奄美自然観察記

高のフィールドより

しばらくお待ちください

2024-09-20 17:42:20 | その他

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

このブログの指定容量がいっぱいになり、画像などがアップできなくなりました。

引っ越しなどで、引き続き続けていきたいと思っておりますので、

しばらくの間、お待ちくださいますようお願いいたします。


種子が大きく膨らんでいた  アマミカジカエデ

2024-09-18 23:27:53 | 植物

台風13号に続き近づてきている14号のため、一日中雨模様です。幸い午前中は、雨がそれほど多くは降らず助かりました。調査のこともあって、久しぶりに奄美の固有種のアマミカジカエデを観てきました。3月下旬頃に花が咲き、4月下旬頃から実が付き始めていたのですが、今は種子(緑色の部分)が大きく膨らんでいました。一昨年もたくさんの実を付けたのですが、昨年はほとんど見られなかったので、安心しました。やがて2枚の羽でくるくる回りながら、少しづつ散っていくと思われます。新しい命があちこちに広がるといいのですが…。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日 

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

てーふ13号ち続し近ゆてぃっちゅんてーふ14号ぬたむぇ、一日中あむぃ模様だりょっと。いちゃたんくとぅに、ひかんまやあむぃや、うがしがれぃいっぱいや降らんてぃ助かりょうたが。調査ぬくとぅもあてぃ、まれぇまれぇわきゃ島じしかねんアマミカジカエデばにしきょうたっと。3月下旬頃花ぬ咲し、4月下旬頃ら実ぬちき始むぃとぅりょうたんじゃが、なまや種(緑色の部分)ぬふうさ膨れぃとぅりょうたっと。くぅずぃみっしゅだか、いっぱいぬ実ばちきtんじゃが、くずぃやて~げにゃあらんたんかな、安堵しょうたっと。やがてぃたあちぬ羽しくるくるもおりがちな、なありぢちうてぃてぃいきゅんむんち思われぃっと。みいかんにゅっちぬ。あまくぅまちひるがれぃば、いっちゃりょんじゃがや~。

 


毛むくじゃらな萼や葉の間に毛むくじゃらな花  タイワンルリミノキ

2024-09-17 15:42:13 | 植物

やっと台風13号の影響がなくなって晴れ出したと思ったら、明日から台風14号が接近してくるようです。久しぶりに生鮮食料などが並んだスーパーは、食料を買い求める人でごった返していました。さて今日は台風で大丈夫かが気になって、近くに来たついでにタイワンルリミノキを観てきました。幸い元気で、白い毛だらけの花が咲き始めていました。長さが約20cmほどもある大きな葉は、毛が生えざらざらしていて、そのう葉腋から、これまたもっと毛が生えている萼に挟まれるように、白い毛むくじゃらな花が咲いています。白い蕾などは、鳥の巣の中に卵があるようにも見えてしまいます(写真4枚目)。茎も葉も萼も花もたくさん毛が生えているのに、唯一毛の生えていない、つるつるの大きな青い実が出来るのが楽しみです。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

やっとかしてーふ13号ぬねんなてぃ晴れぃじゃしゃんち思うば、あしゃらてーふ14号ぬ近ゆてぃきゅんあんぶぇじゃ。まれぃまれぃ生鮮食料んきゃぬ並だんスーパーじや、かみむんばこゆんちゅしいっぱいだりょうたっと。がしゅんじゃが、きゅうやてーふし大丈夫かいち思てぃ、近さちしちゃんついでタイワンルリミノキばんしきょうたが。いちゃたんくとぅに元気しゅてぃ、しるかんひぎぃさくらぬ花ぬ咲きぃ始むぃとぅりょうたっと。長さやて~げ20cmべりもあんだいばんぬ葉や、ひぎぬむぇてぃざらざらしゅてぃ、うん葉ぬむとぅら、くぅれぃまた、ななりひぎさくらぬ萼ち挟まれぃんにし、しるかんひぎさくらぬ花ぬ咲しゅりょっと。しるかんすぅぼみっくゎんきゃや、トゥリぬすぃぬ中じ卵ぬあんにしもにゃあれぃっと(写真4枚目)。しんだか葉だか萼だか花だか、いっぱいぬひぎぃぬむぇとぅんなんてぃ、ただちいちひぎぃぬむぇとぅらん、つるつるぬだいばんぬおおさん実ぬでけんが楽しみっくゎだりょっと。

