コロナウィルスの感染拡大を防ごうと国ももちろん、各地方自治体もあの手この手を使っている。特に、地域経済の重要な担い手であり、その一方でマスクを外さざるを得ない飲食店での対応に苦慮しているようで、厚労省肝煎りの接触確認アプリもそうだが、「チェックイン型」とも言える仕組みがあちこちで取り入れられている。
ここいわき市でも「あんしんコロナシステム」なるものが導入されている。
参加している飲食店に掲示されているQRコードをスキャンしてチェックインし、その時間帯にその場所にいたことを連絡しておく。同時刻に店にいたひとに感染が見つかると、接触者として問い合わせが来るという仕組みらしい。
チェックインの対価として、都度100円引きのメールクーポンが送られてくる(7~8月限定)他、月に1回、抽選で5,000人に3,000円の商品券が当たる仕組みになっている。ある日、その3,000円の当選メールが送られてきた。タイトルやら本文やらがいろいろ怪しいのはとりあえずおいておく。
流石にこの金額だとメールクーポンというわけには行かないらしく、紙クーポンが郵送されてくるとのこと。ありがたいことではあるが、3,000円×5,000人×(7月から2月)=135百万円と、商品券だけでも結構なコストになる。それに都度100円、システム開発・運用費などもふくめるとそれなりの規模とはなる。
感染拡大防止と経済の両立とはいうが、なかなかかんたんには行かないことがよくわかる。それにしてもさっさと収束してくれないものか。