二見の話題をもうひとつ
伊勢市二見町の旅館街に賓日館(ひんじつかん)という建物があります。
これは明治の時代から昭和にかけて
伊勢神宮に参拝する賓客の休憩・宿泊施設として利用されていたものです。
平成11年に休業後、平成15年に二見町に寄贈され、
現在は展示館として一般公開しています。
賓日館は皇族の方々にも利用され、建物は三重県の文化財にも指定いされている
格式の高い伝統建築です。
入場料は大人300円 小人150円(小・中・高)とリーズナブル
火曜日が休館日(祝日の場合は翌日)です。
鳥羽から二見までは42号線を車で15分ほど。
夫婦岩から程近い賓日館には、専用駐車場もあります。
さて、まずは賓日館のバリアフリー情報。
二見界隈はバリアフリーなのですが、
こちらは古い日本建築なので、入り口からかなりの段差です。
建物は2階建てですが、階段しかないので足の不自由な方にはハードルが高いです。
しかし、館内には車椅子対応のトイレがあるので、
是非にという方はがんばってトライしてみてください。
一見の価値は充分にあります。
見学順路は2階から。
階段の柱には、二見蛙の彫刻が。
圧巻なのは、120畳の大広間。
昭和初期に増築されものだそうです。
天井や床の間の施しも素晴らしく、天井にはシャンデリアが。
時代を感じますね。
この日はお琴や三味線の演奏があり、華やかな雰囲気でした。
賓日館の良いところは、ほとんすべてのお部屋に入れるということ。
特に順路もないので、縁側の椅子に座って庭を眺めるもよし、
貴賓室にたたずんで、華やかな頃に思いをはせるのもいいですね。
1階には資料館もあり、昔の絵葉書などが展示されています。
また、二見出身の日本画家 中村左洲の作品も展示されています。
大名行列の屏風がすばらしいのですが、蔵の2階にあり、はしご段差を上れない方は
ご覧いただけません。
残念。
じちらは、賓日館の中枢部。
ホテルで言うところのフトントの役目もあります。
宿帳にはあの横山大観の名がありました。
また、1階の客室では、市松人形が展示してありました。
これは、鈴鹿在住の南部美智代さんが、大正から近年までの人形を譲り受け、
南部さんが古布を使って作った着物に着せ替えて、
新たな命を吹き込んだ人形たちです。
市松人形って、髪が伸びるの?
なんて、ホラーなイメージをお持ちの方。
愛情を掛けた人形たちを見たら、考えが変わります。
南部先生。
1体1体、人形と会話しならが製作されているそうです。
どんな柄が似合うのかな?
帯の結び方はどうしようかな?
想いがこめられた人形たちは、
本当に楽しそう。
何を話しているのかな?
後ろに回ると、帯の結び方も色々。
地味な着物の人形は、極彩色の着物の前にディスプレイ。
センスの良さを感じます。
市松人形と共に、添えられた南部先生の言葉が
また味わい深いので、ご紹介いたします
かわいいねって だれでもいうてくれます
声が出たら きっと
「ありがとう」って言えることでしょう
私は○○ちゃんの子でね
三人姉妹のお姉ちゃんの子だったんですんさ
少しおてんばさんやったけど
私をかわいがってくれたのよ
お嫁入りの時も
いちばんに私を箱に収めて
連れていってくれましてね
等々
話はつきない事でしょう
聞いて欲しい事は
山ほどありますものね
どの子もこの子も
昔かわいがってもろた
大事な子ですさかいな
帯も縫うてやりなおしましたんさ
いっぺんにええ子にかわりますんさ
うちは市松人形持ってへんから
よその子も着せかえさせてもらうんですが
どの子でもええんです
美しなった市松さんが
「おおきに」っていうてくれた気がします
「どういたしまして」って
声かけて
にこっと笑いあう そんな
ひとときが うれしいのです
伊勢市二見町の旅館街に賓日館(ひんじつかん)という建物があります。
これは明治の時代から昭和にかけて
伊勢神宮に参拝する賓客の休憩・宿泊施設として利用されていたものです。
平成11年に休業後、平成15年に二見町に寄贈され、
現在は展示館として一般公開しています。
賓日館は皇族の方々にも利用され、建物は三重県の文化財にも指定いされている
格式の高い伝統建築です。
入場料は大人300円 小人150円(小・中・高)とリーズナブル
火曜日が休館日(祝日の場合は翌日)です。
鳥羽から二見までは42号線を車で15分ほど。
夫婦岩から程近い賓日館には、専用駐車場もあります。
さて、まずは賓日館のバリアフリー情報。
二見界隈はバリアフリーなのですが、
こちらは古い日本建築なので、入り口からかなりの段差です。
建物は2階建てですが、階段しかないので足の不自由な方にはハードルが高いです。
しかし、館内には車椅子対応のトイレがあるので、
是非にという方はがんばってトライしてみてください。
一見の価値は充分にあります。
見学順路は2階から。
階段の柱には、二見蛙の彫刻が。
圧巻なのは、120畳の大広間。
昭和初期に増築されものだそうです。
天井や床の間の施しも素晴らしく、天井にはシャンデリアが。
時代を感じますね。
この日はお琴や三味線の演奏があり、華やかな雰囲気でした。
賓日館の良いところは、ほとんすべてのお部屋に入れるということ。
特に順路もないので、縁側の椅子に座って庭を眺めるもよし、
貴賓室にたたずんで、華やかな頃に思いをはせるのもいいですね。
1階には資料館もあり、昔の絵葉書などが展示されています。
また、二見出身の日本画家 中村左洲の作品も展示されています。
大名行列の屏風がすばらしいのですが、蔵の2階にあり、はしご段差を上れない方は
ご覧いただけません。
残念。
じちらは、賓日館の中枢部。
ホテルで言うところのフトントの役目もあります。
宿帳にはあの横山大観の名がありました。
また、1階の客室では、市松人形が展示してありました。
これは、鈴鹿在住の南部美智代さんが、大正から近年までの人形を譲り受け、
南部さんが古布を使って作った着物に着せ替えて、
新たな命を吹き込んだ人形たちです。
市松人形って、髪が伸びるの?
なんて、ホラーなイメージをお持ちの方。
愛情を掛けた人形たちを見たら、考えが変わります。
南部先生。
1体1体、人形と会話しならが製作されているそうです。
どんな柄が似合うのかな?
帯の結び方はどうしようかな?
想いがこめられた人形たちは、
本当に楽しそう。
何を話しているのかな?
後ろに回ると、帯の結び方も色々。
地味な着物の人形は、極彩色の着物の前にディスプレイ。
センスの良さを感じます。
市松人形と共に、添えられた南部先生の言葉が
また味わい深いので、ご紹介いたします
かわいいねって だれでもいうてくれます
声が出たら きっと
「ありがとう」って言えることでしょう
私は○○ちゃんの子でね
三人姉妹のお姉ちゃんの子だったんですんさ
少しおてんばさんやったけど
私をかわいがってくれたのよ
お嫁入りの時も
いちばんに私を箱に収めて
連れていってくれましてね
等々
話はつきない事でしょう
聞いて欲しい事は
山ほどありますものね
どの子もこの子も
昔かわいがってもろた
大事な子ですさかいな
帯も縫うてやりなおしましたんさ
いっぺんにええ子にかわりますんさ
うちは市松人形持ってへんから
よその子も着せかえさせてもらうんですが
どの子でもええんです
美しなった市松さんが
「おおきに」っていうてくれた気がします
「どういたしまして」って
声かけて
にこっと笑いあう そんな
ひとときが うれしいのです
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