 


畑の片隅にぎっしり  ローゼル

2024-09-16 17:25:44 | 植物

台風が去り時折曇ったり雨が降ったりするものの、次第に晴れ間もみられるようになりました。古見方(こみほう)の農道を車でゆっくりと走っていると、防風用のセンネンボクに囲まれた畑の片隅に、見慣れない植物がぎっしりと並んでいました。勝手に入るわけにもいかないので、農道から望遠カメラで撮影してみると、赤いザクロのような実がたくさん付いている茎の先端付近に、薄黄色の花もいくつか観られました。調べてみると、西アフリカ原産のアオイ科ローゼルという植物で、種子は炒めて食用に、蕚は煮て飲用、葉はサラダなどで食べられ、茎は繊維にと、無駄なく利用されている植物のようです。最近見慣れない植物に出会うと、園芸種や栽培種、外来種であれ、何でも調べてみたくなります。またひとつ勉強になりました。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

少し長くなりましたので、省略いたします、すみょうらん。

 


傘の裏側は網目状  アミヒダタケ

2024-09-15 15:43:31 | 菌類

昨夜は台風13号が吹き荒れ、家が少し揺れたりして何回か目が覚めました。夜が明けると暴風域から強風域に変わり、風雨も少しづつ弱まってきました。林道脇にあった直径約12~3cmほどの朽ちた枝に、白い扇状のキノコが付いていました。下側から見ると網目状の筋が見え(写真3枚目)、1個だけはがして裏側を観ると、かなり堀の深い雨目状の筋が付いています(写真4枚目)。ホウライ科アミヒダタケと思われます。傘の直径は約0,5~1,5cmほどで、柄はほとんどなく、子実体は若干ゼラチン質で柔らかい。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ゆぶぃやてーふ13号ぬ吹きちきてぃ、やーぬなあり揺れぃたりし何くゎいか、むぃぬ覚むぃりょうたっと。ゆぬふぇたっとぅ暴風域ら強風域ち変わてぃ、あむぃかじやなありぢち弱まてぃきょうたが。林道ぶちじあたん直径ぬて~げ12~3cmべりぬくさたんきぃぬ枝じ、しるかん扇型ぬナバぬくっかとぅりょうたっと。しゃー側らにいば網目模様ぬ筋ぬにゃあてぃ(写真3枚目)、ちいちだけはがし裏側ばにしゃっとぅ、いころあちさん網目模様ぬ筋ぬつちゅりょうたっと(写真4枚目)。ホウライ科アミヒダタケち思われぃっか。傘ぬ直径やて~げ0,5~1,5cmべりあてぃ、柄やほとんどねんてぃ、傘やなありプルプルしゅてぃ、柔らりょっと。

 

 


広いダム湖で悠々と  オシドリ

2024-09-14 16:41:17 | 鳥類

台風13号が接近しており、お昼過ぎぐらいから次第に風雨が強くなってきました。昨日はスーパーへ買いもに行ったら、すでに生鮮食料やパン類などは全部なくなっていました。台風になれば船が欠航するので、みんな台風に備えて数日分の食料を買いためているようです。今朝は、奄美市名瀬市民の水道を賄う大川ダムに寄ってみました(写真1枚目)。この間からの雨で多くの水で満たされているダム湖に、1羽のカモがいました。もう渡ってきたのか思い望遠カメラで撮影して観てみると、オシドリ(♀)でした(写真1枚目)。以前からダム湖周辺でオシドリがいることや、大川上流で個体群がいることも確認しているので、おそらく繁殖もしているものと思われます。久しぶりの確認でした。

 

