奄美自然観察記

高のフィールドより

ヒリュウシダの葉陰にいた  カトウツケオグモ

2024-11-09 17:31:44 | その他の生物

早朝から一日中、雨が断続的に降り続きました。時折小雨の降る林道脇で、重なり合ったヒリュウシダの葉の隙間から、木くずのような蛾のよのものが見えました。そおっと、葉をめくってみると、下側の葉の上にいたのは、カトウツケオグモでした。前回見たのが2年前の7月だったので、なかなか観ることのできなクモです。カニグモ科のカトウツケオグモはその姿を鳥の糞に似せて、寄ってくる昆虫を捕まえるとか、化学物質を出して昆虫などを誘引して捕食するとか言われていて、実際にハエを捕えたところを目撃したこともあります。まだまだ生態の不明な点も多いクモのようです。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ひかんまふぇっさら一日中、あむぃぬちぎちぎ降り続きょうたが。とぅきどぅき小雨ぬ降りゅん林道ぶちじ、重なりおおとぅんヒリュウシダぬ葉ぬええだら、きぃんくずんいししゅてぃハブルにしもしゅんむんぬ、にゃあたっと。よおりっくゎ、葉ばどかしにしゃっとぅ、しゃー側ぬ葉ぬうーじうたんや、カトウツケオグモだりょうた。前にしゃんが2年前ぬ7月だりょうたんかな、なかなかにゅんくとぅぬでけらんクゥブィガスィだりょっと。カニグモ科ぬカトウツケオグモや、ウンヨッスィバトッゥリぬくすぃち似しゅてぃ、ゆてぃきゅん虫ばかってぃむぃんちんきゃ、化学物質ばいじゃし虫っきゃば、くぅらしちかみゅんちんきゃ言ゃっとぅてぃ、ほんとにハイばちかむぇとぅんどろば、にしゃんくとぅもありょっと。まだまだきゃっしゃん暮らししゅんか分からんくぅぬふうさんクゥブィガスィにしりゅりょっと。

 


オトコエシの花で待ち構える  コハナグモ

2024-10-08 17:48:15 | その他の生物

早朝は雨が降りましたが、次第に曇り空へと変わり、午後からは晴れてきました。林道脇にあった一本のオトコエシ。小さな白い花がぎっしりと咲いています。近づいて花をアップで撮影しているうちに、小さなクモがいることに気づきました。体長5mmほどの小さな体で長い前脚を広げて、獲物がやってくるのを持ち構えているようです。カニグモ科のコハナグモで、薄茶色の腹部には小さな斑点がありますが、個体によって模様にはいろいろと違いがあるようです。眼がマンガチックに見えて、かわいらしく見えてしまいます。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ひかんまふぇっさや、あむぃぬ降りょうたんじゃが、だんだん曇りなてぃっち、ひんまらや晴れぃてぃきょうたっと。林道ぶちじあたんちいちぬオトコエシ。いなさししるさん花ぬぎっしり咲しゅりょっと。近ゆてぃ花ばだいばんし写しゅたっとぅ、いなさんクモぬうんち判りょうたが。どぅうぬ長さや5mべりぬいなさんどぅうし、長さんむぇーはぎばひるぐぃてぃ、かみむんぬきゅんば持ち構えとぅんあんぶぇだりょっと。カニグモ科ぬコハナグモあてぃ、薄茶色ぬわたじや、いなさん点々ぬありょんじゃが、うんむんにゆてぃ模様にやあれぃくれぃぬ違いぬあんにししゅりょっと。むぃぬマンガにしにゃあってぃ、もぞっさくゎにゃあれぃっと。

 

 


