(注:少々ネタバレがあるかもしれませんので、それを了承の上で、宜しかったらお読み下さい。)
原作は少し前に文庫本(上・中・下)を購入してあったのですが、私はあえて読まずに映画に臨んでみました。
ちなみに、ただ今原作本上巻の途中まで読み進んでおります(なかなか進まんな・笑)
私の感想としては・・・映画はよくまとまっていてスリルもあり、見応えがあって面白かったと思いますよ?
でも確かに、原作を読んでいないと少し難しくて分かりづらい部分もありますね。
映画は小説のようには細かく一つ一つ説明がないので、原作を読んでみて初めて理解できる部分も多々あると思います。
原作を読んでから映画を観た方が、確かに内容を理解し易いかもしれません。
ただ、細かな部分部分がよく分からなくても、とりあえず大まかなストーリーには何とかついていけるし、十分映画を堪能できるかな・・という所でしょうか?(笑)
だって、あれだけ長い本を約2時間30分の中で映画にまとめなければならないのだから、ある程度の分かりにくさは、まあ仕方無いのかなとも思いますが。
映画を先に観る方が良い点としては、原作を読んでいないということは犯人が誰なのかを知らないということなので、
映画を観ながら推理する楽しみと犯人が分かった時の新鮮な驚きはありますよね。
あ、これはでも、推理ものだったら当たり前の事か(笑)
それと、原作を読む時に登場人物のイメージがし易いです。
カタカナの名前ばかりなので、「ああ、この人は映画でいうとあのおじいちゃんだな」など、
ごっちゃにならずに済む・・というのは、小説を読むうえでは助かるかも(笑)
そして私としては、何といっても本物のルーヴル美術館内で映画が撮影された・・ということが、何よりも感動する点の一つですかね
パリは新婚旅行で訪れた地でもありますし、実際にルーヴルで「モナリザ」にも会った・・
が、正直、人がいっぱいであまりゆっくり絵を眺める事も出来なかったような・・(記憶が曖昧・笑)
でも、誰もいない夜のルーヴル美術館というのは、想像しただけでも少し不気味というか、やはり絵の中の人物にこちらが見られている・・という感覚なのでしょうね。ちょっと怖いかも。。。
ルーヴルの中でのシーンで、「モナリザ」がもっと活躍するのか?と思ったら、案外出番が少なくてちょっと拍子抜け(笑)
この映画の中でメインで扱われる絵は、やはり「最後の晩餐」なんですね。
「最後の晩餐」に関しては、何年か前にも確か「世界ふ○ぎ発見」などでもその謎について紹介していた(と思う)し、最近テレビでこれでもかというぐらいダ・ヴィンチ特集が組まれていたので、「M」そして「V」の部分に込められた暗号について映画の中で語られる説明は、ひじょーに良く分かりました(笑)
言い換えれば、まあ、新鮮味が無い・・とも言えますが。
海外などで一番問題になっている部分といえば、やはりイエス・キリストに関する事でしょうか。
イエスは果たして・・・神か、人間か?
イエスの子孫の存在は?
ただ、宗教に対してそれほどうるさくない多くの日本人(私も含めて)にとっては、
「どっちでもいいんじゃないの?」というのが正直な感想・・でしょうかね?
そのあたりをどう判断するかは映画の中ではあえて明確には語られていないので、
観た人それぞれが色々考えてください、という意図で映画は撮られたようです。
ちなみに、キリスト教に関しての理解は一般的な知識程度しかない私ですが、あえて個人的考えを言うなら・・・
やはりイエス・キリストも「神」では無く、「生身の人間、人の子」だと思います。
「神童」と言われた厩戸王子だって、ちゃんと大王の子として普通に間人媛のお腹から産まれてるしね(笑)
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