こんにちは
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。
2019年11月23(土)に、
第四回鳥羽市ボランティアスクールとして
「鳥羽市民と防災」~災害が起こったら何ができるのか?~
が、鳥羽市保健施設ひだまりで開催されました。

気分を盛り上げるために、まずは揃いのベストを着用。
前半は、出前トークとして、鳥羽市防災危機管理室の担当者から、
鳥羽市の防災の現状や、
情報の入手の仕方、避難のことなどについてのお話がありました。

最新のハザードマップを示しながら危険地域確認。

・・・でも、ハザードマップに示されていないところでも、
危険な箇所がいっぱいあります。
では、どこが危ないの?
答えは・・・「皆さんが日頃危ないと思っているところ」
だそうです。
そりゃそうだ。
今回の出前トークの良かったところは、
こういう、いわばぶっちゃけここだけトーク!
実際に起こったエピソードも満載で、
それが心に響きます。
避難情報については、現在
・警報レベル3 ⇒ 避難に時間がかかる人(高齢者・障害者・乳幼児)とその支援者は避難しましょう。
・警報レベル4 ⇒ 速やかに避難先に避難しましょう。
・警報レベル5 ⇒ 災害が発生。命を守るための最善の行動をとりましょう。
ということになっていますが、
「避難する」ということは、必ずしも避難所に行くことではありません。

安全が確保できるところに避難するという意味なので、
水害の際の緊急時には、2階に逃げるとか、
山側とは反対側の部屋に移動するのも避難の1つ。
また、更に安全を目指すなら、
雨が強くなる前から避難しておくというのが得策。
台風19号の時には、鳥羽市では、まだ晴れているうちに「警報レベル3(避難準備・高齢者等避難開始)」を発令したそうですが、
理由はそこにあるとのことでした。
そして、前述の通り、それは行政が指定している避難所でなくても良いという訳ですね。
しかし、大雨の真っただ中、市役所の緊急対応窓口
には、
「こんな土砂降りの中、いったいどこに逃げればいいんだ!
」
「今からでは避難ができないので、救急車を呼んでくれ!
」
などの電話がかかってくるそうで、
担当者は早急に情報を収集しなければならないにもかかわらず、
こういった電話が鳴り続けるため、
本来の業務に支障がでてしまうとのこと。
また、ある避難所では、生活に介護が必要な高齢者が1人で避難していたため、
トイレの失敗の問題が起きて、
その対処には、たまたま避難をしていた社協の職員があたったことや、
避難開始から解除までの時間が長かったので、
食料・飲料水を持たずに避難してきた方が、何も口にすることができなかったことなど、
とても具体的なエピソードを聞かせていただきました。
それらを踏まえ、後半は班に分かれたワークショップ。

災害時に市民ができることを話し合いました。
結果は班ごとに発表。



問題になるのは、はやり避難について。
・非難のタイミングは、いつ?
・避難経路が果たして安全なのか。
・避難用品を用意しているが、その重いリュックを背負って、避難所まで到達できるのか?
・乳幼児、高齢者、そしてペットとの避難
その他では、皆が心配することして多かったのは、やっぱりトイレのこと。
今回の参加者は、みなさん意識が高い方ばかりなので、
建設的な改善策も沢山出たのですが、
・避難所の中に、文句を言う人(ルールを守らない人・非難する人)がいたら、どうしよう!
・自分は寝具や食料を用意しているが、持っていない人に分け与えなければいけないの?
など、答えが見えないものもありました。
難しいモンダイだぁ。
ワークショップはとても充実したものでしたが、
それでも、実際の災害時にはこれが正解!というものはありません。
どんな状況になっているのか。それは想像を超える極限のものなのでしょう。
でも、その時に何か1つでも行動が起こせるように、心構えをしておくことは、本当に大切。
もし、それで少しでも冷静さを保てるなら、
そこで初めて、隣の人にも手を貸すこともできるはずですものね!
最後に、防災グッズの紹介として、
地元のホームセンターの方から発電機などの商品の紹介と、

子育てサークル0.1.2.3の山本道子さんから、

非常食の説明などがありました。
いつ起こるかわからない災害。
すぐにでも起こるかもしれない南海トラフ地震。
そのために、「こうした啓蒙を繰り返し続けることが大切!」
と終了後に話をしていた防災危機管理室のSさんの言葉が印象的でした。
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。
2019年11月23(土)に、
第四回鳥羽市ボランティアスクールとして
「鳥羽市民と防災」~災害が起こったら何ができるのか?~
が、鳥羽市保健施設ひだまりで開催されました。