クズの葉の上にいた  タメトモマイマイ

2024-09-26 17:24:21 | その他の生物

台風16号は早くも熱低に変わり、風もなく時折小雨が降る程度です。一昨日の観察会下見の時のことですが、クズの葉にいたのはタメトモマイマイでした。殻径が約2.5cmほどで、薄茶色の殻に一本の茶色い筋模様が入っています。今回が3度目の確認で、最初は16年前の9月で、今では枯れてなくなってしまったワダツミノキの幹にいて、もう少し白っぽい個体でした。最初はオキナワウスカワマイマイかと思って安易に近づいたため、眼玉を引っ込めてしまいました。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

てーふ16号や、きっさ熱低ち変わてぃ、かじもねんば、とぅきどぅき小雨ぬ降りゅん程度だりょうたが。きぬうってぃぬ観察会しゃー見ぬとぅきぬくぅとぅだりょんば、クズぬ葉じうたんやタメトモマイマイだりょうたっと。殻径やて~げ2.5cmべりあてぃ、薄茶色ぬ殻じ一本ぬ茶色筋模様ぬほっちゅりょっと。きゅうが3くゎい目ぬにいかたあてぃ、初むぃや16年めーぬ9月、なぁましや枯れぃてぃねんなたんワダツミノキぬしんじうてぃ、ななりしるぶぇっとぅしゅんむんだりょうたが。初むぃやオキナワウスカワマイマイかいち思てぃ、かんたんに近ゆたんかな、むぃん玉ば引っくぅでぃしまようたっと。

 


アオバハゴロモを捕食  ジョロウグモ

2024-09-07 17:26:01 | その他の生物

早朝は気温24度で、お昼ごろは33度まで上がり、また暑くなりました。林道脇で、小さなジョロウグモ(亜成体)と思われる個体を数回見ました。体長がまだ1cmにもみたない小さなクモで、ジョロウグモのオスではなく子どものメスグモかと思われます。一カ所では、アオバハゴロモを捕食していました(写真1,2枚目)。小さなクモなりに小さな獲物を捕らえたのでしょう。ジョロウグモは、秋に卵を産み卵で越冬して、春に子グモが生まれるようです。ただ冬にもジョロウグモの成体を観ることが結構あるので、奄美の場合少し時期がずれるのかもしれません。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ひかんまふぇっさや気温24度あてぃ、ひんまごろや33度がれぃ上がてぃ、またあちかなりょうたっと。林道ぶちじ、いなさんジョロウグモ(亜成体)ち思われぃんむんば何くゎいかにょうたっと。どぅうぬ長さや、まだ1cmにもならんいなさんクブィガスィあてぃ、ジョロウグモぬインガやあなんてぃ、わらぶぇぬウナグクブィガスィち思われぃっと。ちゅとろじや、ハトっくゎば、ちかでぃかどぅりょうたが(写真1,2枚目)。いなさんクブィガスィなり、いなさんかみむんば、ちかだんだろ。ジョロウグモや、秋卵ば産でぃ卵し冬うてぃ、春くゎっくゎクブィガスィぬ、まれぇんあんぶぇだりょっと。ただ冬もジョロウグモぬフッチュクブィガスィばにゅんくとぅとぅぬ、て~げありょんかな、わきゃ島ぬ場合や、なあり時期ぬ違てぃきゅんかも分からんど。

 


