昔からフットワークだけは軽かったが、あまり深く考えずに感覚だけで動いていたが、4年ほど前に仕事で大きな失敗をしてから、周りの評価の低下と収入減少の恐怖、自分の無力感と将来の不安で責任や仕事から逃げる傾向が大きくなってきた。
そんな状況では、周りへの配慮や段取りへの余裕がなくというか脳の中で考えがループして全く進まない。
そういう状況でミスや抜けが頻発し、自分でも注意しているつもりだったが、その部分だけ欠損している、見ているようで見えてない感覚。同じことを繰り返し、当然居場所もなくなってくる。
そんな中で、精密製品の製造という全く門外漢の仕事に配置され、引継ぎもろくになく、おまけに不器用で注意不足なのでただ一つの製品も作れずに、周りからは陰口をたたかれ、製造時に手が震えるなど明らかにおかしくなっていた。
のちにメンタルクリニックで分かったことだが、私はADHDだったとのこと。
注意力が低く、衝動性が高いため、自分が危険を感じると衝動的にとんでもない行動を過去してきた。
苦手な人や恐怖を感じる人に対しては衝動的、反射的に適当な言い訳をして、それを突っ込まれて立ち往生することはこれまでに数えきれないほどあった。自分でも全く考えていないのは明らかで、そういうところがさらに信頼をなくし、自己信頼を低くしてしまう。
そうなりたくないので、自分のペースを崩されることが恐怖に感じる。
だから仕事に対してはできるだけ逃げる、避ける、沈黙するという自己防衛が先に立っていたと思う。しかし、そういう姿勢がより、周りをいらだたせ、失望させているのも理解はしているが、はっきりいってどうにもならない。
脳が空回りしている、考えようとしても考えられない、そんな無力な自分が本当に嫌になるし、仕事はもとよりこれから生きていくことにも自信が無い。
脳というものは恐怖やストレスを感じ続けると海馬が萎縮するとのこと。代わって偏桃体という危険を察知する部分が大きくなり、大脳の機能も落ちるとのこと。
この何年間、ネガティブ思考と無力感、逃げることばかり考えていたので、脳も萎縮、壊れてしまったのだろう。
脳の回復には、ポジティブ思考と前進思考が大事とのこと。自信はないが、進むしかないな。