やっぱり超満員に
広島から後続の列車がやってきて、乗り換え客が殺到。2両編成のレールバスは案の定満員になってしまった。
人が大勢乗らない設計になっているため、エアコンも能力不足。折から天気も回復してきて蒸し風呂のような状態に。これで窓が開けばよかったのだが、全て固定窓。みんな汗をかいて大変だ。こんな状態で出発進行。芸備線と分かれて、江の川を渡る。これから3時間近く掛けてこの川を海まで下っていくことになる。
江の川に沿って
川沿いにくねくねと曲がって走る線路。時速30キロ制限区間も多く、隣を走る国道の車のほうがよっぽど早い。「戦場にかける橋」を見に行ったときのタイのローカル線のイメージに近いかな。
こんな堰もある。
普通に走れる区間はごくわずかでのろのろ運転。だったらトロッコ列車でも走らせれば良さそうなものだが、新幹線からのアクセスがよくないので難しいのかな。
似たような風景が続くが、あまり飽きないのは初めて乗るせいか。
こんなところを列車はゆっくりゆっくり走っていく。
口羽駅を過ぎて、新線区間(といっても昭和50年代だが)に入ってもなかなかスピードは上がらない。長いトンネルに入って、ようやく飛ばし始めたといたところか。子供の頃に三江線全通、というニュースをやっていたのにねぇ。
村祭り。
新線区間にある宇津井駅は降下のどまんなかにある高所恐怖症にはつらい駅。
新線区間は浜原で終わり、またのろのろと旧・北線区間を走って、石見川本へ。車両は変わらないのだが、いったんここでこの列車は打ち切り。1時間半後に会いましょう。
汽車が来なくなる町で
駅前には町が設置した案内所兼休憩所。廃止まであと半年を切りました。
ここでは特産品の紹介・販売や、エゴマ茶の接待などをしていただける。記念乗車票も配っていて、担当の方によると今日の列車には284人も乗っていたそうだ。今年最高だとか。そりゃぁ満員にもなりますな。
昼ご飯でも食べるかと思ってうろついたが、日曜日ということもあって、あまり開いている店はなかった。せっかくなのに残念。せっかくなのでもう少し盛り上げていただいてもよかったようにも思うのだが・・・。