってきたら雪虫だ。
服や髪に大量にくっついてびっくりしたことがある。
たまに口に入るし。
しかし、換気扇のところから入って畳の上にこれでもかってくらいいたのには驚いた。
みんななんか死んでるっぽいし。
死んでなきゃ畳にへばりついてないか。
きっと換気扇に巻き込まれて、グシャーって・・・
ちっさいからそんなことはないか
それはともかくそろそろ雪か。
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