やや上流側にもメヒルギ群落  ベニシオマネキ

2024-08-14 17:05:31 | その他の生物

早朝は気温25度と、ちょっと秋の気配を感じたのもつかの間、太陽が照り始めるとみるみる暑くなりました。さて、今日は北部のマングローブ域を観る機会がありました。いつもの海のすぐそばではなく、流れ込む川のやや上流側に行ってみると、意外にも狭い川幅にもかかわらず、メヒルギの群落が観られました(写真1枚目)。メヒルギの根元付近を観ると、ポツポツと赤いものが・・・。久しぶりに観るベニシオマネキでした。ぱっと見ただけで、6匹はいたし、周辺には穴が結構開いていたので、わりと多く生息しているものと思われました。南部の広大なマングローブ林でもなかなか見ることが出来ないベニシオマネキ、大切にしていきたいものです。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ひかんまふぇっさや気温25度ち、なありっくゎ秋らっしゃち思わったんじゃが、てぃだんぬてぃりはっち、すぐあちかなてぃきょうたと。がしやしゅんじゃが、きゅうやにし方ぬマングローブぬどろばにがいきょうたっと。いちんけんぬうんぬすぐぶちやあなんてぃ、流れくぅみゅんこらぬ、なありうー側ち行じにしゃっとぅ、思いとぅ違てぃ、いばさんこら幅あんなんてぃ、メヒルギぬまぐんぬにゃあたっと(写真1枚目)。メヒルギぬにぃぐりぼてぇばにしゃっとぅ、ポツポツちはーさんむんぬ・・・。まれぇまれぇにゅんベニシオマネキだりょうた。ぱっとぅにしゃんだけし、むうちやうてぃ、うんぼてぇじやがまぬて~げいっぱいあしゅたんかな、て~げいっぱい生きちゅんむんち思わったっと。ふぇ方ぬふうさんマングローブ林じも、なかなかにゅんくとぅぬでけらんベニシオマネキ、で~じにしいかんばいきょうらんが。

 


ヒトツメハゴロモを捕えていた  ヤハズハエトリ

2024-08-13 17:41:03 | その他の生物

午前中は少し雲が多かったものの、ほぼ一日中晴れました。水田一帯の秋名に出かけた帰り道、ふと車の窓を観ると、雨除けに1匹のクモがいて、しっかりとヒトツメハゴロモを捕えているではありませんか。あわてて車を止め、カメラを向けて撮影するものの、逆光で黒っぽくしか見えません。そっとドアを開けて車の外から再び撮影するも、捕らえた獲物はしっかりとくわえたままです。帰って調べてみると、どうやらハエトリグモ科のヤハズハエトリの雄個体と思われます。体長は約1cmほどで、全国的に生息しているようです。イネ科植物のススキなどに止まっていることが多いようですので、農道を車で通った際に窓ガラスにくっ付いてしまったのでしょう。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ひかんまや、なあり雲ぬふうさりょうたんば、て~げ一日中晴れぃりょうたっと。田袋ぬ秋名ちいじゃん帰り道、あげっち車ぬ窓ばにしゃとぅ、あむぃ除けじ、ちいちぬクブィガスィぬうてぃ、ちゃんとぅヒトツメハゴロモば、かってぃむとぅりょうたっと。ばたぐてぃ車ば止むぃてぃ、カメラば向けてぃ写しゃんじゃが、逆光しくるかしかにゃあらんど。よおりっくゎやどばふぇてぃ車ぬすとぅら、なぁいっくゎい写しゃんじゃが、とぅたん獲物やちゃんとぅくぅうたんままだりょっと。帰てぃ調ぶてぃにしゃっとぅ、て~げハエトリグモ科ぬヤハズハエトリぬインガむんにししゅりょっと。どぅうぬ長さや、て~げ1cmべりあてぃ、全国じうんにししゅりょっか。イネ科植物ぬガヤんきゃじ止まとぅんくぅとぅぬふうさんにししゅりょんかな、農道ば車しとぅうたんとぅき窓ガラスちくっかたんだろや。

 


