兎月庵日記

五句三十一音詩は名称を変えつつ時代の波をくぐり抜けてきた。衰退と復活、上記視点から五七五七七の未来図を航行しています。

11月21日(木)

2024-11-21 21:03:26 | 日記

円の会の11月自由詠の作品評を一首投稿する。YouTube(立花孝志、バカな人達いかに利用するか?)とヤフーニュース(稲村和美、刑事子告訴へ)から各一件をに取り込んだ。歩数は1,492歩だった。

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『狂歌東乃春(きょうかあずまのはる)』

鬼のやうにきのふいはれしかけ乞もはるにやはらくけさのかほつき
   年内立春                     枩青
ゆけもはやけふハ霞とたつ風呂のとしの内なる春そ汲しる
                            波静
啼そむる月星日とて年の内に春のためしを引やうくひす
 *「月星日」=「鶯のさえずる声をいう。月日星(つきひほし)」(日本国語大辞典)
                            唾高
としのうちに来るとハいへと春たつはせとはかりかは空そかすめる
 *「せと(瀬戸)」=「(「せど」とも。「せ」は「狭(せ)」と同源か。「と」は、両側からはさまれて狭くなっている所の意)狭い海峡。両方から陸地がせまっている小さな海峡。また、川の瀬の幅が狭くなった所」(日本国語大辞典)
   歳暮                       松青
大節季人もいそかしとしの暮くれぬものかハかけも乞ねハ
 *「かけ(懸・掛・賭)」=「金銭の支払いを後でする約束で行う売買。かけ売り。かけ買い」(日本国語大辞典)
                         波静」(七オ)
世話しきも静におもふもけふ越て暮行丑のとしの坂かも
                            唾高
此ころは隙行駒も牛とてもあしはやなれや暮るとしの尾
 *「ひま行(ゆ)く駒(こま)」=「(『荘子ー知北遊』の『人生天地之間、若白駒之過郤、忽然而已』による)壁のすきまに見る馬はたちまち過ぎ去ることの意から、月日の早く過ぎ去ることのたとえ」(日本国語大辞典)
   追加
     車坂の年のくれを              芙蓉花
一とせもめくりてはやくくるま坂油断するまも跡へもとらす
   試筆               下谷三枚橋 高田圓乗
寅の春けさハうそふく風もなく松もならさぬ門の松竹
   年内立春                    仝
年の内と思ひの外に春もはやけふもち花のつきて賑ハし(七ウ)



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