いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

夏色プレゼントの発売が遅れた理由

2014年10月06日 23時12分58秒 | アニメ
夏色プレゼント
クリエーター情報なし
インディーズレーベル


『ヤマノススメ』いいですね。毎週リアルタイムで見てます。結構野球には泣かされました。
ただ、あれを見ても富士山に登ろうという気にはなりません。天覧山には行く予定ですが……。

いくら2クールのアニメとはいえ、OPが2クール目開始直前というのは遅すぎで、一体どうしてこんな時期になったのかという謎があるわけですが、さらに1週間延びて10/3になりました。
ってか普通CDの発売日は毎週水曜日で、これは物流による都合と聞いたことがあります。でもこのCDは金曜日でなぜだろうと思ったら、インディースですか。なるほど。正規の流通に乗っていないのであれば正規ルートの物流は関係ないですよね。

発売が延びた理由は、どうも価格の設定ミスのようです。
CDの帯の下の方に貼られた不自然なシールを見ると、価格が「1204円+税」と書かれています。
しかし帯には「1238円+税」と書かれています。
ここまで来たら何を間違えたのかおわかりだと思いますけど、
1238*1.05=1299.9
1238*1.08=1337.04
1204*1.08=1300.32
というわけで、税込1300円にしたかったのに税率を5%を前提にしちゃったということですね。
ケースや帯にも発売日は2014/9/26と書かれていて、意図した発売延期でないことは明確ですし、確かにシールを貼るぐらいなら1週間延期するぐらいで間に合うでしょうし、辻褄は合います。

教訓: 消費税率には注意しましょう。
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なぜ『奏』は雨宮天さんのデビュー曲ではないのかという話

2014年10月03日 22時06分41秒 | 音楽
みなさん大好き(たぶん)の雨宮天さんのデビューシングルは、『Skyarch』ということになっています。
Skyreach(初回生産限定盤)(DVD付)
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ミュージックレイン


でも実質的には『奏』だよね、とも思うわけです。
「奏(かなで)」(TVアニメ『一週間フレンズ。』エンディングテーマ)
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東宝


ではなぜ『奏』はデビュー曲にならなかったのかというと、レコード会社との契約の都合です。
雨宮天さんの所属はミュージックレインで(すなわちスフィアの後輩)、レコード会社でもあるのでここと契約するのはまぁ自然です。
そして、レコード会社と契約した場合は原則としてそこの会社でしかその名義は使用できません。すなわち雨宮天名義の曲はミュージックレインからしか出せないのです。
一方『奏』は東宝なので、「藤宮香織(雨宮天)」という名義で出さざるを得ないということです。
おそらく昔ほどはうるさくないはずなのですけど、アニメでは律儀にレコード会社の垣根を超える場合はキャラ名を使用しているのが慣例です。あまりにも多すぎてめんどくさいので具体例は挙げませんが。

どうもこれは昔からそうなっているらしく、少なくとも50年は変わっていないようです。
有名どころでは、『The Beatles (White Album)』の"While my guitar gently weeps"でEric Claptonがソロを弾いていますが、ノークレジットです。
White Album (Dig)
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EMI UK

おそらく当時Ericはポリドールの所属で、EMIのレコードに名前を出すことはできなかったのだと思います。そして変名にもしなかったと。
その後George HarrisonやJohn Lennonのレコードでも演奏していますが、少なくともレコードの時代にはノンクレジットでした。
今はポリドールもEMIもユニバーサルですけどね。ユニバーサルすぎるだろ。

一番有名な変名グループは、Traveling Wilburysではないかと思います。
The Traveling Wilburys Collection
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Rhino / Wea

自分たちを旅するウィルベリー一家に見立て、変名でGeorge HarrisonやBob DylanやRoy Obisonなど超一流のミュージシャンたちが篭ってレコーディングしたのがこの2枚のアルバムです。
自分で書いてても意味わからん豪華メンバーだ……。しかもこれがグゥの音も出ないほどの名盤なんですよねー。

というわけで、キャラ名でCDが発売されるのはそんな理由からだったという話でした。
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All Things Must Pass 聴き比べ

2014年10月02日 23時36分41秒 | 音楽
George HarrisonのThe Apple Years買いました。
Apple Years -CD+DVD-
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Capitol

早く欲しかったのと安かったのでインポート版にしましたが、正直国内版の方がいいと思います。
アップル・イヤーズ 1968-75(DVD付)
クリエーター情報なし
ユニバーサル ミュージック


ボックスセットのレポートはまた書くかも知れませんが、今回はAll Things Must Passに注目します。
聴いてみてすごくいいなと思ったので、過去のマスターと比べてみました。
早速いいヘッドフォンが役に立っています。えへへ。

