著者は、Rule22項【「苦痛」をモチベーションにする】で、『何かを継続しようと思うとき、
「より苦しみを少なくしたい」と思うのは当然の心情だと思う。
もちろん、常識的に考えれば、何事においても、苦痛や痛みはないに越したことはない。
でも、この「苦痛」は、モチベーションを維持させるために大いに利用できる感覚でもあるのだ。
なぜかというと、「苦痛」という感覚は、きわめて再現性が高く、強い信号だからだ。
「幸せ」な感覚は、再現性の高い感覚ではないのだ。
そんな再現性の高い「苦痛」をモチベーションアップに役立てるとは、どういうことだろうか。
それは、苦痛をモチベーションにするということは、自分の「悲壮感」に訴えること、「悲壮感」
を演出するだ。「悲壮感」に訴えることは、自らの気がつかない可能性、潜在意識に訴えるこ
とでもある。「悲壮感」を利用すれば、自分が想像していた以上の継続力を発揮できるかも
知れないのだ。』と言っています。・・・・それでは本文紹介・・・・・・。
Rule22 「苦痛」をモチベーションにする
何かを継続しようと思うとき、「より苦しみを少なくしたい」と思うのは当然の心情だと
思います。もちろん、常識的に考えれば、何事においても、苦痛や痛みはないに越したこと
はありません。
でも、この「苦痛」は、モチベーションを維持させるために大いに利用できる感覚でもあるの
です。なぜかというと、「苦痛」という感覚は、きわめて再現性が高く、強い信号だからです。
「幸せ」な感覚は、再現性の高い感覚ではありません。
たとえば、あなたが以前立ち寄ったカフェで、リラックスできて、幸せな気分を抱いたとします。
でも、その感覚を再現するということはなかなか難しいのです。
でも、「苦痛」は違います。勉強の嫌いな子どもたちにとって、夏休みの宿題は大きな「苦痛」
です。計算ドリルに、漢字の書き取り、読書感想文……。
もっと遊んでいたいのに、嫌々ながらもこなさなければなりません。
この「苦痛」の感覚は、冬休みの宿題にも、春休みの宿題にも、そして毎日やる宿題にも
再現されます。勉強の嫌いな子どもたちにとって、宿題は何度やってもやはり嫌なものでし
かないのです。
◎「悲壮感」を演出する
そんな再現性の高い「苦痛」をモチベーションアップに役立てるとは、どういうことでしょうか。
たとえば、あなたが、毎朝5時に起きるという習慣を始めたとします。
でも、朝が苦手なあなたにとって、毎日の早起きはとても「苦痛」です。
そんなときは、毎朝、こんなふうに自分白身を励ましてみればいいのです。
「早起きが苦手なのに、自分は毎朝こんなにがんばっている。自分は何て立派なのだろう」と。
つまり、苦痛をモチベーションにするということは、自分の「悲壮感」に訴えること、「悲壮感」
を演出することです。
「悲壮感」を演出するなどと書くと、安っぽい自己陶酔のようにも見えて、ばからしいと感じ
る人もいるかもしれません。でも私は、このやり方で習慣を継続している人は、世の中にたく
さんいると確信しています。
それは、私たちの遺伝子には、「悲壮感」で苦境を乗りきるプログラムが書き込まれている
と思うからです。
動物たちは、苦痛から逃げてばかりはいません。最大の苦痛である天敵と出会ったとき、逃げるばかりでなく、ときには立ち向かって戦うこともあります。
弱肉強食の世界です。あっさりと負けて、食べられてしまうかもしれません。
でも、動物たちはときに、「悲壮感」を持ちながら必死になって戦うのです。
私には、動物だけでなく、人間にもこの「悲壮感」がプログラムされているような気がして
なりません。もしそうであれば、自分の心の中の「悲壮感」に訴えることは、自らの気がつか
ない可能性、潜在意識に訴えることでもあります。「悲壮感」を利用すれば、自分が想像して
いた以上の継続力を発揮できるかもしれないのです。
物事を、よしと、受け止める事、今の憂鬱も、明るい未来へ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・プロローグ!!
朝の来ない、夜はない!! 陽の昇らない空はない、
雨の降る天気であっても、その雲の上の空には、陽が昇っているのだ!!
いやはや・・・・どこまでも能天気な爺さんでありますが。
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