飯田橋ライブラリー

飯田橋ライブラリーを運営する図書委員会からのお知らせを掲載しています。

汐見夏衛作「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」POPコンテストの作品紹介

2024-10-09 10:00:00 | 日記
こんにちは!
飯田橋ライブラリー図書委員会です

引き続きPOPコンテストの応募作品の紹介です👏🏻

今日の作品を応募してくれたのはKママさん

書籍「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」汐見夏衛

戦争中にタイムスリップした少女を待ち受けるいくつもの大切な出会い。そして別れ… ハンカチ必須!

POPコンテストでは見事銅賞を受賞しました🥉

汐見夏衛さんの同名ベストセラー小説ということで実写映画化もされているようです
余計に読みたくなりますね😽🙌🏻

Kママさん、応募ありがとうございました!

作品紹介はまだまだ続きます
次もお楽しみに!!

森田

庵野秀明作「シン・ゴジラ」POPコンテストの作品紹介

2024-10-08 10:00:00 | 日記
こんにちは!
飯田橋ライブラリー図書委員会です。

今日もPOPコンテストの応募作品を紹介していきます。

今日ご紹介する作品を応募してくれたのはヤシオリさん!

映画 庵野秀明作「シン・ゴジラ」

単なる怪獣映画ではない。
大震災、戦争、COVID-19...神の化身ゴジラは人類への怒りの象徴であり、国家を嗤う。


POPコンテストでは見事🥈銀賞🥈を受賞しました!

私自身この紹介文を見るまでは、未知の生物ゴジラは悪の権化でしかないと思っていました。
しかし、その存在を人類への多くの大災害と重ね合わせたこの文章を読んで、私は「なるほど!亅と思いました。

ヤシオリさんの作品は、この映画を見たことがない人(私もです)であっても奥に隠されたメッセージを想像することができるので、すごいな、と思いました。
みんながこの映画を観たくなると思います。

ヤシオリさん、応募ありがとうございます!

作品紹介はまだまだ続きます。
次もお楽しみに!

伊東








戸谷洋志「悪いことはなぜ楽しいのか」 POPコンテスト応募作品紹介

2024-09-27 23:15:00 | 日記
飯田橋ライブラリー図書委員会です。

もしかして秋?
ホントに秋??
あの暑さに戻ったりしないよね???
という日が続いてますよねー
年々秋を実感できる日が短くなってる🥲
束の間かもだけどしみじみしましょう!

今日もPOPコンテストの応募作品を紹介していきますよ。

今日の作品を応募してくれたのはgucciさん。

書籍「悪いことはなぜ楽しいのか」戸谷洋志著

悪いことはどうして楽しい?」
誰もが一度は経験したことがある快楽の理由が判明!!
共感すること間違いなし!

自分の黒歴史がグレイぐらいに薄まったらうれしい😆
gucciさん、応募ありがとうございます!

作品紹介はまだまだ続きます。
次もお楽しみに!






福岡伸一「動的平衡」 POPコンテスト作品紹介

2024-09-24 10:35:00 | 日記
こんにちは!
飯田橋ライブラリー図書委員会です。

POPコンテストに応募された作品を紹介しますね!

エントリーNo.1
メロンさん作
書籍「動的平衡」福岡伸一
「生命の意味は何なのか
ー答は電子顕微鏡の中にある。
分子生物学者の著者は文学者でもあり
読めばほっこり!

「動的平衡」は入試問題にも出題された人気作。
最先端の科学が根源的な「生きる意味」を解き明かしてくれるって不思議な感じがします。
でも、ものごとは常にシンプルなのかもです!

すてきな作品をありがとうございました!

作品紹介はまだまだ続きますよー
待っててね!












創作 「鳥籠の町」

2024-09-18 11:49:00 | 日記
創作 「鳥籠の町」林美沙希

 怒りに身を任せて化物になった日の夜。誰も私を知らない場所に行ってしまいたくて、鳥籠みたいなこの町から逃げてしまいたくて、ひたすらに走った。町外れのトンネルの前で倒れてからのことは、ただの夢とは言い切れない、不思議な体験。

 知っているようで知らない町並み。1匹の猫に話しかけられたものだから、これは夢だと悟った。

こんな所で眠れやしないよ。あそこに行くといいさ。

雑草と廃墟と荒れた海に囲まれた、普通の家がひとつ。そこに向かうことにした。

 ごめん下さい、誰かいませんか?

すると、品の良さそうなお婆さんが出てきた。私をじっと見つめて、笑顔で迎えてくれた。私の住んでた家と同じ、甘いポプリの香り。ここはどうやら忘れ去られた町らしく、このお婆さんと猫以外は誰もいないのだという。

自分には甘いのよね。クッキー食べない?

と言ってくれたので、いただいた。そしてひとつ、気付いたことがある。この家、写真の数が異常だ。

どうしてこんなに写真があるんですか?

はっと私を見る。

助かったのよ、私だけ。

このお婆さんに、この町に、一体何があったのだろうか。

 あなたは今、鳥籠の中にいると思っているでしょう。でも、本当に鳥籠の中にいるのは私。自分の選択に後悔して、それにずっと囚われて生きていく。家族も友達も、全員を見捨てて出ていった私は、もうこの町から出ることはできない。私みたいには、なってほしくないわ。

お婆さんが一心に見つめていたのは、私の家族写真だった。

 目が覚めてからは、もうトンネルを出ていく気にはなれなかった。この町には、私の大事な人が集まっている。カモメと潮風と穏やかな海。いつもの景色が、とても美しく思えた。