箱庭ドーナッツ 4.0

はこにわです
思いつきで書いています

同志少女よ、敵を撃て

2021年11月29日 | ショートショート

最近読みましたよ。

逢坂冬馬先生の、同志少女よ、敵を撃て。

先週出たばっかりの話題作です。

アガサ・クリスティー賞というので審査員全員満点でのデビュー作です。

ツイッターではとんでもないぞ、という噂でザワザワしてました。

内容は、第二次世界大戦でのソ連の女性狙撃手の話です。

ミステリーじゃなくて戦争の話なんですよね。

しかもソ連とドイツの。

それで読んでみたらすごい面白いんですよね。ちょっとヘビーな内容で重いやつじゃないのかと不安だったのですが。

そのへんが面白いバランスでした。

たしかに実際の戦争が舞台になっていて、ドイツ軍の動きとかいろいろかいてあります。

でもそんなに重すぎないし、なんというかエンタメ度たかい。

ジャンルでいったら戦争といってもアクション重視のやつ。バンド・オブ・ブラザーズ。

すごく調べてかいてあるんだろうけど、よみやすいです。

登場人物も実写というより漫画の絵がうかんできます。

でもかるい話ではない。やっぱり残酷で女性がひどいめにあいます。

ラストの衝撃もすごい。

消費税たして二千円こえちゃうけど読みごたえはあるし、記憶にのこる本ですね。

なんで消費税あるんですかね。障がい者からお金とっといて福祉につかうとかいうんですね。