5年前の今日  10年前の今日  

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

てーふ13号ぬ近ゆてぃちゅてぃ、ひんま過ぎべりら、だんだんあむぃかじぬ、ちゅうさなてぃきょうたが。きぬやスーパーちこいむんしが行じゃっとぅ、きっさ生鮮食料んきゃパン類んきゃや全部ねんなとぅりょうたが。てーふちなれぃば、ふにぬくんにしなりゅんかな、ぜんぶてーふちし数日分ぬかみむんば買いたむぃとぅりょんにししゅりょっと。きゅうひかんまや、奄美市名瀬市民ぬ水道ば賄ゆん大川ダムち寄てぃにょうたが(写真1枚目)。こねだらぬあむぃし、いっぱいぬむじぃとぅ満たさっとぅんダム湖じ、ちいちぬカモぬうりょうたっと。なぁきっさ渡てぃちゃんかいち思てぃ望遠カメラし写しにしゃっとぅ、オシドリ(♀)だりょうた(写真1枚目)。前らダム湖ぼてぇじオシドリぬうんくとぅや、大川上流じまぶんしゅんくぅとぅも、にしゃんくとぅぬあんかな、きっとぅくゎあほでしもしゅんむんち思われぃっと。まれぃまれぃぬ、にい方だりょうたが。

 


花は終わりかけていた  オオオサラン

2024-09-13 17:46:33 | 植物

午前中はほぼ曇り空で、時折晴れ間も見えていたのですが、台風13号の影響でしょう、午後からは時々雨が降りました。去年9月17日に行ったとき満開状態だったラン科オオオサラン(写真1枚目)だったので、今年は少し早めにと思って昨日(9/12)出かけたのですが、すでに遅く、先端側の花は散ってしまっていました(写真2枚目)。仕方がないので、5~6個だけ残っていた花をアップで撮影(写真3枚目)しました。10年ほど前、徳之島で観たときは9月21日だったのに、まだ蕾状態でした。この状態ですと、8月下旬ごろにはすでに咲き始めたものと思われます。稀にしか観られない花の開花時期に合わせるのは、早めに何度も行かないと難しいようです。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ひかんまや、て~げ曇りあてぃとぅきどぅき晴れ間だかにゃあとぅりょうたんじゃが、てーふ13号ぬたむぇだろ、ひんまらやとぅきどぅきあむぃぬ降りょうたが。くずぃ9月17日行じゃんとぅきや満開だりょうたんたラン科オオオサラン(写真1枚目)だりょうたんじゃが、くぅとぅしやなありふぇっさち思てぃ、きぬ(9/12)いきょうたんじゃが、きっさ遅さあてぃ、先ぬほうぬ花やうてぃうとぅりょうたっと(写真2枚目)。仕方ねんかな、いひちむうちだけ残とぅたん花ば、だいばんし写しょうたっと(写真3枚目)。10年べりむぇー、徳之島じにしゃんとぅきや9月21日だりょうたんばまだすぅぼみだけだりょうたっと。かしゅんだっかあれぃば、8月終わりごろにや、きっさ咲き始むぃたんむんち思われぃっと。ばっくらししか、にゃあらん花ぬ咲しゅん時期ちおおしゅんや、ふぇっさら何くゎいも行かんば難しゃんあんぶぇだりょっと。

 


白い花がぎっしりと咲いていた  センニンソウ

2024-09-12 17:14:32 | 植物

今日は朝からよく晴れました。南部の海に近い林道脇で、まるで雪でもかぶっていいるかのように、たくさんのセンニンソウの白い花が咲いていました。春先に観られるヤンバルセンニンソウは多くの場所で見かけるのですが、このセンニンソウの花は、所々のわりと限られた場所に散見されるようです。木の上に絡みついているもの(写真1,2枚目)や、林道脇の地上に這っているもの(写真3枚目)も観られました。ヤンバルセンニンソウの葉が3出複葉なのに対して、このセンニンソウは羽状複葉で、少し肉厚で柔らかい感じがします。これだけたくさんの花が咲くと、見ごたえがあります。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

きゅうや、ひかんまらむる晴れぃりょうたが。ふぇ方ぬうん近さぬ林道ぶちじ、いわば雪でんかふとぅんにし、いっぱいぬセンニンソウぬしるかん花ぬ咲しゅりょうたっと。春先にゃあれぃんヤンバルセンニンソウやいっぱいぬどろじにゅんじゃが、くんセンニンソウぬ花や、あまくまぬて~げ決まとぅんどろじ、ちらほらにゃあれぃんにししゅりょっと。きぃぬうーじ巻きちきてぃうんむん(写真1,2枚目)きゃ、林道ぶちぬ地ぬうーじ這うとぅんむん(写真3枚目)だか、にゃあたっと。ヤンバルセンニンソウぬ葉や3出複葉だりょんじゃが、くんセンニンソウや羽状複葉あてぃ、なあり厚ちかし柔らかんにし思われぃっと。かしがれぃいっぱいぬ花ぬ咲きぃば、見ごたえぬありょっか。

