いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

遂に手にしたOLPCのXOラップトップ

2008年01月09日 00時51分55秒 | OpenSource Software
遂に手にしたOLPCのXOラップトップ

私は昨日(日付が変わったので一昨日ですが)、このXOを堪能していました。
Benjamin Mako Hill(Mako)さんが現在奥さんと一緒に来日していて、月曜日にNAISTで講演されたあと、大阪で宴会を開く、というお知らせをいただいたので、お邪魔してきました。
たまたまMakoさんの隣に座ることができたので、取り出だしたるXOを触りまくっていました。もちろんMakoさんのレクチャーを受けながらですよ! 何て贅沢な!
ハードウェアはこんな感じです。
CPU…AMD Geode LX 466MHz
メモリ…256MB
HDD…なし
内蔵フラッシュメモリ…1GB
って、Wikipediaに書いてありますね。

まー正直こんなスペックなんてどうでもいいです。
とにかく使っていて楽しいですし、いろんなことができます。そしてそれは、常識(あるいは思い込み)から外れていることも多々あります。
例えばサスペンド。サスペンドといえば真っ先にディスプレイをオフにするものですが、XOは違います。それでも消費電力は1/10になるんだそうです。
なんでそんなことをするのかというと、ebook、すなわち本として文字を表示することを考慮しているのです。
もうこんなことばかりで、いちいち感心ばかりしていました。

とにかく子供たちの好奇心を引き出し、それをとことん追求できるように作ってあります。
XOへの批判を見たこともありますが、それらはほとんどが大人からの視線のもので、個人的には的外れだと思います。
あと基本的には教育用途ということですが、コミュニケーションツールとしてもよくできています。子供たちはきっと、大人たちが思いもつかないような使い方をするでしょうし、それにも耐えられるように作ってあります。
OSがLinux(Fedora 7ベース)なのもいいです。好奇心を追求していくとソースコードを読むところまでたどり着くかもしれませんが、それすらにも耐えることができます!
これはMicrosoftには真似できないことで、オープンソースを使う意義でもあります。

One Laptop Per Child.
本当に、世界中の子供たちに届けばいいなと思います。
残念ながら年齢的には子供ではありませんが、私の手元にも届けばいいなぁ…。ちょっと日本では入手が難しそうです。

OLPCを日本で普及させようとしている人がいるのかどうかはちょっと不案内でよく知りませんが、わりと平易な英語で書かれているので、そのままでも中学生くらいなら使えるかもしれません。
個人レベルで普及させようとするのは限りなく不可能に近いと思うので、どこかがやってくれるといいのですけど。

といいますか、EeePCも買ったらWindowsが付いてくる、XOは普及の見込みがない…と、日本はLinux後進国だなと思うわけです。その他のことを見ても、とりあえず日本は世界からとり残されるしかなさそうです。

とまぁ愚痴はこのへんにしておいて、1つ補足すると、採用しているWebブラウザはFirefoxではないそうです。GeckoベースでEpiphanyみたいな感じのものだとMakoさんはおっしゃってました。
コメント
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