“オタクマーケティング”の時代到来?――NRIに聞く「オタク市場の力」
この結果は逆に取るべきでは、と思ってしまいました。
好景気だった頃(バブル期)は今よりもこういう層が厚かったのは間違いないですよね。
そのような頃には目を向けられなかった人たちに目を向けなければいけないということは、事態が逼迫している証拠と見るべきなのではないかと思うのですよ。
だから、
>オタク層を固定客として取り込み、高価な商品を継続的に買ってもらいたい
なんていわないで、もっと大衆にアピールできる質の高いものを供給する努力したほうがよく、NRIもそのように進言した方がいいのではないでしょうか。
そもそも携帯電話以来ヒット商品が出ていませんよね。次点でDVD-Videoくらい?
それとも不景気の今では無理? 「オタク」から搾り取って次に備えるのですか?
ただ、ここでいわれている「オタク」と呼ばれる人には、「萌え」というこれまた供給側に都合のよい概念が付いて回っているのです。
「萌え」は作品を含めた商品の絶対的な質は横に置いておき、何かしら見出したものに付きますから。
だからおいしいというのはわかりますな。
産業的なレベルで見たら、それで本当にいいのかと思います。
日本の産業は品質が売りだったのではないかと。
本当に大丈夫なのかいなと心配になりますよ。
本文を読むと、この件について語るときはどうも「オタク」的な要素があったほうがよさそうな雰囲気ですが、私が「オタク」なのかどうかの判断は賢明な読者の判断を仰ぐことにします。
…って、ある意味脅し文句になっていますな(笑)。