 

 


大雨の中でも採餌  エリマキシギ

2024-09-11 17:30:58 | 鳥類

まだ東シナ海付近にある熱低の影響でしょう、早朝から不安定な天気です。北部のサトウキビ畑周辺を車でゆっくりと走っていると、耕されている農耕地で4羽のムナグロがいました。と思ってよく観ると、1羽は久しぶりのエリマキシギ(写真1枚目、真ん中の個体)でした。9月は毎年のように1羽を見かけることが多いのですが、大半は大瀬海岸か秋名の水田などで、このような農耕地では少々珍しい。観ているうちに、みるみる空が薄暗く曇り、大雨が降り出しました。観れば幼鳥のようですが、大雨の中でも歩き回りながら餌を探して、ときおり何かを捕っては食べていました(写真2,3枚目)。さすがに野生は強いですね。ちょっと感心しました。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

まだ東シナ海ぼてじあん熱低ぬたむぇだろ、ひかんまふぇっさら定まらん天気だりょっと。にし方ぬウギばてぇぼてぇば、車しよおりよおり走っちゅたっとぅ、くぇさとぅんはてぇじ、ゆうちぬムナグロぬうりょうたが。ち思てぃゆんまにしゃっとぅ、ちいちやまれぇまれぇにゅんエリマキシギ(写真1枚目、真ん中ぬむん)だりょうた。9月や毎とぅし9にし、ちいちにゅんくとぅぬふううさりょんじゃが、て~げ大瀬海岸か秋名ぬ田袋んきゃあてぃ、かしゅんはてぃ地なんてぃや、なありむじらっさりょっと。にしゅたっとぅ、だんだんてぃんぬ薄暗か曇てぃ、ううあむぃぬ降りじゃしゅりょうたっと。にいばわーさんむんにししゅんじゃが、ううあむぃぬ中あてぃも、あっきもおりがちな、かみむんばとぅむぃてぃ、とぅきどぅきぬーがぬば捕てぃや、かどぅりょうたっと(写真2,3枚目)。やっぱし自然ぬむんや、ちゅうさりょうりや~。なあり感心しょうたっと。

 

 


雨の森で出始めていた  ルリシャクジョウ

2024-09-10 15:35:51 | 植物

沖縄の南にある熱低の影響が続いていて、雨はあまり降りませんでしたが、風は強めに吹いています。昨日の雨の森でのことですが、昨年12個体の群落も観られた場所と、もう一か所別の場所で、ルリシャクジョウが出始めていました。この森では毎年のように観られるので、それほど珍しいものでもありませんが、薄暗い森ぬ中で鮮やかな紫色はよく目立ち、何度出会っても見入ってしまいます。まだ先端の花は開いていませんが、次に来るときには開いているといいなぁ~。

 

5年前の今日  10年前の今日 

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

沖縄ぬふぇ方じあん熱低ぬあんたむぇし、あむぃやあんまり降りょうらんたんば、かじやちゅうさめ吹ちゅりょうたっと。きぬぬあむぃぬ山じぬくとぅだりょんば、くぅずぃ12もぬまぐんぬにゃあたんどろとぅ、なぁちゅとろじ、ルリシャクジョウぬいじはむぃとぅりょうたが。くん山にや毎年にしにゃあれぃんかな、うがしがれぃむじらっさんむうやありょうらんば、薄暗かん山ぬ中じ、きょらさん紫色やむるむぃ立ち、何くゎいおおてぃんも、むぃばはりはりにいかただりょっと。まだ先じあん花やあしゅうりょうらんば、次きゅんとぅきや、あっしゅれぃば、いっちゃりょんじゃがやぁ~。

 


