こんにちは
NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。
ぴゅーぴゅーと北風が吹き、寒さも増してきた鳥羽でございます。
今年度から災害時の観光地バリアフリーについても取り組んでいくツアーセンター。
その第一弾として
昨日11月9日は鳥羽旅館事業協同組合の防災訓練に参加させていただきました。
場所は鳥羽グランドホテル。
鳥羽市小浜町に位置し、フロントからの眺め(鳥羽湾に浮かぶ三つ島)がすばらしいホテルです。
毎年一度行なわれる防災訓練に、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターが始めて参加させていただきました。
前半部は、他の旅館の方々といっしょに避難訓練に参加。
鳥羽市障害者互助会のOさんも、車椅子旅行者役で参加していただきました。
まずは客室でくつろぎ? 今から起こる火災に備え?? 待機です。
そして、同階の客室から出火
職員による避難の指示があり、非常階段へ
しかし、この階段からは車椅子ではとても避難できず、
他の階段から降りる事になりました。
屋外に避難したあとは、出火場所から最新式レスキュー車を使っての救助を見学。
みんなきびきびと、真剣に取り組んでいました。
そして会場を宴会場に移し、ここから伊勢志摩バリアフリーツアーセンターによる防災レクチャーです。
とにかく初めての試み。
我々も鳥羽旅館事業協同組合や鳥羽市消防本部の方々からご指導を受け、
当日話す内容を吟味。
まず初回ということで、
①聴覚障害者 ②視覚障害者 ③車椅子や身体の不自由な方
の避難誘導(初級編)について、30分ほどレクチャーをさせていただきました。
聴覚障害者の避難については、簡単な手話や、イラスト入りのボードを使っての誘導を説明。
スタッフ3名で踊っているのではありません。
手話のレクチャーです。
視覚障害者については、手引きの基本を実演。
身体の不自由な人には、2人で抱えて運ぶ方法を伝授。
これは皆さんにも実演していただきました。
女性二人でも、意外と軽く楽に運べるとの感想。
うむうむ。なかなか有効なようですね。
そして午後からはもう一つのお仕事。
バリアフリー防災セミナーを鳥羽商工会議所 カモメホールで1:30~15:00まで開催しました。
前半は 講師:みえ防災市民会議 議長 山本康史氏による防災レクチャー
鳥羽市街地津波シュミレーション(CG)の上映を交え、様々な防災の心得についてのお話しでした。
後半はキャリダンという非常用階段避難車の実演
http://www.sunwa-jp.co.jp/accessibility/prd.php?eid=00002
これは階段を下りる専用ですが、取り扱いが比較的簡単なことと、
動力が手動なので、特にバッテリーの充電など、メンテナンスにも手間がかからないのが利点。
この装置を使えば、女性一人でも階段を搬送することができます。
写真は2人でやっていますが、慣れれば1人でもOK。
まずこの車に人を乗せ、バンドで体を固定してから
階段を本人の重さによって下ります。
ハンドルを握るとブレーキが解除され、キャタピラを使って階段を降りる仕組みです。
さぞ、乗っている人は前のめりになつて怖いかな?と思いきや、
階段部分では、丁度背筋がぴんと伸びた感じになり、恐怖感は少ないようでした。
車いすや高齢者を、「いざというときにはおんぶして避難すればいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、
特に下半身麻痺の人をおんぶしようとすると、
足に力が入らないのでぐねぐねしてとてもおんぶしにくいそうです。
ですので、午前中の避難訓練で行なった抱えて避難させる方法や
こうした装置を使うことは安全な方法だと思い、今回メーカーさんにお越しいただき実演をしていただきました。
今日はとにかく伊勢志摩バリアフリーツアーセンターは防災の1日。
今後もこうして、観光地としての災害時のバリアフリーに
徐々にではありますが取り組んで参ります。
NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。
ぴゅーぴゅーと北風が吹き、寒さも増してきた鳥羽でございます。
今年度から災害時の観光地バリアフリーについても取り組んでいくツアーセンター。
その第一弾として
昨日11月9日は鳥羽旅館事業協同組合の防災訓練に参加させていただきました。
場所は鳥羽グランドホテル。
鳥羽市小浜町に位置し、フロントからの眺め(鳥羽湾に浮かぶ三つ島)がすばらしいホテルです。
毎年一度行なわれる防災訓練に、伊勢志摩バリアフリーツアーセンターが始めて参加させていただきました。
前半部は、他の旅館の方々といっしょに避難訓練に参加。
鳥羽市障害者互助会のOさんも、車椅子旅行者役で参加していただきました。
まずは客室でくつろぎ? 今から起こる火災に備え?? 待機です。
そして、同階の客室から出火
職員による避難の指示があり、非常階段へ
しかし、この階段からは車椅子ではとても避難できず、
他の階段から降りる事になりました。
屋外に避難したあとは、出火場所から最新式レスキュー車を使っての救助を見学。
みんなきびきびと、真剣に取り組んでいました。
そして会場を宴会場に移し、ここから伊勢志摩バリアフリーツアーセンターによる防災レクチャーです。
とにかく初めての試み。
我々も鳥羽旅館事業協同組合や鳥羽市消防本部の方々からご指導を受け、
当日話す内容を吟味。
まず初回ということで、
①聴覚障害者 ②視覚障害者 ③車椅子や身体の不自由な方
の避難誘導(初級編)について、30分ほどレクチャーをさせていただきました。
聴覚障害者の避難については、簡単な手話や、イラスト入りのボードを使っての誘導を説明。
スタッフ3名で踊っているのではありません。
手話のレクチャーです。
視覚障害者については、手引きの基本を実演。
身体の不自由な人には、2人で抱えて運ぶ方法を伝授。
これは皆さんにも実演していただきました。
女性二人でも、意外と軽く楽に運べるとの感想。
うむうむ。なかなか有効なようですね。
そして午後からはもう一つのお仕事。
バリアフリー防災セミナーを鳥羽商工会議所 カモメホールで1:30~15:00まで開催しました。
前半は 講師:みえ防災市民会議 議長 山本康史氏による防災レクチャー
鳥羽市街地津波シュミレーション(CG)の上映を交え、様々な防災の心得についてのお話しでした。
後半はキャリダンという非常用階段避難車の実演
http://www.sunwa-jp.co.jp/accessibility/prd.php?eid=00002
これは階段を下りる専用ですが、取り扱いが比較的簡単なことと、
動力が手動なので、特にバッテリーの充電など、メンテナンスにも手間がかからないのが利点。
この装置を使えば、女性一人でも階段を搬送することができます。
写真は2人でやっていますが、慣れれば1人でもOK。
まずこの車に人を乗せ、バンドで体を固定してから
階段を本人の重さによって下ります。
ハンドルを握るとブレーキが解除され、キャタピラを使って階段を降りる仕組みです。
さぞ、乗っている人は前のめりになつて怖いかな?と思いきや、
階段部分では、丁度背筋がぴんと伸びた感じになり、恐怖感は少ないようでした。
車いすや高齢者を、「いざというときにはおんぶして避難すればいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、
特に下半身麻痺の人をおんぶしようとすると、
足に力が入らないのでぐねぐねしてとてもおんぶしにくいそうです。
ですので、午前中の避難訓練で行なった抱えて避難させる方法や
こうした装置を使うことは安全な方法だと思い、今回メーカーさんにお越しいただき実演をしていただきました。
今日はとにかく伊勢志摩バリアフリーツアーセンターは防災の1日。
今後もこうして、観光地としての災害時のバリアフリーに
徐々にではありますが取り組んで参ります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます