いきもの散歩

近所の自然観察、飼育している川魚の記録

オオイトトンボ

2019年05月31日 | 昆虫類









以前から、同属のセスジイトトンボやムスジイトトンボと混棲する環境で、自分はオオイトトンボを即座に識別できるのだろうか、と思っていた。そして、実際に一度見てみたいと思っていた。しかし、オオイトトンボは静岡県レッドリストで絶滅危惧ⅠA類(CR)に分類されている。静岡県レッドデータブックによると、現在は静岡県に確実に生息している場所がないそうだ。そこで、オオイトトンボに会うために県外の生息地に行ってみることにした。県外でトンボを撮影したことはあるが、トンボ観察が目的で県外に行くのは初めてである。

今回行った池には羨ましいくらい多数のオオイトトンボがいた。そのため、すぐに見つけられた。他にはクロイト、セスジイト、アジアイト、アオモンイト、アオヤンマ、クロスジギンヤンマ、コシアキトンボ、コフキトンボ、シオカラトンボなどがいた。

オオイトトンボの識別に関してだが、オスについては想像していたよりも難しくない、と感じた。ただ、セスジイトとの識別で悩んだり、間違えたりすることはありそうだな、と思った。確実に識別するには、尾部付属器を確認することになるのだろう。メスに関しては、今回、単独個体には会わなかったので識別する機会がなかった。クロイトトンボ属メスの同定は難しく、今の自分は即座に識別できない。

ということで、オオイトトンボに会うために県外に行ってきた。そこはオオイトトンボの楽園であり、トンボ観察を楽しみながら気持ちよく散歩することができた。近所の住人を羨ましく思った。



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