いい加減な・・・

独孤皇后QUEEN DUGU〜乱世に咲く花〜 第27話

隨国公府での、楊忠の葬儀がしめやかに執り行われている最中、宇文護が、現れ白々しく弔いの言葉を述べるので、楊家の人々は、悔しさを、必死で押し殺します。しかも、楊忠が亡くなったと言うのに、宇文護は、楊堅に大軍を率いて、斉を攻める様に言います。独孤伽
が「喪に服させて欲しい」と、頼んだので、宇文護は「49日まで」と、言います。

こうして、独孤伽
達は、宇文護の謀反に対抗するための時間を、作ることが出来ました。独孤伽
は、鄭祁耶に協力を仰ぎます。兵の目を盗んで、染織工房で、鄭祁耶は皇后とやりとりをします。

楊堅は、出兵し、独孤伽
は、皇后に頼み、書信を書いてもらい、それを、秘密裏に突厥の阿史那テン厥に届けます。ちなみに、独孤伽
は、家族の目を欺くため、伝染病にかかったことにして、誰にも、部屋へは入れない様にしました。

書信は、もちろん、周が助力を乞う内容で、断る阿史那テン厥。独孤伽
は「協力をしなければ、政権を取ることになる宇文護に攻められることになります」と、説得。こうして、阿史那テン厥は、独孤伽
達に協力することに。

楊堅達は、軍営に潜む宇文護の間者を炙り出し、偽の情報を流すことに利用します。

宇文護は、楊堅達を、出兵させ、無防備になった長安の近くに、私兵を配置させます。いよいよだと、喜ぶ宇文護ですが、それは、独孤伽
達も同じ。宇文護を、安心させて、わざわざ力を増大させ、思い通りの展開になっているわけです。

朝議。皇帝は、これまで以上に、病気の振りを発揮。皇帝の席には、宇文護は座っている始末。皇帝が役に立ってないと、不平を言う臣下。これに対し、高賓達は、皇帝に対する無礼な態度を指摘します。宇文護側は、兵を呼びつけ、高賓達を捕らえようとします。すると、ここで、演技をやめた皇帝は声を出します。驚いて振り返る宇文護。


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