迷える50歳

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終活、介護について親と話しました

2022-01-16 19:02:31 | 出来事
今日、実家に顔を出しました。実家は両親が2人で住んでいます。ともに76歳です。実家は私の自宅から車で15分ほどのところにあり、定期的に様子を見に行っています。

母から「私に介護が必要になったら、誰が見てくれんかね。」と聞かれました。
私は「僕が見るよ。状況によっては介護休暇を取るよ。」と返しました。
母は「あんたで見れるんかね。」と怪訝そうに言い返します。
私は「深夜に徘徊するようになったら、施設も考えないといけないね。個人の手に負えなくなったら、命の危険にさらされるからね。」と返しましたが、介護の経験がないから、不用意に発言できないと思いました。
この話はこれで終わりました。

親の介護については時々考えます。
トータルケアは、親族が助け合って総合力でケアしないと、対応できないと思います。ただし、下の世話だけは、他に誰もいない場合は実の子の役目であると考えています。覚悟はしているつもりですが、出口が見えない苦しみや親が衰えていく姿を目の当たりにする悲しみを味わうことになります。想像を超える現状になるのだろうと思います。その中で親の幸せな姿が少しでも見ることができれば、せめてもの救いです。おそらく時々そんな場面もあることでしょう。これは全て想像です。
この想像は、先日菊田あや子さんの「エンジョイ終活」を読んで、イメージが膨らましたものです。

親は、家庭内介護を望んでいるようです。父の口から「できれば介護施設には入所したくない。」と発言がありました。

両親は76歳です。認知が心配になる時期です。
自分が認知や介護が必要な状態になった場合に、どうしたいのか。二人で話し合って教えてほしいと頼みました。

希望が叶うかどうかわかりませんが、できるだけ希望が叶うようにしてあげたいと思います。ただし、あらゆることを想定して、入所する場合の資金計画や入院する場合の保険の状況などもチェックしておかないといけません。
ナイーブな問題なので、少しずつ聞き取りを行って、話を煮詰めていこうと思います。

考えることは他にもあります。
実家はモノが多く、部屋がたくさんあり、動線が悪く、廊下の幅が狭く、段差もあり、さらに庭から道路へは階段が10段ほどあり、介護には向かない構造になっています。
介護を想定して、リフォームが必要であると思いますが、資金がありません。断捨離をする気配もありません。今でも宅内で転んだら危険です。
今日も少し話をしましたが、結論が出ません。

エンディングノートを書いてみないかと提案してみました。
子の方から切り出すことではないと思いましたが、エンディングノートを書いてみると、資産の状況が把握できます。資産の状況が分かると、リフォームや施設入所の検討もできます。エンディングノートを書くにあたって、二人で話をしてほしいとお願いしました。話をまとめて、文字に落とし、子どもたちに気持ちを伝えてほしいとお願いしました。
親にとっては、嫌な話だったかもしれません。今後、より幸せに過ごしてもらうために、話を切り出しました。できればさみしい思いをさせたくありません。

親からもお願いされました。「子供が親より早く死なないように。」
当然です。親も看取るのは子供たちです。
「わかったよ」と返しました。

実家に帰ると、認知が始まる前に話しておきたいことを話すタイミングを探っていましたが、これまでずっとはぐらかされていました。
今日は、母が介護の話を切り出してきたので、話が進みました。
近いうちにエンディングノートを持っていこうと思います。