いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

LibreOfficeとの付き合い方

2011年06月05日 10時41分30秒 | LibreOffice/AOO
LibreOffice 3.4.0がリリースされたわけですが、今のところ不具合報告を見かけていません。
もちろん報告というのは然るべきところに行われるからであって報告なのですが、その然るべきところというのは一義的にBugzillaなわけです。とはいえ、いきなり英語で乗り込んでいくのは大変なので、discuss@に一旦報告するのがいいでしょう。
上司にあることについて報告しろといわれて、それをチラシの裏に書いて報告しましたと言ったらクビになってしまいますよね。まぁそういうことです。

おそらくですが3.4.0の不具合は沢山あります。いくつかはすでに修正されて3.4.1に盛り込まれているでしょうが、そうでないのも沢山あるはずです。
であるにも関わらず、少なくともMLには一件も報告されていないということは、誰も使っていないということなんじゃなかろうかと思います。
まぁ今週から最新版リリースの報道が始まれば、もうちょっとユーザーが増えるのかもしれません。

LibreOfficeは知名度が低く、ユーザーが少ないとなれば、自分が遭遇している不具合は他人が気づかないかもしれません。待っていれば誰かが報告して直してくれるのではなかろうかという受け身な行動は、結局誰もハッピーにならないということになりそうです。
しかも、リグレッション(修正したはずの不具合が復活すること)するかもしれないわけで、LibOを使い続ける限りは注視し続けないといけないということになるかもしれません。

LibreOfficeは毎月のマイナーバージョンアップと半年ごとのメジャーバージョンアップを行うと宣言しているので、下手すりゃ毎月確認しないといけないかもしれません。ひええー、という感じですね。

ただし、自分ひとりでやろうとするから大変なのであって、みんなで手分けすればそうでもないのかもしれません。だからこそ、LibreOfficeは積極的に参加することが結果的に手間が減るというモデルになり得るのかな、と思っています。とてもエキサイティングですね。
OOoだとなんだかんで特に何もしなくても使えていましたが、LibOはちょっとそういうわけにはいかなさそうです。同じ態度で接するのは正しくないと言えそうです。

ユーザーが増えればそうでもないのかもしれないと安易に考えがちですが、たとえ開発に近いユーザーが多くても、単純にユーザーが増えただけではどうにもならないというのはCentOSが身を持って教えてくれました。

閑話休題。個人ユーザーはそれでいいにしろ、企業や自治体のユーザーはどうなんでしょうか。今のままだと半年に1度はバージョンアップしないといけません。ちょっと回数が多いですね。
サポートすると言っている会社もありますが、手間ばかりかかって儲けに繋がらない可能性だってあります。それはとても困ったことですね。
もちろん前提がオフィシャルなバイナリを使用するからであり、前提が変わればまた違ったことになると思います。どうしたらいいのかというアイディアはありますけど、儲け話を公開の場所に書くほど私はお人好しじゃありません。みんながんばれ。

なににせよLibOは解説書的にも儲けにくいモデルでもう少しどうにかならんのかと思いますが、Apache LicenseになったOOoだって……おっと誰か来たようだ。

で、なんの話でしたっけ?
そうそう、LibreOfficeとの付き合い方でした。
繰り返しますが、みんながんばれ。
コメント (4)
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