東京を含む9都道府県に出されている緊急事態宣言だが、6月20日までの再延長が決まった。東京では6月末までの約180日間のうち、150日間緊急事態宣言が出っぱなし、ということらしい。ニュースでは「緊急事態の日常化」という表現も使われたほど。
本来ならば、人流を抑制して感染拡大を防ぎつつ、根本策であるワクチン接種をすすめるということだったんじゃないかなと思われるのだが、その肝心のワクチン接種が、調達、物流、接種のすべてのオペレーションで上手く行っていないように思われる。国民からすると自粛だけをずっと求められて、状況を根本的に変える手が打たれていないので自粛がずっと続く、という悪循環に落ちいているのではないかと疑心暗鬼になる。
もちろん、マスク、手洗い、うがい、消毒、三密回避は続けるのだが、一体どうなったらゴールに辿り着くのか、それがいつになるのかを政治は示してほしい。