水抜きパイプの中で雨宿り?  リュウキュウアオヘビ

2024-09-09 23:00:23 | 爬虫類

沖縄の南にある熱低の影響で、雨が降りました。森の中を歩いた帰り道、時々よくアマミイシカワガエルがいる林道脇法面の水抜きパイプの中で、アマミイシカワガエルもいた(写真1枚目)のですが、近くのパイプの中にはリュウキュウアオヘビの姿も観られました(写真2,3枚目)。雨が降っていたので、雨宿りをしていたのかも知れません。カエルは雨は平気なのでしょうけれど、リュウキュウアオヘビにとっては嫌なのかもしれません。でも、たまたま近くにあった穴に潜り込んだだけで、いごこちがよかったのでしょう。何となくか愛らしく見えました。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

沖縄ぬふぇ方じあん熱低ぬたむぇ、あむぃぬ降りょうたが。山ぬ中ばあっちゃん帰り道、とぅきどぅきビッキャ(アマミイシカワガエル)ぬうん林道ぶちぬ法面ぬむぅじ抜きパイプぬ中じ、アマミイシカワガエルだかうたん(写真1枚目)じゃが、近さぬパイプぬ中じやオナギャだか、にゃあたっと(写真2,3枚目)。あむぃぬ降とぅたんかな、あむぃよけしゅたんかも分からんど。ビッキャやあむぃや平気だろち思ゆんじゃが、オナギャとぅすぃれぃば、ばあかもわからんど。がしゅんば、ばっくらし近さじあたんがまち、ほっちいじゃんだけあてぃ、気持ちいちゃたんだけかもど。ぬうとぅねん、もぞっさにゃあたが。

 

 


かなり濃い色の花  ハシカンボク

2024-09-08 15:57:48 | 植物

早朝から日が射し始めて、次第に暑くなってきました。山々に「カーンカーン」と、オオシマゼミの鐘の音のような鳴き声が響き渡り、やがてアカハラダカの渡りが観られるようになると、秋の到来を感じます。この時期に、林道脇で目立って咲いている花と言えば、やっぱり日本固有のノボタン科ハシカンボクでしょうか。直径約1.5cmほどの小さなピンク色の花がぎっしりと咲くため、とても美しく見えます(写真1枚目)。ピンク色の花には時々濃淡の違う花を見かけ、稀に真っ白い花を見ることもあります。今朝は、林道脇でかなり濃く、赤色に近い一群を観ました(写真2,3,4枚目)。個人的には、これまでに観たハシカンボクの花では最も濃い色の花で、とても新鮮で美しく見えました。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ひかんまふぇっさら、てぃだんぬ射し始むぃてぃ、だんだんあちかなてぃきょうたが。山々じ「カーンカーン」ち、アショシャ(オオシマゼミ)ぬ、鐘ぬうとぅにししゅん鳴きぃぐぅいぬ響き渡てぃ、やがてぇアカハラダカぬ渡りぬにゃあれぃんにしなれぃば、秋なたんじゃや~ち思い方だりょっと。くん時期、林道ぶちじむぃ立っち咲しゅん花ち言いば、やっぱし日本じだけあんノボタン科ハシカンボクだりょうろや。直径やて~げ1.5cmべりぬいなさん桃色ぬ花ぬ、ぎっしり咲きゅんたむぇ、むるきょらっさにゃあれぃっと(写真1枚目)。桃色ぬ花やとぅきどぅき色ぬくゆかあたり薄かあたりしゅんむんばにしゃり、ばっくらし真っしるしゅん花ばにゅんくとぅもありょっと。きゅうひかんまや、林道ぶちじ、いころくぅいかん、はーさにゃあれぃんまぐんば、にょうたが(写真2,3,4枚目)。わんとぅしや、なまがれぃにしゃんハシカンボクぬ花じや一番くぅいかん色ぬ花あてぃ、むるみいかしきょらさん花にしにゃあたっと。

 


アオバハゴロモを捕食  ジョロウグモ

2024-09-07 17:26:01 | その他の生物

早朝は気温24度で、お昼ごろは33度まで上がり、また暑くなりました。林道脇で、小さなジョロウグモ(亜成体)と思われる個体を数回見ました。体長がまだ1cmにもみたない小さなクモで、ジョロウグモのオスではなく子どものメスグモかと思われます。一カ所では、アオバハゴロモを捕食していました(写真1,2枚目)。小さなクモなりに小さな獲物を捕らえたのでしょう。ジョロウグモは、秋に卵を産み卵で越冬して、春に子グモが生まれるようです。ただ冬にもジョロウグモの成体を観ることが結構あるので、奄美の場合少し時期がずれるのかもしれません。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

