★大天使ミカエルと聖司教オベールの彫刻です。
アヴランシュ(ノルマンディーの都市)の司教オベールの
夢の中で、「あの岩山に私をたたえる聖堂を建てなさい」
と伝えた聖ミカエル。
しかしオベールが信じなかったため、
三度目の夢でミカエルはオベールの頭に指を入れることで、
お告げを強く示しました。
翌朝オベールが起きると、
本当に穴が空いているではありませんか!
・・・と、そんな瞬間をイメージした作品なのです。
★こちらは暖炉の跡。
お金持ちには立派な食堂が、
巡礼者には質素な食堂が用意されていたそうです。
もちろん寄付金が必要だったから・・・
やっぱり運営にはお金が必要なんですね(^^;
私が勝手に抱いていた「モンサンミシェルの神秘性」は
伝説と自然の中にあるようです・・・
★石で造られた建築物ですから、
重さを支えるための壁がとにかく壁が厚い!
出窓でそれを確認することができます。
★モンサンミシェルが監獄として使用されていた時、
政治犯たちはこの車を回す作業をしていたそうです。
<仕組み>
車の中で数名が歩き、重みで車が動く
↓
ロープが車軸に巻きつく
↓
ロープにつながれた重いものが持ちあがる
100年戦争の時は捕虜が多数拘留されたといいます。
また、理不尽な罪名で拘留された多くの人たちが、
狂気に陥るほどの狭い独房の中で、
その命を落としていったとか・・・
こわい・・・
★この素晴らしい景色も、囚人たちにとっては
「もう二度と外には出られない」という
絶望を抱かせたのでしょうか・・・
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