ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

大学ゼミのみなさんが視察にみえました

2008-09-30 13:06:57 | バリアフリー情報
9月の末の話ですが、
夏休みを利用して
愛知新城大谷大学の岡本ゼミのみなさんが視察みえました。

社会福祉学部で福祉心理学を学んでいる3年生の学生さん8名と引率の先生2名です。
健康・遊び・外出支援をテーマとして学ばれていて、卒業論文のゼミ合宿地として伊勢志摩を選んでいただきました。

9月23日(火)午前9時半。
まずは伊勢志摩バリアフリーツアーセンターを見学していただいた後、
鳥羽一番街の会議室にて事務局長のレクチャー。
私たちの取り組みについてお話しました。

また、福祉心理学もしているということでしたので、当事者だけでなく、当事者と一緒に旅行に来る同行者の心理を考えることも大切だよという、ユニバーサルデザイン的なお話もしました。

皆さん、メモを取りながら、熱心に話を聴いてくださいましたよ。

質問コーナーでは、先生が来年の就職活動に活かせるように、『大人の』対応を意識させながらの質疑応答。
学生さん達も緊張気味です。

私たちおばちゃんの前で緊張することないのにね(笑)

でも、それだけこの場を真剣に捉えてくれていると思うと、
こちらも気を引き締めて取り組まなければ。

1時間半のレクチャーが終わり、
この日のセンター視察はここまで。
しかし学生さん達は鳥羽市内の宿に会場を移して、午後もみっちり勉強会だそうです。


一夜明けて、9月23日(水)午前10時。
この日の午前中は、ばりふり研修の続きです。

まずは鳥羽市内のバリアフリーに取り組む宿の視察。
このお宿には、私たちと協働で創ったユニバーサルデザインルームをがあります。
その客室を1時間かけて説明しながら見学しました。

学生さんたちが口々に、「泊まってみたい~」って絶賛していました。

またこの日は昨日の緊張も解けて、質問もいっぱい出ましたよ。


そして最後の研修場所、伊勢神宮。

宇治橋手前はで、神宮の貸し出しの電動車椅子を見てもらいました。
また、伊勢志摩の観光のメインにもなる神宮参拝、どんな思いで見られるのかな?って観察しながら案内しました。

参道800メートルの間、何人もの車椅子利用者とすれ違うたびに、学生さんたちは、気にしているようでしたね。


伊勢志摩はお蔭様でバリアフリーの観光地として浸透しつつあり、高齢者や障がい者の旅行者も大変増えてまいりました。
非日常の体験が出来る旅行は、リハビリになると聞きます。
しかし、旅行の主役は参加者全員!
たとえ、おじいちゃんの還暦旅行でも、家族みんなが楽しまなくっちゃね!

伊勢志摩のお宿では、バリアフリールームも着々と増えています。
また、鳥羽~伊勢のアクセス CANばす(三重交通)も2年前から車椅子でも乗れる床低バスが運行されています。
伊勢神宮でも、玉砂利でも走行しやすいタイヤの太い車椅子が無料で貸し出されています。

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターも
皆が安心安全に(たまにはアドベンチャーも?)思い出に残るような旅行をしていただけるようにこれからもお手伝いいたします。


さてさて、大谷大学のゼミのみなさん。
無事に参拝を終えて、今回の学習タイムも終了!
これからはお楽しみの自由時間。
皆さんそろって大きな声でお礼の挨拶を述べた後
おはらい町・おかげ横丁にお買い物&食べ歩きに出かけてゆきました。

我々スタッフも元気に去っていく学生を見送って、帰路につきました。
お疲れ様~。
卒業論文、期待していま~す。



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