土曜日。9時半過ぎの列車で水郡線は袋田駅に向かった。
最初は水戸郊外の農地の真ん中を走るのだが、だんだん山間に差し掛かる。
やがて線路は久慈川に沿うようになる。
この久慈川が去年の台風19号で氾濫し、水郡線の鉄橋が流されてしまった。現在、袋田と常陸大子の間がバス代行となっている。
川岸の木々も色づいて、晩秋の風景。空も澄み渡っている。
ローカル線には珍しい4両編成。シーズン中なので多くの人が袋田駅まで乗っていた。この駅も含めて、水郡線ではSuicaがほとんど使えないので、精算担当の車掌が二人も。駅からはバスで滝の入口「滝本」バス停まで。このバスもシーズン増便していて2台での運行だった。
バス停から滝の入口までは5分ほど。Google Earthで立体的に見ると、滝はこんな形になっている。
ゴツゴツとした岩山。色づいた木々と青空のコントラストが美しい。
なかなか良い感じに色づいた紅葉。
背景の川をぼかして取ってみた。
トンネルの入場券売り場の前には結構な列ができていた。そばにある紅葉もきれい。
混んではいたが、さほど待たずにエレベータにも乗れて、第2観瀑台の上の段へ。
滝まで火が回っていなかったので惜しい。コンデジやらiPhoneやらのHDR機能をフル回転させてなんとか両方きれいに撮れないものかトライ。
第2観瀑台の下段。
どこかのTVクルーが取材に来ていた。
エレベータで第1観瀑台に降りる。ここは完全に影に隠れてしまい、きれいな写真を撮るのにひと苦労。
もう少し待てば陽が回るのかな。とはいえ、小一時間待ちそうな感じだったので、吊橋口から戻ることにした。
河原の岩の上には野鳥。
見返りつつ、滝をあとにする。
この時間に駅までのバスはなく、駅に行ってもするに帰りの列車はない。そこでのんびりと歩くことに。滝から流れてきた川は滝川というらしい。そのほとりにあった薄く色づいた紅葉。これも風情がある。
袋田温泉の宿の庭の紅葉は真っ赤。
いやいや、なかなかの紅葉狩りだった。