浪漫ー古(いにしえ)の彼方へ

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哲学シリーズ、人間の正体④、価値評価法(貴族的・僧侶的)の比較

2025-02-11 19:44:35 | 日記

はじめに

このシリーズは、

哲学を分かりや

すく、紐解く事

のみに集中して

いく所存である。

 

それ故、哲学用語

は、解説も含めて、

数多く用いるが、

哲学者の名前には、

出来るだけ触れず

に、進めていくの

で、読者には、予

め、ご了承願いた

いと存ずる。

 

貴族的価値評価法

貴族的価値評価法

とは、

自分の力が

自発的に

発揮された時に

感じる

「自己肯定感」

に、基づいて

価値を判断する

方法である。

 

自分の

行動や能力

によって

得られる

満足感や

高揚感が、

「良い」

と、される

価値の基準

となる。

 

具体例を

以下に示す。

 

スポーツ

 

サッカー選手が

試合で素晴らしい

プレーをした時、

「今日の俺の

動きは

只者じゃないぞ。

 

ひょっとして

オレって天才か?」

 

と感じる。

 

音楽

 

作曲家が曲を作って

いる際、

素晴らしいメロディ

が、次々と浮かび、

「今日は溢れる

ように

メロディが

出てくるぞ」

 

と感じる。

 

仕事

 

営業職の人が、

難しい顧客

との交渉を

成功させた時、

「この案件を

まとめられた

のは、

まさに、

私の実力だ」

 

と感じる。

 

日常生活

 

料理を作った

人が、

その出来栄えに

満足し、

「今日の料理は

最高だ!」

 

と感じる。

 

これらの例では、

自分の行動や

能力によって

何かを

成し遂げた事に

対する

満足感や

達成感が、

「良い」

という

価値判断の

基準と

なっている。

 

ここで、

貴族的価値評価法

の特徴を以下に

示す。

 

自己中心的

 

自分の

感情や感覚が

価値判断の

基準と

なるため、

主観的で

自己中心的な

傾向がある。

 

肯定的な感情

 

自分の能力を

発揮できた事に

よる

肯定的な感情

(喜び、高揚感、

達成感など)

が、重視される。

 

能動性

 

自分の意志で

行動し、力を

発揮することが

重要で価値が

ある。

 

僧侶的価値評価法

僧侶的価値評価法

とは、

(=あるいは

普遍的な

道徳や倫理)

の視点から価値を

判断する方法で

ある。

 

神の教えや戒律に

かなっているか

どうかが、

「善」

とされる

価値の基準と

なる。

 

具体例を

以下に示す。

 

宗教

 

宗教家が、

神の教えに

従って

正しい行いを

しようと努める。

 

道徳

 

人が、

社会の

ルールや

倫理観に

従って

行動する。

 

ボランティア

 

ボランティア

活動をする人が、

困っている人を

助けることは

正しいことだと

信じて行動する。

 

日常生活

 

親が、

子どもに対して

正直で思いやりの

ある人になるように

教える。

 

これらの例では、

神の教えや

社会の規範に

かなっているか

どうかが、

「善」

という

価値判断の基準

となっている。

 

僧侶的価値評価法

の特徴を以下に

示す。

 

利他的

 

自分の感情や

欲求よりも、

神や他者の

ために

行動する事が

重視される。

 

客観性

 

神や普遍的な

道徳という

客観的な基準に

基づいて

価値判断が

行われる。

 

受動性

 

神の意志や

社会の規範に

従うことが

重要で価値が

ある。

 

二つの価値評価法の対比

<貴族的価値評価法 >

 

価値の基準

 

自分の能力の

発揮による

肯定的な感情。

 

行動の動機

 

自己満足、

自己肯定感の

追求。

 

特徴

 

自己中心的、

能動的。

 

< 僧侶的価値評価法>

 

価値の基準

 

(=または

普遍的な道徳)

 

行動の動機

 

神の意志、

他者への奉仕。

 

特徴

 

利他的、

客観的、

受動的。

 

総合

ある哲学者は、

貴族的価値評価法

を、肯定的に捉え、

僧侶的価値評価法

を、批判的に捉えた。

 

一方で、

現代社会では、

個人の自由や

自己実現が

重視されるが、

社会的な責任や

倫理観も求めら

れており、

二つの

価値評価法の

バランスを

取ることが

重要と言える。

 

これらの価値観を

理解することで、

自分自身の行動や

価値観を深く

理解する一助

となるかも

しれない。

 

 

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哲学シリーズ、人間の正体③・人間は社会的動物である

2025-02-05 22:02:05 | 日記

はじめに

このシリーズは、

哲学を分かりや

すく、紐解く事

のみに集中して

いく所存である。

 

それ故、哲学用語

は、解説も含めて、

数多く用いるが、

哲学者の名前には、

出来るだけ触れず

に、進めていくの

で、読者には、予

め、ご了承願いた

いと存ずる。

 

社会的動物とは?

