いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

All Things Must Pass 聴き比べ

2014年10月02日 23時36分41秒 | 音楽
George HarrisonのThe Apple Years買いました。
Apple Years -CD+DVD-
クリエーター情報なし
Capitol

早く欲しかったのと安かったのでインポート版にしましたが、正直国内版の方がいいと思います。
アップル・イヤーズ 1968-75(DVD付)
クリエーター情報なし
ユニバーサル ミュージック


ボックスセットのレポートはまた書くかも知れませんが、今回はAll Things Must Passに注目します。
聴いてみてすごくいいなと思ったので、過去のマスターと比べてみました。
早速いいヘッドフォンが役に立っています。えへへ。

オール・シングス・マスト・パス
クリエーター情報なし
EMIミュージック・ジャパン

最初にCD化された1993年のマスターですが、何故か2000年にも再発売されています。もちろん私が最初に聴いたのはこれだったのですが、CD持ってなかったので今回中古で買ってしまいました(←アホ 証拠写真
どうして買っていなかったのかはよくわかりません。たぶん知らなかったからだと思いますが。最初に聴いたのはたぶんレンタルで、MD(懐かしいな!)にダビングしてました。確か。
悪くはないのですが、やはり物足りなさを感じます。

All Things Must Pass
クリエーター情報なし
EMI UK Beatles

2001年のGeorge本人の手によるリミックス・リマスター版です。
一体何を考えているのだ、というくらい音圧が高い。音がでかすぎてマスターテープのヒスノイズまで聞こえてます。
今まで一番聴き込んでいたのがこれですけど、一体何をしていたのだろうと思ってしまいました。
あまりWall of Soundっぽくしていないのも、今考えると間違いではないかと思いました。
ちなみにこれは発売日かその周辺に購入しています。

All Things Must Pass [12 inch Analog]
クリエーター情報なし
Parlophone

2010年に40th Anniversary Editionということで、↑のLPとハイレゾ版が発売されました。私はLPは買いませんでしたがハイレゾ版は購入しました。ちなみに現在では入手できないようです。
音圧が低く、1993年のマスターとだいたい同じくらいに感じます。ただ、ハイレゾだけあってくっきりと1993年マスターでは聴き取れない音も聴き取れます。気のせいかも知れませんが。
LPのためにハイレゾでAD変換し、ノイズリダクションなどの処理をした音源を発売したのでしょうか?
あれ? LPならAD変換いらんか。どうなんでしょう。今時のレコードならADDA変換しててもおかしくないですけど。いちいちアセテート盤とか作ってるんでしょうか。考えにくいですよねぇ……。デジタルのレコードシミュレーターとか使ってそうなんですが(妄想です

All Things Must Pass
クリエーター情報なし
Capitol

そして2014年のリマスター。単体売りもしています。
音圧は2001年リマスターよりも低く、ヒスノイズもあまり気になりません。またWall of Soundを心置きなく堪能できて、やっぱりPhil Spectorは凄いと思いました。犯罪者だけど。
正直過去のどのバージョンよりもいい、最高の仕上がりだと思いました。
Beatlesの2009年リマスターがレコードの音に近づけるというコンセプトでしたが、おそらくこれも同じなのだと思います。

というわけで、All Things Must Passを聴くなら2014年リマスターで決まりです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AOOの開発からIBMが撤退か?

2014年10月02日 22時45分06秒 | LibreOffice/AOO
あらかじめお断りしておきますが、これは現段階では憶測記事です。

LibreOffice, OpenOffice, and rumors of unification(LibreOfficeとOpenOfficeと統合の噂)というブログに、なかなか興味深いことが書いてありました。
IBMがAOOの開発から撤退したのではないかということです。
その根拠としては、最近MLに出てきていないことと、コミットが全然ないことが挙げられていました。

私もちょっと調べただけでMLに出てきていないというのは誤りであることはわかりました。
開発に関しては、私はtrunkしか確認していませんけど、9/1のr1621730を最後にコミットしていなさそうに見えます。

IBM社員も、MLに出てきていないということに関しては反論していますが、IBMが開発から撤退したのかということに関しては否定も肯定もしていないのでよくわかりません。

そしてrelease manager for the next releaseというメールも流れてきて、これも実は噂は本当なのではないかと勘ぐるに値する内容です(JuergenさんはIBM社員です)。
次のリリースマネージャーが見つからないと、当然次のリリースはありません。そりゃそうですよね。

IBMの人たちがAOOのどのぐらいの部分を開発しているのかというのは、LibreOffice/Apache OpenOfficeの2013年の推移と2014年の展望に書きました。

ついでに言うと、「統合」というのは私にはいまいちピンときません。LibreOfficeは大胆に手を入れています。当然切り捨てた部分もあり、それは例えばOS/2サポートだったりします。これはもうLibreOfficeでは無理なので、「統合」したとしても(LibOベースになると仮定すると)OS/2ユーザーにはメリットないわけです。ほかにもいろいろ切り捨てた部分もあり、それを救っているのがAOOであるわけで、統合にはさしたるメリットは感じられない、というのが今のところの見立ててです。

更に蛇足ですが、私はこの憶測は誤りであって欲しいと思いますし、AOOにも開発を続行してもらうのがいいと考えています。
ただ、状況証拠を並べるとなかなか厳しいのが現状です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする