飯田橋ライブラリー

飯田橋ライブラリーを運営する図書委員会からのお知らせを掲載しています。

ニュースレターvol5出ました!

2024-09-05 13:39:00 | 日記
こんにちは、飯田橋ライブラリー図書委員会です。
朝晩がちょっと、ホントにほんのちょっとだけ涼しい😅
うれしいです!!

ということで「ニュースレターvol.5 24年秋号」が無事発行されました🎉🎉🎉

読んでくれましたか?
まだの方は2階ライブラリーにて紙媒体で読めます。
自由に持ち帰れますので、授業の合間に、通学の電車の中で、家に持って帰って家族と一緒に読んでみてくださいねー

ではざっとご紹介しますね。
今回も盛りだくさんの内容ですよ!

まずは「POPコンテスト」の審査結果発表。
金賞🥇、銀賞🥈のそれぞれ1作品と銅賞🥉は同点だった2作品の合計4作品を掲載してます。
今回は過去最多の応募総数で、審査はまたもや大混戦。
みんな悩みに悩んで、でも一切の忖度なしでやっと決まった受賞作品です。
それ以外の作品もブログにて順次紹介していきますので待っててくださいね!

そして大好評連載「伝説の先輩インタビュー」。
今回のゲスト、金髪キュートだけど「ザ優等生」と評判だったOGは大学で先端医療技術の開発研究者を目指してます。
真面目で努力家の彼女を襲った受験期の大苦難!
さあ一体どうやって乗り越えたのでしょう???
興味津々のインタビューはあっという間に終わってしまい、名残惜しすぎたー!!
インタビュー後、
「すてきすぎ💓」
「こんなにかっこいい先輩がいるなんて😍」
とみんなうっとりでした。
ぜひ紙面で読んでねー

最後にこちらも大好評連載中「厳選!秋のおすすめ図書」。
今回、小説「二木先生」の紹介は委員ではない高3生からの特別寄稿!!
インパクトある表紙に惹かれて買った本作の魅力を素直な表現でかつ熱く語ってくれてます。
こちらもCheck it out!





図書委員会ではニュースレターを読んでくれたみなさまの率直なご意見ご感想をお待ちしてます!
「おもしろかったよ」「こうするともっといいよ」等々、いただけるととても励みになります。
ブログへのコメントで、委員に直接口頭で、紙に書いて2階の投票箱へぜひぜひ!!
お待ちしてまーす。


POPコンテスト最優秀賞発表!

2024-09-01 15:11:45 | 日記
こんにちは、飯田橋ライブラリー図書委員会です。

台風の被害が各地に出ていますが、みなさんのお住まいはいかがですか?
どうか身の安全を確保することを最優先してくださいね!

さて、今日から9月です。
季節は秋・・・のはず。。。(全然涼しくならないけど)

飯田橋ライブラリーのニュースレターvol.5も発行されます!
それに先駆けて、POPコンテストの最優秀賞を発表しちゃいますね。

応募総数はコンテストの中でも最多!
力作ぞろいで、審査は大混戦しました!
正直、どれも優勝してほしい!って審査員を務めた図書委員は悩みましたよー

で、その大接戦を制したのはこちら!

👑金賞👑 
エントリーNo.16
書籍「星の王子さま」のPOP
KIKi Nishiumiさん作
「大切なものは目に見えないんだ、という小さな王子さまの言葉。
あなたにとって本当に大切なものが見えてくる一冊です。」

おめでとうございます!👏👏👏
最優秀賞の賞品としてAmazonギフトをお送りします。
それ以外の作品もこちらに随時発表していきますのでお楽しみに!



「あつい」という字は

2024-08-12 12:42:00 | 日記
飯田橋ライブラリー図書委員会です。
暑いですね!

さっき少しだけ外に出たんですが、「暑い」ではなくて「熱い!」の方がふさわしい…🥵
同訓異字で「あつい」を習った人も、その既定概念を揺るがすような気候。
一体どうなっちゃうの???

さてさて、飯田橋ライブラリーでは現在「POPコンテスト あなたの推しをPR」を開催中!
自分の推しの「本・マンガ・アニメ・映画」のPRコメント50字を書いて応募しましょう!
今回は対象に「パリ五輪の試合」も緊急追加しましたよー
あの感動と喜びや涙をみんなと分かち合う絶好のチャンス!!
誰でも何度でも応募できます。
最優秀賞に選ばれるとAmazonギフトがもらえます!
そして飯田橋ライブラリー所蔵本の作品はもれなくライブラリーにPOP掲示しますよ!!