卵を抱えていた  サカモトサワガニ

2024-08-10 23:02:19 | その他の生物

早朝は気温26度と、少し涼しく感じます。林道を歩いていると、沢のそばのコンクリートの上に赤っぽいカニがいました。近づいてみると、奄美大島から沖縄に生息しているサカモトサワガニでした。おなかの辺りが大きくなっているので、そっと前側に移動してみると、わりと大きめ(直径約3~4mm)の卵を抱えていました。ご存じのように川にいるカニ(ベンケイガニやモクズガニなど)でも、産卵期になると海へ移動し、卵から孵化したこども(ゾエア幼生)を海に放ち、プランクトンとして海で育ち、やがて稚ガニになって再び川へ戻ってきます。ところが、このサカモトサワガニなどサワガニの仲間は、卵からゾエアを経ずに、卵から稚ガニなるまで母ガニがおなかに抱えたまま沢の周辺で過ごすようです。卵をアップでみると、中で稚ガニに成長し始めているように見えます。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ひかんまふぇっさや気温26度あてぃ、て~げすぃだ~さちりょっと。林道ばあっちゅたっとぅ、こらぬぶちぬコンクリートぬうーじ、はーぶえっとぅしゅんガンぬうりょうたっと。近ゆてぅぬしゃっとぅ、わきゃ島ら沖縄じうんサカモトサワガニだりょうた。わたぬふうさなとぅたんかな、よおりっくゎむぇー側ちいじにしゃとぅ、て~げふうさん(直径約3~4mm)ぬ卵ば抱しゅりょうたっと。知ちゅんち思ゆんとぅうり、こらじうんガン(ベンケイガニんきゃモクズガニんきゃ)あてぃも、卵ば産みゅん時期なれぃば、うんちいじ、卵ら孵化しゃんくゎっくゎ(ゾエア幼生)ば海ちいじゃし、プランクトンとぅし、うんじほでぇてぃ、やがてぃくゎっくゎガンなてぃ、またこらち戻てぃきょっと。がしゅんば、くんサカモトサワガニんきゃサワガニぬしじょや、卵らゾエアちなりゅん時期ば経らんてじ、卵らくゎっくゎガンなりんがれぃうやガンぬわたち抱しゅんまま、こらぼてぇじ暮らしゅんにししゅりょっと。卵ばだいばんしにいば、中じくゎっくゎガンちほでぇはじめとぅんにし、にゃあれぃっと。

 


【新川シリーズ 93】体に黒斑と丸い胸びれ  オオウナギ

2024-07-04 16:57:44 | その他の生物

静岡では、今日の最高気温が39度を超えたようです。すごい暑さですね。奄美は34度止まりで、何とか猛暑日を逃れました。名瀬の街中を流れる新川沿いを歩いていると、ふと以前からいるオオウナギに目が止まりました。私の腕より大きな個体が2匹いて、橋の上から真下を観ると、その姿がよく見えます。写真をアップして観ると、体の表面には小さな黒斑がたくさんあることが判ります(写真3枚目)。一説によると、オオウナギは40年ほど生きるといいますから、かなり長生きのようです。胸びれも丸っこくてかわいらしい。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

静岡じや、きゅうぬ最高気温や39度ば超えたんあんぶぇだりょっと。はげぇ~、むぅるぅあちさりょうりや~。わきゃ島や34度止まりあてぃ、きゃっしか猛暑日ならんたっと。名瀬ぬ街中ば流れぃとぅん新川ぶちば、あっちゅたっとぅ、あげぇっち、むぇーらうんオオウナギち、むぃいぬいきょうたっと。わんぬてぃいんまふてぇさん、だいばんむんぬたあちうてぃ、橋ぬう-ら真しゃーば、にしゃっとぅ、うんだっかぬ、むるにゃあたっとそ。写真ばだいばんしにしゃっとぅ、どぅうぬうーじや、いなさっくゎし、くるかん点々ぬ、いっぱいあんくとぅぬ判りょっと(写真3枚目)。たるがぬ言いば、オオウナギや40年べり生きりゅんち言ゅんかな、いころ長生きにししゅりょっと。胸びれだか丸々っくゎしゅてぃ、もぞっさりょっか

 

 

 


