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東京都慰霊堂で春季慰霊大法要

2025-03-12 20:52:00 | 日記

3月10日、東京・墨田区横網の東京都慰霊堂において、秋篠宮皇嗣同妃両殿下のご臨席を仰ぎ、「都内戦災並びに関東大震災遭難者春季慰霊大法要」が行われた。



東京都慰霊堂=筆者撮影


法要には、小池百合子東京都知事や遺族の代表など約160人も参列したほか、一般の参列者も多く訪れていた。

一部情報によると、石破茂内閣総理大臣も参列予定だったが、参議院予算委員会の集中審議に出席するため、見合わせとなった。

また、天皇皇后両陛下と愛子内親王殿下も、御所でご黙祷され、東京大空襲で犠牲になった人に改めてお悼みの気持ちを示された。


秋篠宮同妃両殿下は、毎年のように参列されており、午前10時前、東京都慰霊堂に着くと、関係者の挨拶を受け、堂内へと進まれた。



法要に向かわれる秋篠宮同妃両殿下=筆者撮影


開会の辞、読経に続き、都知事らが追悼の辞を述べた。小池都知事は「被災者、ご遺族の皆さまは懸命に立ち上がり、今日の東京を築いてきた。そのことを胸に刻み、持続可能な都市を未来へと引き継いでいく」と述べ、平和への誓いと追悼の言葉を捧げた。

また、石破総理も「悲惨な戦争の記憶と教訓を胸に刻み、世代を超えて継承しなければならない」とのメッセージを寄せた。


その後、焼香が行われ、両殿下は、お一方ずつ位牌の前でご焼香され、手を合わせて亡くなられた方々を慰霊された。



法要に参列された秋篠宮同妃両殿下=筆者撮影


東京都慰霊堂は、大正12年9月1日に発生した関東大震災による遭難者のご遺骨を納めるための霊堂「震災記念堂」として、東京市内(現在の区部)でも特に被害の大きかった陸軍被服廠跡に、震災から7年後の昭和5年に落成した。

その後、東京大空襲で亡くなられた方々のご遺骨も納められ、昭和26年、名称を「東京都慰霊堂」と改め、震災、戦災遭難者合わせて約16万3千体のご遺骨が安置されている。

また、隣接する東京都復興記念館では、大震災や大空襲に関する遺品や資料が展示されている。



東京都復興記念館=筆者撮影


東京都慰霊協会が主催する「都内戦災並びに関東大震災遭難者慰霊大法要」は、東京都慰霊堂において毎年、東京大空襲の3月10日と関東大震災の9月1日に、皇族方のご臨席を仰ぎ、仏式にて執り行われている。

東京23区内にある寛永寺・増上寺・護国寺・池上本門寺・浅草寺の貫首が輪番で大導師を勤め、今年は、増上寺法主の小澤憲珠大僧正が大導師を勤め、念仏が唱えられた。


式典終了後の午前11時からは、慰霊堂内で一般の焼香が受け付けられ、地元町内会による甘酒や裏千家によるお茶の接待も行われた。



地元町内会による甘酒の接待=筆者撮影


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皇室のご予定(3月10日〜16日)

2025-03-10 13:56:00 | 日記

宮内庁は、3月10日から16日の天皇皇后両陛下や皇族方のご予定を発表した。


天皇皇后両陛下は、14日、厚生労働大臣表彰の医療功労賞受賞者と御所で面会される。


また、同日、豊島岡墓地を行幸啓される。


その他、天皇陛下は、毎週火曜日と金曜日に、ご執務を行われ、内閣からの上奏書類に国事行為として署名や押印等の決裁をされている。


秋篠宮皇嗣同妃両殿下は、10日、「都内戦災並びに関東大震災遭難者春季慰霊大法要」参列のため東京都慰霊堂を訪問される。


また、12日、大阪府を訪問し、名誉総裁を務める大阪・関西万博の会場を視察される。


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皇室のご予定(3月3日〜9日)

2025-03-03 21:10:00 | 日記

宮内庁は、3月3日から9日の天皇皇后両陛下や皇族方のご予定を発表した。


天皇皇后両陛下は、4日、公式実務訪問賓客として訪日するマッタレッラ・イタリア共和国大統領と御会見になるほか、宮中午餐を催される。


また、天皇陛下は、5日、三田共用会議所で行われる「協力とパートナーシップのための水と災害に関する国際シンポジウム」をご聴講される。


その他、天皇陛下は、毎週火曜日と金曜日に、ご執務を行われ、内閣からの上奏書類に国事行為として署名や押印等の決裁をされている。


佳子内親王殿下は、3日、有楽町の東京交通会館で開催されている「第56回なるほど展」を視察される。


悠仁親王殿下は、3日、赤坂東邸で18歳の成年に際して初の記者会見に臨まれる。


瑶子女王殿下は、7日から9日に、三重県を訪問し、「2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ第1戦・第2戦鈴鹿大会」を観戦される。


高円宮妃殿下は、8日から9日に、京都府を訪問し、「天皇盃 第36回全国車いす駅伝競走大会」を観戦される。


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愛子内親王殿下、初の鴨場接待

2025-02-28 23:29:00 | 日記

2月14日、愛子内親王殿下は、千葉県市川市の宮内庁新浜鴨場で、鴨場接待に初めて臨まれ、スイスやキューバなど12カ国の駐日大使夫妻らに対し、佳子内親王殿下と接遇にあたられた。



新浜鴨場=筆者撮影


国内外の賓客を接待する鴨場接待は、天皇陛下の思召しにより、新浜鴨場と埼玉鴨場(埼玉県越谷市)に招かれ行われている。

また、猟期外には、一般向けの見学会も実施している。


鴨猟は、竹林に囲まれた元溜と呼ばれる大池にいる野生の鴨を、訓練されたおとりのアヒルを使って、池から伸びる細い引堀に誘導し、叉手網(さであみ)と呼ばれる絹糸で作られた手持ちの網を用いて、鴨が飛びたつところを捕獲する。

捕獲した鴨は、生態調査のため、種類や性別などを記録した上、標識をつけて放鳥される。



引堀=筆者撮影



引堀=筆者撮影



叉手網=筆者撮影


鴨猟の後には、午餐が催され、鴨すきが提供されるが、現在は、捕獲した鴨は食べず、飼育された合鴨が供される。



午餐が催される食堂=筆者撮影



宮内庁の鴨すきを再現したもの=筆者撮影


なお、新浜鴨場は「しんはま」と読むが、地名は「にいはま」と読む。これは浜離宮から鴨場が移転し、"新"浜鴨場と呼ばれたためとされている。


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皇室のご予定(24日〜3月2日)

2025-02-25 07:44:00 | 日記

宮内庁は、2月24日から3月2日の天皇皇后両陛下や皇族方のご予定を発表した。


天皇皇后両陛下は、2月26日、人事院総裁賞受賞者と御所で面会される。


また、天皇陛下は、3月1日、旬祭に当たり宮中三殿を御拝される。


その他、天皇陛下は、毎週火曜日と金曜日に、内閣からの上奏書類に署名や押印等を行う国事行為としての執務を行なわれている。


秋篠宮皇嗣殿下は、2月26日から28日、タイのナレースワン大学で開かれる名誉学位授与式にご出席ため、タイを私的に訪問される。27日に式に臨まれ、畜産学の名誉博士号が送られる。

また、タイ旅行につき、25日及び28日に、宮中三殿を参拝される。


2月27日から3月2日に開催される第96回宮様スキー大会国際競技会にご出席のため、寛仁親王妃殿下、高円宮妃殿下、彬子女王殿下は、北海道を訪問される。


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