オール・シングス・マスト・パス
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EMIミュージック・ジャパン

最初にCD化された1993年のマスターですが、何故か2000年にも再発売されています。もちろん私が最初に聴いたのはこれだったのですが、CD持ってなかったので今回中古で買ってしまいました(←アホ 証拠写真
どうして買っていなかったのかはよくわかりません。たぶん知らなかったからだと思いますが。最初に聴いたのはたぶんレンタルで、MD(懐かしいな!)にダビングしてました。確か。
悪くはないのですが、やはり物足りなさを感じます。

All Things Must Pass
クリエーター情報なし
EMI UK Beatles

2001年のGeorge本人の手によるリミックス・リマスター版です。
一体何を考えているのだ、というくらい音圧が高い。音がでかすぎてマスターテープのヒスノイズまで聞こえてます。
今まで一番聴き込んでいたのがこれですけど、一体何をしていたのだろうと思ってしまいました。
あまりWall of Soundっぽくしていないのも、今考えると間違いではないかと思いました。
ちなみにこれは発売日かその周辺に購入しています。

All Things Must Pass [12 inch Analog]
クリエーター情報なし
Parlophone

2010年に40th Anniversary Editionということで、↑のLPとハイレゾ版が発売されました。私はLPは買いませんでしたがハイレゾ版は購入しました。ちなみに現在では入手できないようです。
音圧が低く、1993年のマスターとだいたい同じくらいに感じます。ただ、ハイレゾだけあってくっきりと1993年マスターでは聴き取れない音も聴き取れます。気のせいかも知れませんが。
LPのためにハイレゾでAD変換し、ノイズリダクションなどの処理をした音源を発売したのでしょうか?
あれ? LPならAD変換いらんか。どうなんでしょう。今時のレコードならADDA変換しててもおかしくないですけど。いちいちアセテート盤とか作ってるんでしょうか。考えにくいですよねぇ……。デジタルのレコードシミュレーターとか使ってそうなんですが(妄想です

All Things Must Pass
クリエーター情報なし
Capitol

そして2014年のリマスター。単体売りもしています。
音圧は2001年リマスターよりも低く、ヒスノイズもあまり気になりません。またWall of Soundを心置きなく堪能できて、やっぱりPhil Spectorは凄いと思いました。犯罪者だけど。
正直過去のどのバージョンよりもいい、最高の仕上がりだと思いました。
Beatlesの2009年リマスターがレコードの音に近づけるというコンセプトでしたが、おそらくこれも同じなのだと思います。

というわけで、All Things Must Passを聴くなら2014年リマスターで決まりです。
コメント (2)
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AOOの開発からIBMが撤退か?

2014年10月02日 22時45分06秒 | LibreOffice/AOO
あらかじめお断りしておきますが、これは現段階では憶測記事です。

LibreOffice, OpenOffice, and rumors of unification(LibreOfficeとOpenOfficeと統合の噂)というブログに、なかなか興味深いことが書いてありました。
IBMがAOOの開発から撤退したのではないかということです。
その根拠としては、最近MLに出てきていないことと、コミットが全然ないことが挙げられていました。

私もちょっと調べただけでMLに出てきていないというのは誤りであることはわかりました。
開発に関しては、私はtrunkしか確認していませんけど、9/1のr1621730を最後にコミットしていなさそうに見えます。

IBM社員も、MLに出てきていないということに関しては反論していますが、IBMが開発から撤退したのかということに関しては否定も肯定もしていないのでよくわかりません。

そしてrelease manager for the next releaseというメールも流れてきて、これも実は噂は本当なのではないかと勘ぐるに値する内容です(JuergenさんはIBM社員です)。
次のリリースマネージャーが見つからないと、当然次のリリースはありません。そりゃそうですよね。

IBMの人たちがAOOのどのぐらいの部分を開発しているのかというのは、LibreOffice/Apache OpenOfficeの2013年の推移と2014年の展望に書きました。

ついでに言うと、「統合」というのは私にはいまいちピンときません。LibreOfficeは大胆に手を入れています。当然切り捨てた部分もあり、それは例えばOS/2サポートだったりします。これはもうLibreOfficeでは無理なので、「統合」したとしても(LibOベースになると仮定すると)OS/2ユーザーにはメリットないわけです。ほかにもいろいろ切り捨てた部分もあり、それを救っているのがAOOであるわけで、統合にはさしたるメリットは感じられない、というのが今のところの見立ててです。

更に蛇足ですが、私はこの憶測は誤りであって欲しいと思いますし、AOOにも開発を続行してもらうのがいいと考えています。
ただ、状況証拠を並べるとなかなか厳しいのが現状です。
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