市川稔の米(マイ)情報

コメ業界のことですが

今月、業界の人何人からか電話もらいました

コメ生産者というより流通業者のオーナーです

令和5年産のコメに切り替わり

仕入価格上昇

1等米比率低く品質悪い  背白、腹白、粒小さい

歩留まり悪い

食味もイマイチ

一般的なお米、高温障害、特に新潟など北陸はフェーン現象でひどい高温にさらされた

水が不足した地域もある

ある地域では田んぼに水入れたがお湯状態になりかえって悪かった



お米販売でそこそこ数量扱っているところは飲食店など業務用向け販売が多い

量販店卸もある

そういう販売はギリギリの価格でやっている

売価は見積もりを出して承認してもらわないと価格変えられない



相場的に5年産切り替えで㎏30円程度値上げというのが一般的のようだ


ところが、歩留まりが通常年のコメより3ポイント前後悪い玄米もかなりあり

玄米100として通常精米での白米仕上がりは90前後

5年産は87、88、86などそれが上がらないのだ

会社の最終利益というのは数パーセントが普通なので赤字になってしまう


そこで、


みなさん、どうしているのだろう?

どう対処したら良いのだろう


そういう相談です

見積もり販売の場合、年明けに再度値上げのお願い
㎏30円欲しいが20円は

都合、㎏50円値上げとなる

どうなるか・・・



小生いつも云っているのは、


業種ではなく業態


どういう商品を、どういう顧客にどういう販売方法かということ

狙うプライスゾーンはどのあたりか


そういうものがなく、


相場によって仕入販売していたらどうなるか?


自社商品を持たない持てない悲しさよ

産地・銘柄・産年

これでやっていたらとうてい経営出来ない



もっと言えば、


お米の消費減っているが、生産も減ってゆく


特定の生産者、生産地との関係をしっかり結び

お互い、後継者はいるのか?

しっかりした経営理念を持っているか?


目先に振り回されていないか?



新しい年は考え方も改めやすい



業界の話しで失礼しました




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