飯田橋ライブラリー

飯田橋ライブラリーを運営する図書委員会からのお知らせを掲載しています。

戸谷洋志「悪いことはなぜ楽しいのか」 POPコンテスト応募作品紹介

2024-09-27 23:15:00 | 日記
飯田橋ライブラリー図書委員会です。

もしかして秋?
ホントに秋??
あの暑さに戻ったりしないよね???
という日が続いてますよねー
年々秋を実感できる日が短くなってる🥲
束の間かもだけどしみじみしましょう!

今日もPOPコンテストの応募作品を紹介していきますよ。

今日の作品を応募してくれたのはgucciさん。

書籍「悪いことはなぜ楽しいのか」戸谷洋志著

悪いことはどうして楽しい?」
誰もが一度は経験したことがある快楽の理由が判明!!
共感すること間違いなし!

自分の黒歴史がグレイぐらいに薄まったらうれしい😆
gucciさん、応募ありがとうございます!

作品紹介はまだまだ続きます。
次もお楽しみに!






福岡伸一「動的平衡」 POPコンテスト作品紹介

2024-09-24 10:35:00 | 日記
こんにちは!
飯田橋ライブラリー図書委員会です。

POPコンテストに応募された作品を紹介しますね!

エントリーNo.1
メロンさん作
書籍「動的平衡」福岡伸一
「生命の意味は何なのか
ー答は電子顕微鏡の中にある。
分子生物学者の著者は文学者でもあり
読めばほっこり!

「動的平衡」は入試問題にも出題された人気作。
最先端の科学が根源的な「生きる意味」を解き明かしてくれるって不思議な感じがします。
でも、ものごとは常にシンプルなのかもです!

すてきな作品をありがとうございました!

作品紹介はまだまだ続きますよー
待っててね!












創作 「鳥籠の町」

2024-09-18 11:49:00 | 日記
創作 「鳥籠の町」林美沙希

 怒りに身を任せて化物になった日の夜。誰も私を知らない場所に行ってしまいたくて、鳥籠みたいなこの町から逃げてしまいたくて、ひたすらに走った。町外れのトンネルの前で倒れてからのことは、ただの夢とは言い切れない、不思議な体験。

 知っているようで知らない町並み。1匹の猫に話しかけられたものだから、これは夢だと悟った。

こんな所で眠れやしないよ。あそこに行くといいさ。

雑草と廃墟と荒れた海に囲まれた、普通の家がひとつ。そこに向かうことにした。

 ごめん下さい、誰かいませんか?

すると、品の良さそうなお婆さんが出てきた。私をじっと見つめて、笑顔で迎えてくれた。私の住んでた家と同じ、甘いポプリの香り。ここはどうやら忘れ去られた町らしく、このお婆さんと猫以外は誰もいないのだという。

自分には甘いのよね。クッキー食べない?

と言ってくれたので、いただいた。そしてひとつ、気付いたことがある。この家、写真の数が異常だ。

どうしてこんなに写真があるんですか?

はっと私を見る。

助かったのよ、私だけ。

このお婆さんに、この町に、一体何があったのだろうか。

 あなたは今、鳥籠の中にいると思っているでしょう。でも、本当に鳥籠の中にいるのは私。自分の選択に後悔して、それにずっと囚われて生きていく。家族も友達も、全員を見捨てて出ていった私は、もうこの町から出ることはできない。私みたいには、なってほしくないわ。

お婆さんが一心に見つめていたのは、私の家族写真だった。

 目が覚めてからは、もうトンネルを出ていく気にはなれなかった。この町には、私の大事な人が集まっている。カモメと潮風と穏やかな海。いつもの景色が、とても美しく思えた。

ニュースレターvol.5「秋のおすすめ図書」

2024-09-17 19:57:33 | 日記
飯田橋ライブラリー図書委員会です。
今日もニュースレターvol.5より記事を紹介しますね!

注目の連載書評「厳選!おすすめ図書」を書いてくれたのは高3生の冨沢優之介さん。
今回、特別寄稿してくれました👏👏👏
紹介してくれるのは夏木志朋さん著「二木先生」です。
じっくりどうぞ。


僕がお勧めするのは、人間が感じる生きづらさや疎外感というものを描ききった作品である、夏木志朋さんの「二木先生」という作品です。
物語はある1人の高校生、広一の視点から始まります。
小さい頃から周りとは何かが違うと感じ“普通“になろうと努力をしていた広一はある出来事を境目に周りを見下すようになっていきました。
そんな広一が二木先生と出会い、遠回りをしながらも、生き方のヒントを受け取る様子が描かれています。

読み始めはこの本に共感ができず、ほぼ流し読みの様に読んでいたのですが気がつくと、不快感はありながらも、どこか共感ができるこの本に魅入られてしまっていました。

この本は、現代社会を生きていく上で誰もが経験し得る内容を書いた本だと思っています。大衆の様々な意見の中で生きていくこと、どれだけ嫌な自分も受け入れ、同じ自分として扱う必要があること、など人間の奥深くまで踏み込んでくる作品のように思えました。

また、読者の感情を動かしつつ最後の最後で回収をする素晴らしい技法にも注目して読んでいただきたいです。
僕はこの本に自分を重ね、共感をしながら、「自分を好きでいられる行動を取りなさい」という表現にとても救われました。
人間関係で悩んでいる人や今までに悩んだことがある人、生きづらいと感じた事がある人にぜひ読んで頂きたい作品です!


いかがでしたか?
冷静さの中にも情熱を感じちゃいますよね!

「二木先生」は飯田橋ライブラリーにもあります。
確かにインパクトある表紙なんですよ。
ぜひ手に取って見てくださいね!

そしてそして「厳選!おすすめ図書」に自分が書いた書評を掲載したい方、いつでもお待ちしてます!!
詳しくは各委員に、またはこのブログへのコメントでも構いませんのでお問い合わせください。


POPコンテスト作品紹介 伊坂幸太郎著「砂漠」

2024-09-16 12:40:16 | 日記
こんにちは!
飯田橋ライブラリー図書委員会です。

POPコンテストに応募された作品を紹介しますね!

エントリーNo.4 
Sさん作
書籍「砂漠」伊坂幸太郎著
「大学4年間=一瞬。
この本を読み終えたとき、改めてそう思いました。
これから大学生になる人たちへオススメ」

う~~む、深い!! 
Sさんはどんな大学生活を送ったのか聞いてみたくなりますね!
某書評欄には
「一瞬で過ぎる日常は、光と痛みと、小さな奇跡で出来ていた――。」
とありました。

すてきな作品をありがとうございました!

作品紹介はまだまだ続きますよー
待っててね!