マングローブ自然観察会  オキナワハクセンシオマネキなど

2024-06-09 23:26:39 | その他の生物

NPO法人奄美野鳥の会主催の「マングローブ自然観察会」に参加しました。午前10時にマングローブパーク駐車場に集合し、まずは周辺の生きものなどを観察。駐車場に植えられていたソテツの葉が刈り込まれていたのは、いま奄美大島でソテツを枯らしているソテツシロカイガラムシの被害を防ぐためであることなどが説明されました(写真1,2枚目)。また、敷地内の草地にいたチュウサギ(写真3枚目)や、トイレの軒下に営巣していたリュウキュウツバメの巣なども観ることができました(写真3枚目)

 

 

それからは、直接マングローブの海岸へ移動し散策しました。すでに湿地に生えているメヒルギの花(写真2枚目)も咲き始めています。海岸に漂着したサキシマスオウノキの実からは、芽が出始めていました(写真3枚目)。潮が引いていくにつれ、砂や湿地の中からいろいろなカニが現れ、なかでも片方のハサミが大きく、それを振り上げるような動作から名の付いているオキナワハクセンシオマネキ(写真4枚目)は、たくさん出てきて目立っていました。また、浅瀬を泳いでいたミナミトビハゼ(写真5枚目)のかわいらしい姿も、観ることが出来ました。最後に今回観た生きものや感想などを述べ合い、観察会は終了しました。

 

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アカメイヌビワの若葉にいた  ヤマシロオニグモ

2024-06-02 17:09:32 | その他の生物

今日も一日中ほぼ曇り空でした。早朝の林道をゆっくりと歩いていたら、アカメイヌビワの若葉に何やらコオロギのようなものが止まっています。近づいて観たら、体長約1cmほどのクモでした。最初はホシスジオニグモかと思ったのですが、腹部上部から頭部にかけてボサボサとたくさんの毛が生えています。腹部のほっそりとしていますので、ヤマシロオニグモのオスと思われます。メスは腹部が丸くてもっと大きい。腹部背面の模様には変異があり、この個体はセジロ型と言われるもののようです。かなり近づいたら、脚を縮めて警戒されてしまいました(写真3枚目)。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

きゅうだか一日中て~げ曇り空だりょうたっと。ひかんまふぇっさぬ林道ば、よおりよおりあっちゅたっとぅ、アカメイヌビワぬ若~さん葉じ、ぬーがぬコオロギにししゅんむんぬ止まとぅりょっと。近ゆてぃにしゃっとぅ、どぅうぬ長さやて~げ1cmべりぬクゥブィガスィだりょうたっと。初むぃやホシスジオニグモかいち思たんじゃが、わたぬうー側らかまちがれぃボサボサちいっぱいぬヒギィぬむぇーとぅりょっと。わたやほそさしゅんかな、ヤマシロオニグモぬインガち思われぃっと。ウナグやわたぬ丸かしゅうてぃ、ななりふうさりょっと。わたぬくぅし側ぬ模様にやあれぃくれぃあてぃ、くんむんやセジロ型ち言ゃっとぅんむんにししゅりょっか。いころ近ゆたっとぅ、はぎぃば縮むぃてぃ、うっくひきゅんだっかなとぅりょうたっと(写真3枚目)。

 


林床に黄色の美しい模様  ムシホコリ 

2024-04-23 16:42:25 | その他の生物

一昨日の徳之島の観察会の時のことですが、参加者の一人が林道脇で黄色に広がる変形菌(粘菌)を見つけました。木や岩にもよじ登り、先端が扇状に広がって伸びています。これは、小さな「粘菌アメーバ」から変形体へと変身した状態で、周りにいる菌類や細菌などを餌として大きく成長していきます。やがて胞子を作るための「子実体」を作ります。これは、ムシホコリの変形体と思われますが、よく似たキフシススホコリかも知れません。ムシホコリは、以前子実体を観たこともあります。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

