ミケマル的 本の虫な日々

新しい感染症は日本社会が変わらないと、防げない


今日はちょっと真面目な事を書いて見ました。

すでに日本の各地で新型コロナウィルスの感染が確認されつつあります。

今日読んだこんな記事がありました。

新型コロナウィルス(COVID)について、ツイッター、ユーチューブなどできちんとした情報を発信してくれている感染症内科が専門の医師、岩田健太郎さんが書いた記事です。


 新型コロナウィルスに関して、不安を煽るような時期や報道が多い中、色々不明な中、対処した方がいい事といたずらに不安ばかり募らせてしまう事との判断をするには、きちんと知識を得ることが一番であると思います。

そんな中で、この先生は冷静に今回のウィルスについて語ってくれているので、時々見ています。

この文章の中で、「日本が変わるべきこと」としてリストアップされています。
これを読んで、私も日本社会が変わらないと、この感染症だけでなく、他の感染症の予防も難しいのではと思いました。
 
そのリストは以下の通りです

1.風邪をひいたり体調を崩したら家で休む。社会もそれを許容する。

2.しんどくなったらマスクを付けて速やかに病院を受診する。しんどくなければ必須ではない。しんどさの基準は個人差があるので個々の判断で。

3.自宅に家族がいれば、病気の人はマスクを付けて、神経質に何かに触るたびに手指消毒をする。何度でも。

4.仕事や学業を効率化する。人が集まらねばならない会議は最小化してメールでできること(特に連絡事項)はすべてメールやチャットなどでやる。自宅でできる仕事も自宅でやる。

5.医療リソースと公衆衛生リソース(役所含む)を大切にする。モノと人。マスクを無駄遣いしない。人も無駄遣いしない。すぐに病院に駆け込まない。「何かあったらすぐ病院に」と勧めない。夜中の記者会見など無駄なことはしない。というか、記者会見もチャットでやるといい、昼間に。

 本当にそうだと思います。
特に1と5が大切だと。

熱があるのに学校や仕事に行くのは、普通の風邪でもインフルエンザでも自分の体のためにも、他人への感染のリスクのためにもやめるべきなのに、それをさせない日本の現状がある限り、感染症は広まってしまうでしょう。

また、5の医療従事者、公衆衛生従事者は今の段階でも相当疲弊していると思います。
すでに、武漢からの帰国者受け入れ担当の方が亡くなった(病気ではなく)というニュースもありました。


 新型コロナウィルスが原因で亡くなる人よりも、医療従事者、公衆衛生従事者(検査機関の方々含む)、現場の行政関係者が過労その他で亡くなる方が出るのではと、むしろそのほうが心配だなと私は思っています。

 これからこのウィルス感染がどのように広がって行くのか、どのように収束して行くのかはまだ判らないけれど、これを機に日本の社会の考え方が少しでも変わらないと、何回も同じような事が起こると思います。


 とりあえず、私はこれから来る花粉症とPM2,5(山口県は結構飛んできます)の季節の方が脅威なのですが、どちらにしても体調を整えておきたいと思います。

 

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