締切は8月20日、応募は2階ライブラリーの応募用紙またはキャンパス内ポスターに掲載されているQRコードを見てね。

たくさんのご応募お待ちしてます🤲

創作 テーマ「綿矢りさ『蹴りたい背中』へのオマージュ」

2024-08-07 13:45:00 | 日記
創作 テーマ「綿矢りさ『蹴りたい背中』へのオマージュ」作:林美沙希

 僕はあの日からずっと、同じような夢を見る。真っ黒なモヤが蠢いて、モゾモゾと形を変える。それはそこまで怖くはないが、問題は起きたあとだ。黒いモヤが見える。奴は毎日僕の背後にまとわりつき、寝るときは天井に張りつく。今日で1週間が経つ。もう慣れたものだが、驚いた。今背後にいる奴の姿は、人型だ。僕の肩ほどの背丈。あいつとそっくりで、気味が悪い。

 部屋を出ると、いつも通り騒がしい。言い争って、火花は僕に飛んでくる。お前が死ねばよかっただのこういう時だけ実物として扱われ、痣だらけになる。もういっそのこと、殺してくれないだろうか。

 なんで僕は、生きているのだろう。親に殺されるのと、奴に呪い殺されるのだったら、どちらが良いか。枕の下にあるナイフを手に取り、深呼吸をする。そんなことを真剣に頑張るのが僕の日課だ。死ぬために生きる。毎日続けていたら、いつかやり遂げるかもしれない。

 さて、あとは寝るだけだ。布団に潜ると、突然奴が動き始めた。居てもたってもいられず後をついて行く。僕について来てとでも言うように、振り返ってくる。外に出て、立ち入り禁止のテープを越えて、あの場所へ。予想していた通りだ。つまり僕は、これから死ぬのだろう。でも奴は何もしてこないから、だんだんと、話したくなった。素直になれなかった弟に。

 殺すつもりはなかった。お前はこんな僕にも優しかったから。死ぬと分かっていたら、この川に落としてなかった。なんでも出来るお前が、褒められているお前が、大嫌いで憎かったけど、大好きだった。涙があふれる。早く、殺してくれ。生暖かい風が吹いたそのとき、あの優しい声が聞こえた。

「恨んでないよ」

気づいてないふりをして何食わぬ顔でそっぽを向いたら、はく息が震えた。



創作 テーマ「再会」

2024-07-31 14:52:00 | 日記
飯田橋ライブラリー図書委員会です。
今回より有志による創作短編を不定期にアップしていきます👏👏👏
ぜひ応援お願いします🤲

初回テーマは「再会」です。
読んでみての感想受付中ですよー
お待ちしてます😊

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
テーマ「再会」 作:林美沙希

 揺れるスカート。今日は垂れ目にしよう。
きっと驚くだろうな。私はこの日を首を長くして待っていた。昔あの娘に言ってしまった悪口。
内容は忘れたけど、傷つけちゃったのはたしか。ちゃんと謝りたい。そんなことを思いながら待ち合わせ場所へ向かった。

 かわいいハートのラテアート。勿体なくて飲めない。ガラス張りに映る自分の身だしなみをチェック。すると、外の男性と目があった。カランカラン。「彼」は私の目の前に座る。

「まさか、かれんちゃん?」

彼は頷いた。まさかこんな美男子になっているなんて。驚かすつもりだったのに。かわいいものが好きだった乙女同士仲良くなりたかった。何があったの?気まずい。

「似合うね」
「かっこいいね」
「モテそう」

とにかくこの空気をなんとかしたいのに、返事がない。

バン。バシャ。

え?冷たい。水をかけられた。「彼」はそのまま去っていく。なんでよ。どうして?
                   ・
        ・
                   ・
 私は今、昔好きだった人に水をかけた。運動ができてかっこよかった昔の彼に言われた一言が、私をずっと支配している。

「わーかれんちゃんスカート履いてる。ぶりっ子じゃん」

偶然なのか、その日は私を除いて女子は全員ズボンだった。スカートが怖い。捨てよう。髪を切ろう。かっこよくなろう。これが私なんだ。
そう思っていた。

 それだからスカートを履く「奴」が彼だと信じたくなかった。気持ち悪い。好きだったものが、好きだった人に奪い取られた。反吐が出そうだ。やっと口を開いたかと思えば、

「その格好、もう男子じゃん。似合うね」

 私は男子じゃない。ただスカートが履けなくなってしまっただけ。あなたに嫌われたくなかっただけの、女の子だよ。