ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

バリアフリー観光全国フォーラム 仙台大会

2012-03-20 10:32:01 | バリアフリー情報
こんにちは
NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。

・・・先月の話題ですが、
2月26日(日)に、宮城県仙台市にて、
バリアフリー観光 全国フォーラム仙台大会

  主催:特定非営利活動法人 日本バリアフリー観光推進機構
  主管:特定非営利活動法人 ゆにふりみやぎ

が開催されました。


ゆにふりみやぎの伊藤理事長による、開会宣言


日本バリアフリー観光推進機構は、
昨年度、総務省の「地域ICT利活用広域連携事業」により、
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターが提唱する
「パーソナルバリアフリー基準」をサービスの全国標準として設置された
全国14箇所の相談センターにより組織された団体です。

ゆにふりみやぎさんも、その団体の1つ。

実は昨年の震災の当日、3月11日は、機構の会議が島根県松江市で行われていて、
参加していた機構のメンバーのうち、宮城県や福島県の団体スタッフが故郷に帰れなくなり、
しばらく東京に滞在しなくてはならない事態になりました。

中には障がいを持つスタッフもいたので、
都内のバリアフリールームのあるホテルを転々としたり、
機構の仲間である東京バリアフリーツアーセンターのスタッフの自宅に滞在していた方もみえ、
それ以来の再会は、本当に感慨深いものがありました。

その時に「来年は復興の証として、仙台で会おう!」と誓い合って分かれましたが、
本当に実現でき、嬉しさもひとしおでした。

仙台大会では、沢山の方が来場され、
機構のメンバーによる講演やパネルディスカッションも行われ、
大変有意義なものとなりました。

また、現在伊勢市で行われている「伊勢市バリアフリー観光向上事業」の取組発表として、
鈴木健一伊勢市長の講演も行ました。
タイトル:「協働によるバリアフリー観光はまちと経済を再生する」


伊勢志摩バリアフリーツアーセンターのブースにも沢山の方が訪れていただきました。


その他の会場の様子。





宮城からは、むすび丸 
福島からは、ももりん が来場!


地元の大学生ボランティアも大活躍!


手話同時通訳も。


盲導犬&ユーザーさんも参加。



午前中には
㈱チックトラベルセンター 松本氏による、
「バリアフリー観光の国内マーケット」報告


そして午後からのパネルディスカッションでは、
我がセンターの理事長 中村元がコーディネーターとなり、
ゆにふりみやぎ 伊藤理事長
ふくしまバリアフリーツアーセンター 渡邊理事長
観光庁 観光産業課 松場圭一氏が
「バリアフリー観光で東北の観光資源を活かす」をテーマに話し合われました。


北海道旭川からは
カムイ大雪バリアフリーツアーセンターの五十嵐センター長の事業報告。
雪国ならではのアクティビティを紹介。



フォーラム前日は、仙台でも珍しいぐらいの大雪で、
セントレアから飛行機で向った我々スタッフも、到着が大幅に遅れるなどのアクシデントもありました。

しかし、あれだけ被害の大きかった仙台空港も、完璧に整備されていてびっくり。

仙台市内も震災の名残を示すようなものはほとんど無く、夜の街も大変賑やかでしたが、
そこにいる我々の気持ちは確実に違います。
身の引き締まる思いでした。

復興は本当にこれからの東北。
その道のりは大変長いものになりますが、
みんなが心を1つにして、一歩一歩前進していきたい!と強く感じたフォーラムでした。



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