市川稔の米(マイ)情報

受注型事業と見込型事業の組み合わせ

アメリカのアップル社がiPhoneの減産をしているという。

生産を受託しているのは世界最大のEMS企業である鴻海精密工業(ホンハイ)という会社。

なにせ、ひとつの工場で20万人とか40万人とか働き24時間体制で生産したりする。

シャープとの提携話しで日本でも知る人が多くなった(提携話しはその後沈黙状態が続いている)

iPhone5の売れ行きが予想通りに行っていないようです。

アップルは自社ブランドで価格決定権も持つ。

売れれば莫大な利益を得る。

売れなければ莫大な損を出す。

一方、生産を受託する会社は作れば買い取ってもらえる。

在庫リスクはない。

しかし、注文なければ作ることは出来ない。

圧倒的な競争力で生産受託事業を伸ばしてきた。


日本メーカーは部品という分野が強い。

これも注文ある分しか作れない。

数量と価格(単価)は相手が決定権持っている場合がほとんど。

これも受注型事業だ。

どこにもない特殊な技術を持った商品なら作る側が価格も決めることあるだろうがそれは少ない。


例題としては大企業過ぎるが分かりやすいので。


アップルは見込型事業。

ホンハイは受注型事業。

部品メーカーも受注型事業。



価格決定権をある程度持てる受注型事業は安定感あります。

現実はなかなか難しい。

下請けと表現される場合はたいていが受注型事業です。


見込型事業はリスクを取って自社の商品・サービスを世の中に出す。

当たれば儲かるが当たらなければ(顧客に支持されなければ)大損する。


中小企業は特に、

この特性をよく考えて自社の商品・サービスを組み立てる必要があります。


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