きぬうっていぬ徳之島ぬ観察会ぬとぅきぬ、くぅとぅだりょんば、まあじんまなたんちゅぬ林道ぶちじ黄ーかひるがりゅんる変形菌(粘菌)ばにっきりょうたっと。きぃんきゃだいばん石ちも、のおおてぃいじ、先ぬ扇ぬだっかちひるがてぃ、ぬでぃいきょっと。くぅれぃや、いんさっくゎしゅん「粘菌アメーバ」ら変形体ちなてぃいじ、うんぼてぇじうん菌類んきゃ細菌きゃば、かみむんとぅし、ふうさなてぃいきょっと。やがてぃ胞子ばちくりゅんたむぇぬ「子実体」ば、ちくりょっと。くぅれぃや、ムシホコリぬ変形体ち思われぃんば、むる似しゅんキフシススホコリかも分らんど。ムシホコリや、前、子実体ばにしゃんくとぅぬありょっと。

 


【新川シリーズ 91】まだ元気に泳いでいた  オオウナギ

2024-03-31 15:53:06 | その他の生物

今日で3月も終わり、年度末ですね。午前中はよく晴れたものの、午後からは急に曇り、雨も降りだしました。早朝、名瀬の町を流れる新川沿いを歩いて、野鳥をカウントをしていると、橋の近くにいたおじさんに「オオウナギがいるよ」と声をかけられました。観てみると、なるほど川底を体長約1mはあろうかと思われるオオウナギがゆっくいと泳いでいました。以前から何度か観ているのですが、まじまじと観るのは4年ぶりでした。オオウナギは、このような街の川にもいるかと思えば、川のかなり上流でも時折見かける、ちょっと不思議なウナギです。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

きゅうし3月だか終わり、年度末だりょうりや~。ひかんまや、むる晴れぃとぅたんば、ひんまらやあっただんま曇りてぃ、あむぃだか降りじゃしゅりょうたっと。ひかんまふぇっさ、名瀬ぬ町ば流れぃとぅん新川ぶちば歩っち、トゥリば調ぶぇとぅたっとぅ、橋ぬ近さじうたんうじに「だいばんウナギぬうりょっと」ちくぅいばけぇらったっと。にしゃっとぅ、なるほどこらんしゃーば、どぅうぬ長さやて~げ1mやあんち思われぃんフウウナギぬ、よおりよおり泳じゅりょたっと。前ら何くゎいか、にしゅんじゃが、ゆんまにゅんや4年ぶりだりょうた。フウウナギや、かしゃん街ぬこらじもうんち思うば、こらぬいころうー側じもとぅきどぅきにゅん、なありうとぅまらかんウナギだりょっと。

 

 


大きさ2mm前後の小さな陸貝  オオシマムシオイガイ

2024-02-24 16:25:43 | その他の生物

一日中曇りで、時折小雨が降りましたが、気温20度ほどで暖かな一日でした。一昨日森の中で、落ち葉の上にいた大きさ約2mmほどの小さなカタツムリを観ました。最初はケハダシワクチマイマイではないかと思いましたが、軟毛はなく形も少し違うようです。ネットなどで、いろいろと調べてみると、どうも奄美大島固有のオオシマムシオイガイではないかと思われます。オオシマムシオイガイは殻径が4mmほどとなっていますが、この個体はほぼ2mm程度と小さく、たぶん稚貝ではないかと思われました。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

一日中曇りあてぃ、とうきどぅき小雨ぬ降りょうたが。気温20度べりち温さん一日だりょうたっと。きぬうってぃ山ぬ中じ、うてぃとぅん葉ぬうーじうたん、ふうさや2mmべりぬいなさっくゎしゅんチンジャマばにょうたっと。初むぃやケハダシワクチマイマイやあなんかち思いかただりょうたんじゃが、ひぎやねんてぅ、だっかだかなあり違ゆんにししゅりょっと。ネットきゃし、あれぃくれぃ調ぶぇてぃにしゃっとぅ、たいがいわきゃ島じだけうんオオシマムシオイガイやあなんかいち思われぃっと。オオシマムシオイガイや殻ぬふうさや4mmべりちなとぅりょんじゃが、くんむんやて~げ2mmべりちいなさしゅてぃ、きっとぅわらぶぇぬチンジャマやあなんかいち思わったっと。

