昨日の記事に続き、最近急激に支持を伸ばしている国民民主党について書こうと思う。
繰り返しになるが、僕は国民民主党のアンチではなく支持者だ。
しかし、ここ数日の過剰に持ち上げる風潮に何か不安なものを感じている。
YouTubeには賞賛ばかりのまとめ動画が溢れ、玉木氏を史上最高の政治家のように崇める。
僕も彼はまともな政治家だと思うが、直近の支持者の言動はなにかおかしい。
こうした世論になっている要因として何が考えられるか。
それは、参政党に陶酔していた人たちが「お鞍替え」したからではないだろうか。
参政党といえば、排外主義の色がかなり強く、時には反科学的な主張で、主にネット上で一部の人達の熱烈な支持を得てきた政党である。
「左のれいわ、右の参政党」というネットスラングがある通り、参政党はポピュリズム政党としてれいわ新選組と対比的に扱われる。
しかし今回の衆院選でれいわが9議席も獲得したのに対して、参政党は3議席に留まった。
十分といえば十分なのだが、やはり対照となるものに対してこれでは力が弱い。
そこで支持者たちは、既存野党ではポピュリズムの色が比較的強く、中道とはいえやや右寄りな国民民主党に目をつけたのではないだろうか。
参政党の支持者といえば、かなり口調が強く、他の野党に対する暴言も厭わない。
僕はこの一連の国民民主党絡みの世論の動きは、彼らが要因であると推測する。
衆院選を機に参政党に見切りをつけ、この騒動のきっかけを作り出したのだ。
彼らはネットの活用についてはかなり深い知識を持っており、大衆を扇動することに長けている。
さて、この先どうなるかについての僕の推測も書こう。
実は正直、国民民主党が政党自体の動きとして大きく評価を落とすことはないと思っている。
スキャンダルは正直わからないが。
玉木氏は全体的に若干右寄りに見えるが、選択的夫婦別姓制度に賛成しているなど、実はリベラル的な点も多い。
また、反ワクチンなどの主張をしているわけでもない。
彼は多くの支持者を得るため、こういった点はあまり強く表明しなかった(少なくとも今回の選挙では)。
国民民主党の傾向として、経済政策などの国民生活に直接関わってくる事項を優先し、夫婦別姓やLGBTなどの比較的それらに比べて利害が少なく、大勢に関わらない事項は後回しにすることがある。
しかし政党として力を持ってきた以上、いずれはこれらについても取り組むべきである。
そうなったとき、例の元参政党支持者たちは大暴れする。
逆の方向に世論を誘導しようとして、SNSはかなり荒れるのではないだろうか。
可能性として、結構ありえるんじゃないかと思っている。
あくまで今回書いたことは僕の憶測であり、また事実であったとしても複数ある要因の一つでしかないだろう。
しかし、自分の思考及びその過程を表明することは決して無駄ではないと考えているから、こうしてブログにアップロードした。
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