気分を盛り上げるために、まずは揃いのベストを着用。
前半は、出前トークとして、鳥羽市防災危機管理室の担当者から、
鳥羽市の防災の現状や、
情報の入手の仕方、避難のことなどについてのお話がありました。

最新のハザードマップを示しながら危険地域確認。

・・・でも、ハザードマップに示されていないところでも、
危険な箇所がいっぱいあります。
では、どこが危ないの?
答えは・・・「皆さんが日頃危ないと思っているところ」
だそうです。
そりゃそうだ。
今回の出前トークの良かったところは、
こういう、いわばぶっちゃけここだけトーク!
実際に起こったエピソードも満載で、
それが心に響きます。
避難情報については、現在
・警報レベル3 ⇒ 避難に時間がかかる人(高齢者・障害者・乳幼児)とその支援者は避難しましょう。
・警報レベル4 ⇒ 速やかに避難先に避難しましょう。
・警報レベル5 ⇒ 災害が発生。命を守るための最善の行動をとりましょう。
ということになっていますが、
「避難する」ということは、必ずしも避難所に行くことではありません。

安全が確保できるところに避難するという意味なので、
水害の際の緊急時には、2階に逃げるとか、
山側とは反対側の部屋に移動するのも避難の1つ。
また、更に安全を目指すなら、
雨が強くなる前から避難しておくというのが得策。
台風19号の時には、鳥羽市では、まだ晴れているうちに「警報レベル3(避難準備・高齢者等避難開始)」を発令したそうですが、
理由はそこにあるとのことでした。
そして、前述の通り、それは行政が指定している避難所でなくても良いという訳ですね。
しかし、大雨の真っただ中、市役所の緊急対応窓口

「こんな土砂降りの中、いったいどこに逃げればいいんだ!

「今からでは避難ができないので、救急車を呼んでくれ!

などの電話がかかってくるそうで、
担当者は早急に情報を収集しなければならないにもかかわらず、
こういった電話が鳴り続けるため、
本来の業務に支障がでてしまうとのこと。
また、ある避難所では、生活に介護が必要な高齢者が1人で避難していたため、
トイレの失敗の問題が起きて、
その対処には、たまたま避難をしていた社協の職員があたったことや、
避難開始から解除までの時間が長かったので、
食料・飲料水を持たずに避難してきた方が、何も口にすることができなかったことなど、
とても具体的なエピソードを聞かせていただきました。
それらを踏まえ、後半は班に分かれたワークショップ。

災害時に市民ができることを話し合いました。
結果は班ごとに発表。



問題になるのは、はやり避難について。
・非難のタイミングは、いつ?
・避難経路が果たして安全なのか。
・避難用品を用意しているが、その重いリュックを背負って、避難所まで到達できるのか?
・乳幼児、高齢者、そしてペットとの避難
その他では、皆が心配することして多かったのは、やっぱりトイレのこと。
今回の参加者は、みなさん意識が高い方ばかりなので、
建設的な改善策も沢山出たのですが、
・避難所の中に、文句を言う人(ルールを守らない人・非難する人)がいたら、どうしよう!
・自分は寝具や食料を用意しているが、持っていない人に分け与えなければいけないの?
など、答えが見えないものもありました。
難しいモンダイだぁ。
ワークショップはとても充実したものでしたが、
それでも、実際の災害時にはこれが正解!というものはありません。
どんな状況になっているのか。それは想像を超える極限のものなのでしょう。
でも、その時に何か1つでも行動が起こせるように、心構えをしておくことは、本当に大切。
もし、それで少しでも冷静さを保てるなら、
そこで初めて、隣の人にも手を貸すこともできるはずですものね!
最後に、防災グッズの紹介として、
地元のホームセンターの方から発電機などの商品の紹介と、

子育てサークル0.1.2.3の山本道子さんから、

非常食の説明などがありました。
いつ起こるかわからない災害。
すぐにでも起こるかもしれない南海トラフ地震。
そのために、「こうした啓蒙を繰り返し続けることが大切!」
と終了後に話をしていた防災危機管理室のSさんの言葉が印象的でした。
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