お休み前のBLOG。

息抜きの海外旅行にも行けず、特急ひたちで東京と浜通りを行き来する平凡な日々を描くブログです。

ずれてる…

2012-10-20 | 世間の出来事
 ノーベル賞を受賞された京大の山中教授が、記者会見で連絡が来たときのことを尋ねられ、「洗濯機ががたがたしていたので、直していたところに携帯が鳴った」と答えたことにちなみ、田中真紀子文部科学大臣が「洗濯機を贈ろう」と真顔で提案したという。

はぁ?

 どこかのブログで「虚構新聞」の記事じゃないか、というのがあったが、大まじめ。「産経新聞」の記事を見てみよう。

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 田中真紀子文部科学相は16日の記者会見で、ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった山中伸弥京都大教授に洗濯機を贈ることを、同日の閣議後の閣僚懇談会で提案したことを明らかにした。

 山中教授は受賞決定後の記者会見で、ガタガタと音がする自宅の洗濯機を直そうとしていたら受賞の連絡があったと話していた。田中氏は閣僚懇で「閣僚1人当たり5千円から1万円の寄付で買えるのではないか」と提案。ただ、閣僚の寄付は法律に触れる可能性があるとして、再度検討することになったという。

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産経新聞iza!「ノーベル賞の山中教授に洗濯機を 文科相、閣僚懇で提案」から

 山中教授は、この話で「全く受賞を予測しておらず、日常生活のありふれた午後を過ごしていたら連絡があって、非常に驚いた」ということをユーモアたっぷりに伝えたかったのではないだろうか。いろいろな報道によると、講演などでもユーモアを交えて(というより、関西ご出身らしく笑いを取ってなんぼ)話されるそうなので、「ネタ」とまではいわないが「そこは笑うところ」なのだ。
 それをまじめに反応してしまうマキコ大臣の「庶民感覚」。「洗濯機を直すぐらいだったら、買ってあげよう」という純粋な?気持ちから出ているだけにたちが悪い。山中先生は洗濯機が買えなくて直しているわけではないからだ。人気取りかも知れないが、素で考えていたとしたら、そちらの方が恐ろしい。

 Twitterでは、早速大喜利ネタになっている。笑いには笑いで返すようにして欲しいものだ。


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