「授かりもの」

昨日、知り合いのKさんと久しぶりに話をしました。

Kさんは、近所の小学校より児童父兄対象の講演依頼を受け、

どんな話をしたらいいかと思案中でした。

Kさんは、二十何年前からずっと、朝食を済ませると通学路に立

ち、学校に通う子供たちを見守り、あいさつを通してコミュニケ

ーションをとってこられたとのことです。

「子供たちとしゃべっていると、パワーがもらえるんだよね!」

と本当に楽しそうに話してみえました。

「ところで、稲垣君、子供はだれのもの?」と聞かれた。

「・・・・。」簡単そうで、難しい質問。

「みんなのものですか。」と答えると

「そう、みんなのもの。

 昔はね、子供をね、授かりものと言ったの。

 神様、仏様からのね。

 だから、子供たちは親だけでなく、
 
 地域の人たちも子育てに加わっていたの。

 僕の少年時代なんかね、

 ちょっとでも間違ったことすると親ばかりでなく、

 近所の人達も真剣に怒ってくれたかな。

 愛情をもってね。授かりものが間違った方向に行かない

 ように。」

と、他にもいろいろ教えていただきました。

僕もそんな気持ちで子供と接していこうと思いました。

※このままの話を講演会ですればいいんじゃないかな。


  
コメント ( 0 )