ひかんまふぇっさや気温24度あてぃ、ひんまごろや33度がれぃ上がてぃ、またあちかなりょうたっと。林道ぶちじ、いなさんジョロウグモ(亜成体)ち思われぃんむんば何くゎいかにょうたっと。どぅうぬ長さや、まだ1cmにもならんいなさんクブィガスィあてぃ、ジョロウグモぬインガやあなんてぃ、わらぶぇぬウナグクブィガスィち思われぃっと。ちゅとろじや、ハトっくゎば、ちかでぃかどぅりょうたが(写真1,2枚目)。いなさんクブィガスィなり、いなさんかみむんば、ちかだんだろ。ジョロウグモや、秋卵ば産でぃ卵し冬うてぃ、春くゎっくゎクブィガスィぬ、まれぇんあんぶぇだりょっと。ただ冬もジョロウグモぬフッチュクブィガスィばにゅんくとぅとぅぬ、て~げありょんかな、わきゃ島ぬ場合や、なあり時期ぬ違てぃきゅんかも分からんど。

 


ハゼノキの実を食べていた  オーストンオオアカゲラなど

2024-09-06 17:06:44 | 鳥類

今朝は少し暑さが戻りました。沖縄からのお客さんのガイドで、久しぶりに奄美自然観察の森に出かけました。途中の林道脇のガードレールに、アカショウビンが止まっていました(写真1枚目)。そろそろ南へ帰る時期ですが、いまのところ、まだ残っている個体も多いようです。自然観察の森に着いて散策を始めると、すぐに近くで採餌しているオオトラツグミ(写真2枚目)がいました。これまでも何度か観ているので、今年周辺生まれた幼鳥かと思われます。また、運よくオスとメスの両方のオーストンオオアカゲラも観られ、ハゼノキの実を食べたりしていました(写真3枚目)。他にも、アカヒゲやサンコウチョウ、キビタキなども現れてくれました。野鳥以外では、池にはオットンガエル(写真4枚目)、ボチョウジの葉にオオシマケマイマイ(写真5枚目)、森の中飛び回っていたカトリヤンマ(写真6枚目)、雪だるまのように並んだシロオニタケ(写真7枚目)などの姿も観られました。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

少し長くなりましたので省略いたします。すみょうらん。

 

 


赤い頭と体には黄色の模様  カバイロオオアカキリバ(幼虫)

2024-09-05 17:35:08 | 昆虫

今日も比較的涼しい朝でした。林道脇で葉がボロボロになったサキシマフヨウを見ました。これだけボロボロだときっと食べたイモムシがいるだろうと、近づいて観ると、黒い体に黄色の模様があり頭は赤く、結構派手できれいなイモムシが3匹ほどいました(写真1枚目)。一番上にいた1匹は警戒したのか、体半分を振り子のように左右に大きく振り続けました。これはよく見かけるイモムシで、カバイロオオアカキリバのようです。他にオキナワオオアカキリバもいるのですが、成虫の違いほど幼虫にも違いがあるのかどうか、いまところよく分かりません。

 

5年前の今日  10年前の今日  15年前の今日

 

【島口バージョン】(キシゆむた)

きゅうだか、て~げすぃだ~さんひかんまさりょうたっと。林道ぶちじ葉ぬボロボロなたんサキシマフヨウばにょうたが。かしがれぃボロボロあれぃば、きっとぅかだんムシぬうーろち思てぃ、近ゆてぃにしゃっとぅ、くるかどううち、きーかんもようぬあてぃ、かまちやはーさしゅてぃ、て~げ派手なきょらっさんムシぬみいちうりょうたが(写真1枚目)。一番うーじうたんちいちや、うどぅるっちがぬ、どぅ半分ば振り子にし右左ちふうさ振り続けりょうたっと。これはたいがいにゅんムシあてぃ、カバイロオオアカキリバにししゅうりょっか。他にオキナワオオアカキリバだかうんかな、ふっちゅ虫ぬ違ゆんほど、くぅゎくゎムシにだか違いぬあんかどうかや、なまぬどろあんまし分かりょうらんど。