兎月庵日記

五句三十一音詩は名称を変えつつ時代の波をくぐり抜けてきた。衰退と復活、上記視点から五七五七七の未来図を航行しています。

11月7日(木)

2024-11-07 21:41:47 | 日記

円の会の注目作二名分を投稿する。Xに歌集読了の一件をあげる。歩数は1,277歩だった。

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『一本亭追福狂歌集』

追悼狂歌各詠
                        戸田花交
一本亭くほん浄土にゆけと猶十方世界へ照す言の葉
                        平山呉山
なき人にくみて手向む一ほうし名にもふようのはな香ある菓を
                        松田海棠
おもひきや跡をとふはの一本亭さきたてゝけふ手向せんとす
                        藤井浄鑑」(九オ)
弓の矢の一本亭は西方のねらひはつさすいたり至らむ
                                                西澤桃里
極楽にいまそすみ画のたまのぬし世をはや書の身社悲しき
     みまかり給ひし事を秋の頃
     伝へ聞て              辻本鳴鳳
まねかれしことも有しに一もとの薄もかれて心さひしき
                        石井千葩
恩を荷ふ其一本の棒おれてちから落しのかたのわるさよ
                        中村兔山
枯し身を思へはおしき芙蓉花のかへり咲くなることもなくして」(九ウ)



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