ALIVE&KICKING
実は発売日の前日にゲットしたのですが、発売日(12/8)はJohnの命日なので、この日は毎年Johnの歌しか聴かないことにしているのですよ。
んで、翌日から聴き込んでみたのです。
「声優 水樹奈々」のアルバムとしてはよくできてると思いますけど、「邦楽ポップスのアルバム」としてはちゃぶ台クラッシュものですなぁ。
なにがまずいって、とにかくmixがひどい。
真ん中に寄りすぎなのがあれば左右に振りすぎなのがあったり、とりあえずドラムは左右に振っとけ、とか。
デモテイクじゃないのですから。。
聴いてて非常に疲れるのですよ。
アレンジもとおり一辺倒といいますかなんといいますか。
例としてアルバムの目玉(たぶん)の"innocent starter"を挙げると、イコライザで低音を強調してみるとベースが走ってドライブ感あふれる格好いいアレンジになります。是非ともやってみてください。
あとは中央で鳴ってるコード弾きっぽいシンセ(?)がもうちょっと出てくれば更によくなると思いますが。
ただ、この曲はシングルにもなっているので、元がこういうmixなのでしょう。
アルバムに収録する際にremixするべきだったと思います。
soleil*gardenと
メロディック・ハード・キュアも改めて聴き比べてみましたけど、違和感はないですね。
まぁ特に後者は頭一つ飛び抜けているので比較対象としてはあまりふさわしくなかったですが。。
なんでなのかなぁ、打ち込み中心だとこんな感じになるのかなぁ、と思っていたら、このアルバムはどうも1ヶ月間で制作されたらしいのですな。
昔みたいにmixする度にテープが消費されるとか、そういうことはないのですから、じっくりこだわって作ってもらいたいものです。
とはいえ、このアルバムを買うほとんどの人はそういうのは求めていないのでしょう。
水樹さんはヘタな本職の人よりもよっぽど歌がうまく、そういう点では満足できました。
声優辞めて歌に行くのもいいんじゃないかと思わないでもないですが、ハガレンのラースとか、なのはのフェイトとか(どうでもいいけどひどい名前だ…)難しい役もこなすので、非常にもったいないです。どっちも頑張って欲しいものです。
追記:
そうそう、奥井雅美さんのコーラスも聴き応え満点ですよ。