「人間は

社会的動物

である」

という言葉は、

古代ギリシャに

おいて

著書「ポリティカ」

の中で、

述べられている

言葉として有名

である。

 

この言葉は、

人間が

社会的な

環境の中で

生き、

他者との

関係性の中で

自己を

形成していく

存在であること

を意味する。

 

具体的な例を示す。

 

➀言葉の習得

 

赤ちゃんは

生まれたときから

言葉を話せるわけ

ではない。

 

周りの大人の

言葉を聞き、

真似ることで

徐々に言葉を

覚えていく。

 

これは、

人間が社会的な

環境の中で

言語を習得して

いくことを

示している。

 

➁文化の継承

 

私たちは、

親や教師から

様々な

文化や習慣を

教わる。

 

お正月には

おせち料理を

食べる、

お盆には

お墓参りに行く

といった習慣は

世代を超えて

受け継がれて

いく。

 

これも、

人間が社会の

中で

文化を継承して

いく存在である

ことを示して

いる。

 

③役割の分担

 

現代社会では、

人々は様々な

仕事に就き

それぞれの

役割を担って

いる。

 

会社員は

会社で働き、

医者は

病院で患者を

治療する。

 

このように、

人間は

社会の中で

役割を分担し、

互いに

支え合って

生きている。

 

④感情の共有

 

嬉しい時や

悲しい時、

私たちは

誰かと

その気持ちを

共有したいと

思う。

 

友達と喜びを

分かち合ったり、

家族に悲しみを

打ち明けたり

することで、

私たちは

心の安定を

保つ。

 

これも、

人間が感情を

共有する

社会的な存在

であることを

示している。

 

人間が「社会的動物である」その理由

では、

何故、人間は

社会的なのか?

 

ある哲学者は

人間が

「ロゴス(理性)」を

持つ動物である、

と指摘した。

 

人間は、

理性を使って

考え、

言葉を使って

コミュニ

ケーションを

取ることが

できる。

 

加えて、

言葉を通じて

他者と協力し、

共同生活を

営むことで、

より豊かな

生活を送る

ことができる。

 

また、

人間は1人では

生きていけない

存在でもある。

 

食料を調達する

にも、

住む場所を確保

するにも、

他者の助けが

必要である。

 

人間は、

お互いに

支え合い、

協力し合う

ことで、

より安全で

快適な生活を

送ることが

できるので

ある。

 

そんな中、

現代社会は、

高度に分業化

され、

複雑な

社会システムに

よって

成り立っている。

 

このような

社会において、

人間はますます

他者との

つながりを深め、

協力し合って

生きていく

必要がある。

 

一方で、

現代社会は

個人主義化が

進み、

人間関係が希薄に

なっていると

いう課題も

抱えている。

 

SNSの普及に

より、

オンラインでの

コミュニ

ケーションは

活発になったが、

直接

顔を合わせての

コミュニ

ケーションが

減っているという

指摘がある。

 

このような

状況を踏まえ、

私たちは改めて

「人間は

社会的動物

である」

ということを

認識し、

他者との

つながりを

大切にする事が

求められている。

 

総合

「人間は

社会的動物

である」

という言葉は、

人間が

社会的な

環境の中で

生き、

他者との

関係性の中で

自己を

形成していく

存在である事を

意味している。

 

言葉の習得、

文化の継承、

役割の分担、

感情の共有など、

私たちの生活の

あらゆる側面に、

このことが

現れている。

 

現代社会に

おいては、

人間関係が

希薄になって

いる

という課題も

あるが、

私たちは改めて

「人間は

社会的動物

である」

ということを

認識し、

他者との

つながりを

大切にする事が

求められる。

 

 

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