 


2ヶ所で確認  オオシマアズキガイ

2024-02-21 18:41:47 | その他の生物

今日も早朝から気温19度と暖かく、昼頃は26度まで上がり、Tシャツ1枚で過ごせるほどでした。森の中の2か所で、久しぶりにオオシマアズキガイを観ることが出来ました。1か所目は朽ちた倒木の上にいて(写真1,2枚目)、2か所目は苔の生えた岩の上にいました(写真3枚目)。殻の大きさは約1㎝前後と小さく、アズキの種に似ていなくもないのですが、殻は小さいものの分厚く硬そうで、分厚い蓋も身に着けています(写真2枚目)ので、蓋を閉めれば怖いものなしといったところでしょうか。久々に確認できた奄美固有の陸産貝でした。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

きゅうだか、ひかんまふぇっさら気温19度ち温さあてぃ、ひんま頃や26度がれぃ上がてぃ、Tシャツ1枚しうられぃんほどだりょうたっと。山ぬ中ぬたとろじ、まれぃまれぃオオシマアズキガイば、にゅんくとぅぬ、でけりょうたが。ちゅとろ目や、くぅさてぃとおれぃとぅんきぃぬうーじうてぃ(写真1,2枚目)、たとろ目や、ぬりぬむぇーとぅんだいばん石ぬうーじ、うりょうたっと(写真3枚目)。殻ぬふうさや、て~げ1㎝べりち、いなさしゅてぃ、アズキぬ種とぅ似しゅらんくとぅもねんば、殻やいなさてぃもあちかしくぅわかげかしゅてぃ、むるあちかん蓋だかむっちゅりょん(写真2枚目)かな、蓋ば閉めれぃば、ぬんうとぅるしゃんむんやねんだろや。まれぃまれぃにゅんくとぅぬでけたん、わきゃ島じしかねんチンジャマだりょうたっと。

 

 


浜に大きな魚  ハリセンボン

2024-02-19 18:33:51 | その他の生物

午前中は小雨が降っていたのですが、午後からは晴れました。住用町の内海に流れ込む海水の通り道近くを散策していると、浜で2羽のカラスが何かを突っついていました(写真1枚目)。何だろうと近づいて観ると、大きなハリセンボンでした。目測で体長約40cmほどで、まだ結構新鮮なものでしたが、両眼がなくなっていました。体は、皮が硬いうえにたくさんの針があるため、どうやら先ほどのカラスが柔らかい眼の部分を食べたようです。これぐらい大きなハリセンボンですと、子どもの頃、親に「アバスィ汁」にして食べさせてもらっていて、とても美味しかったのを覚えています。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ひかんまや小雨ぬ降とぅりょうたんじゃが、ひんまらや晴れぃりょうたっと。住用町ぬ内海ち流れくぅみゅんうしゅむぅじぬとぅうり道近さば、あっちゅたっとぅ、浜じたあちぬガラスィぬ、ぬーがぬば突っちゅたっと(写真1枚目)。ぬーかいち近ゆてぃにしゃっとぅ、どっころアバスィだりょうた。にいばどぅうやて~げ40cmべりあしゅてぃ、まだて~げ新鮮だりょうたんじゃが、たあちぬむぃぬ、ねんなとぅりょうたっと。どぅうや、こーぬ硬かあてぃ、いっぱいぬ針だかあんかな、たいがさっきぬガラスィぬ、柔らかんむぃいぬどろば、かだんあんぶぇじゃ。かしがれぃふうさんアバスィあれぃば、わらぶぇぬ頃、うやに「アバスィ汁」しぃ、かましむらてぃうてぃ、むるまっさりょうたんば、おぶぇとぅりょっと。