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ミケマル的 本の虫な日々

一人旅とか家康とか(最近の読書)


 駅や空港で時間があると本屋さんに寄ってしまう活字中毒者。
東京行ったり来たりの間に東京駅で買った本

『50歳からのごきげんひとり旅』 山脇りこ



読んで旅する「よんたび文庫」というシリーズらしいです。
山脇さんは料理家の方のようですが、50歳になってから一人旅を始めたという本。
この方は料理家だから食べるのがすごくお好きなので、食べる事が旅のモチベーションの一つになっているようです。
私は一人で旅行するのが好きなので、面白く読みました。

 50歳になる前も、勉強会などで一人で大阪に泊まったりしていましたが、50くらいからハマった大ちゃん(高橋大輔選手)やフィギュアの試合、アイスショーに行くようになってからはほとんどの旅が一人旅に慣れました。
それに慣れると一人旅って気軽で自由でいいよね〜と思っています。
なんとなく若い時は色々危険なこともありそうだけど、50を超えると女性として危険ってことはほとんど無くなったのも良かったなと(笑)

 この本の山脇さんはとても慎重派で、色々と気を遣っている様子ですが、私は日本では基本それほど気を使わなくても一人だから危険ってことはないと思います。
流石に海外に行った時は常に色々と注意していますが。
でも、この方は食べるのがお好きなので、食事やカフェなどの情報が多くて、その点参考になると思いました。


『徳川家康という人』 本郷和人



大河の家康を見ていて、家康のイメージがだいぶ変わったように思うので、この本を読んでみました。
著者の本郷さんは東京大学史料編纂所教授で、中世史が専門の方。
この方の家康評がとても興味深かったです。

 最近は織田信長も凄いなと思うけれど共感できず、ましてや豊臣秀吉は才覚は素晴らしいけれど人間的にいかがなものかと、特に朝鮮出兵のところなどは全く共感できず。
辛うじて、徳川家康は理解できる範疇にいるように感じていました。
なんとなくそう思ってたのが、この本を読んで納得がいった感じがします。
家康という人が後世から見られていた見方や色々な学説や諸説の中から、本郷さんが考える家康の本質が描かれています。
研究者なのでしっかりとした資料を比較して語られているのがいいし、それでいて分かりやすく書かれているので飽きません。
本郷さんの歴史の本はもっと読んでみたいなと思いました。


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コメント一覧

iwa-mikemaru
紫苑さん
この本で、家康は信長や秀吉のように茶道に傾倒することもなく、実質主義だったというようなことがありました。
堅実で長期的視点があったからこそですね。
今回の大河は色々と批判もあるようですが、家康の新しい魅力を見せてくれたように思います。
この本読んでみた感想をまた伺いたいです。

旅行だけでなく、歳を取るのもいいなと最近思っています(笑)
紫苑
家康、いいですよね。私は大河は最初の頃は見なかったのですが、秀吉の成り上がり的な浪費、家康の堅実というところに惹かれ始めまおした(笑)、そのせいで300年もの安泰を築いたのですよね。この本も読んでみます。一人旅、仰る通りだと笑いました。もうこの年齢、日本だと危険はあまりなり。日本は本当に安全な国だと旅にいくと感じます。
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