今まで、会社の代表者は金融機関からの借入がある場合「根保証」という「保証」をしているケースが大半だったと思います。
根保証とは、金融機関と保証人との間で交わす契約であって、融資を行うたびに保証人になるのではなく、その金融機関に対する会社の債務すべてに保証を行うものです。
よくあるケース。
代表者個人では保証人が足りないので、親戚や友人などに保証人になってもらうようお願いした場合。
その時起こす借入金に対して保証するとばかり思っていたが、破綻して初めて知った。
その金融機関と会社の借入金すべての保証をしていたと・・・
その、根保証という制度が無くなりました!
拍手 パチパチ!
05年4月から、一つ一つの融資に対して「保証」するということを必ず確認するということになりました。今までしている「根保証」は1~2年で解消されるみたいです。(詳しくは知りません)
これは、あたり前と云えばあたり前のことで、今までが異常だったのです。
中小企業の借入金に代表者が保証するということは、会社がいかなる理由があろうとも、破綻した場合は個人が返済する義務が生じることです。
これは真剣勝負ですね。
そういう意味でも、中小企業の代表者は万一に備えて蓄えを作っておかなければなりませんね。
難しいことですけど。
その場合、貯蓄を借入金のある金融機関に預けている場合、万一の時は金融機関の方で一方的に相殺しますので念のため。
他の金融機関か、別の手段をお勧めします。
詳しく調べたわけではありませんが、会社の借入金を代表者が個人保証するなんて、諸外国ではあまりないそうです。
起業家が現れにくい背景はそういうところにもあると思います。
なぜかというと、一度倒産すると個人資産も持っていかれるので、再起が難しいという現実があるからです。
小生は、自分が代表している会社の借入金に対して、「無担保・保証人は代表者一人」という条件のもので行っています。
保証人制度を緩和する。将来的には無くす。
そうしないと、民間の活性化はイマイチでしょうな。
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市川 稔
komiさん
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凡
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