もう君のあのふっくらとした蕾を見ることはできないのだね・・・
あんなにやわらかくておいしい君の蕾と別れるなんて寂しいよ。
最初に会ったのはいつだったかな?
田舎から出てきた君はまだ垢抜けない子だった。
そんな君を見つけた僕は思った。
「まだ垢抜けていないが、これは光る原石だ」とね。
すぐさま君に声をかけた。
まだ都会に出てきて間もない右も左もわからない君は
素直についてきてくれた。
僕中の狼が牙をむき出しそうになるのを必死で抑えた。
すぐにでも・・・
でもそれじゃダメなんだ。
丁寧に君の体を洗ってあげる。
キレイになったね。
そこに僕の好みの服を着させてあげた。
ふっくらとした蕾を優しく服が覆っていた。
もうそこにいはあの垢抜けない君はいなかった。
そこにいるのは僕好みにアレンジされた、非の打ち所がない美しい君だった。
そんな君も徐々に成長していき
僕の手なんか借りずとも自分でキレイになるすべを見つけた。
もう君には立派な花が咲いているよ。
僕が君にしてあげられることあもう何も無い。
お別れの時がきたんだ。
バイバイ
ふきのとう
また来年の春に!
もう、ふきのとう、花が咲いちゃっておいしくないのよ。
でもまだ蕾のやつもあったから昨日必死で集めまわったのさ。
ロリータ魔人一号 ニシーダの襲来だ。
容赦なくまだ蕾のふきのとうを狩っていく。
「僕からは、逃げられんぞ!!
グヘヘヘヘ、その蕾触らせろ」
そんなでたくさんのふきのとうが集まりました。
前回調べ方が足りなかったのか
天ぷらにするには茹でたりなんだりという過程はいらないらしい。
でもなんか怖いから
水でしっかり洗って、半日水にさらしあく抜きをしました。
これ午前中
焼きそば食いにいったりして
夜、ついにふきのとうの天ぷらを
ロリータ魔人二号 リンータ
「可愛い服を着せて僕好みにしてあげよう!!」
衣を付けてふきのとうを揚げていきます。
んで完成
右下がふきのとう
今回は素麺と一緒に頂きます。
柔道部的にこれだけだと物足りないんで
チャーハン的なものも付け加えて。
皆でおいしく頂きました。
これにて今年のふきのとう食い納め。
もうほとんどのふきのとう花開いちゃったから
次はまた来年の春ですね・・・
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