
2月11日(建国記念の日)、天皇陛下は、初代天皇である神武天皇が橿原宮で即位したとされる日を祝う紀元節にあたり、宮中三殿を御拝された。
皇后陛下も、三殿御拝に当たり、御所でお慎みになられた。
同日、神武天皇と姫蹈鞴五十鈴媛皇后をまつる橿原神宮(奈良県橿原市)では、例祭「紀元祭」が勅祭として斎行され、天皇陛下の御名代として、勅使の唐橋在倫掌典が参向した。

神前に供える御幣物を運ぶ勅使の列=筆者撮影
天皇陛下からの供え物「御幣物」が神前に供えられ、勅使が御祭文を奏上し、国家の平安や世界平和を祈願した。

勅使の唐橋在倫掌典=筆者撮影
内拝殿では、巫女が扇を手に神楽「扇舞」を奉納し、シンガー・ソングライターの山口采希さんが国家「君が代」を独唱した。

神楽「扇舞」を奉納する巫女=筆者撮影
久保田昌孝宮司は「ロシアのウクライナ侵略は相変わらず続き、今も世界の人々を不安に陥れているが、神武天皇様は、正しい心を養う精神と世界平和の理念をもってこの国を建てられた。お一人お一人がその思いを大切にしていただきたい」とあいさつした。

あいさつする久保田昌孝宮司=筆者撮影
祭典後には、直会として折詰弁当が提供され、神宮会館では、温かい日本酒やお茶が振る舞われた。

直会で提供された料理と御神酒=筆者撮影

直会に駆け付けた久保田宮司=筆者撮影
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