お休み前のBLOG。

息抜きの海外旅行にも行けず、特急ひたちで東京と浜通りを行き来する平凡な日々を描くブログです。

電波時計を修理する

2017-02-05 | 道具・もの
 10年ほど前に、大学の指導教授の叙勲パーティの引き出物でもらった、電波時計。CITIZENの製品で実際の製造はリズム時計工業の8RZ016-006という製品。ソーラー付きで電池要らずだと思っていたのだが、さすがに10年も経つと電波受信時に液晶が薄くなることが多くなっていた。



 あるとき、電波での補正が効かなくなった。ついに寿命かと思ったが、先生からいただいたものなので、できれば延命させたかった。そこでGoogle先生に聞いてみた。すると、この時計には電池寿命があることがわかった。
 この時計にはソーラーパネルと充電池のほかにボタン電池が付いている。実際には、このボタン電池が主要な電源のようだ。したがって、ボタン電池がなくなるとこの時計は動かなくなる。しかも、良くないことにこのボタン電池は基板に直付けされている。つまりボタン電池が交換できないので、ボタン電池の寿命がこの時計の寿命と言うことになる。
 いくつかのブログを参考にして、ボタン電池を交換できるように改造してみることにした。用意したのは、3ボルトのボタン電池用のホルダー。秋葉原で50円で買ってきた。
 早速作業に取り掛かる。筐体は4本のネジで取り外せる。



 上の写真の右下の黄色いものがボタン電池。その隣の青い小さいボタン電池が充電池だ。黄色いボタン電池を基板から剥がして、電池ホルダーに交換する作業を行った。基板の裏からはんだごてをあてて、直付けされている電池の足を剥がしていく。ほどなくして電池が外れた。



 幸いなことに、新しい電池ホルダーの足の間隔は前の電池のものと一緒だった。



 基板の電池跡地に足を差し込み、ハンダ付けをする。出来上がりはこんな感じ。



 組み立てて、電源を入れてみたところ表示が乱れてしまっていた。もう一度分解して、液晶の裏側のパーツを正しく付け直すと、きちんと表示されるようになった。30秒もしない内に、標準電波を拾って時刻も正しくなった。これで修理完了。



 参考にしたのは以下のブログ。

DaZhong Lab
自作☆改造☆修理の館
JF2IKJの悲喜交交な週末Ⅱ
yawattaの雑学と自転車と...

 先人の皆様、ありがとうございました。
 ちなみにコストは、電池が2個入り100円、電池ホルダが50円の合わせて100円。

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